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とある科学の超電磁砲

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とある科学の超電磁砲(レールガン) OVA

去年の10月にリリースされた30分の単発OVA。
※セルBD/DVD・レンタルDVDはりリース済
AT-Xの元旦のテレビシリーズ一挙放送に連動して放送されたものです。
ビジュアルブック付属DVDに収録されてた#13'も一緒に放送されました
※5分ぐらいで13話の中にあった1シーンみたいな感じの内容

テレビシリーズが好評だった(大ヒットした)ので制作された番外編です。
スタッフはテレビ版と全く同じでノリも当然ながらテレビ版と全く同じ。
時期的にはテレビ版(24話)の後ではなく13話の少し後の話みたいです。
(当麻がまだ記憶を無くしてない頃だし)

ストーリーは美琴が最近正体のわからない視線を感じるようになって、
それと同様の事例がネットで都市伝説として囁かれてたみたいな導入。
そして美琴以外の3人が視線の正体を調べて犯人を追い詰めていく展開。
美琴はというと一人で突っ走っちゃうので(後半エピソードの前だから)
3人は下手に情報を与えず側面から手助けするという感じになってます。
つまり美琴は知らなかったけど4人で協力して捕まえた形になるのです。
エピソードの構造としては脱ぎ女の話と眉毛女の話を足した感じかなと。
まさにテレビシリーズの延長線上という感じの内容だったなと。
もしかしてテレビシリーズの枠に収まらず没にした話だったりして!?

テレビ版の後に作ったモノなのでフォロー的な要素もいろいろ有ったり。
美琴はレベルアッパー事件の立役者として注目を浴びてたみたいな話とか。
テレビ版でも時々登場した変なジュースがいっぱい出てきたりとか。
苺おでん(どんな味?)に絡めて初春が苺が好きみたいな話も出てきたよ。
苺柄のパンツを穿いてたし#13'では苺の匂いのサンオイルを塗ってたし。
初春が学舎の園にあるパティスリーのケーキをやっと食べられたりとか。
(3話も食べてるシーンはないけど初春の分を持ち帰ってはいるはず)

オープニングとエンディングは曲も映像も新作されてます。
1話限りのテレビシリーズの番外編OVAの場合はそのままが多いのに。
テレビシリーズが大ヒットしたから感謝を込めて新作したって感じかも。
OPの4人の日常を切り取ってフィルムに収めたような映像が凄くいい!
テレビ版のOP映像はストーリーやキャラのポイントをまとめたもので
この作品の主題である4人の仲の良い光景を見せてはいなかったから。
後半のエンディング映像で簡単に描かれてはいましたが。
あと、なんか「けいおん!」みたいな方向性の映像だなとも思ったよ。
「けいおん!」にバトルを足したような作品だから相応しいわけですが。
※この作品は本伝の禁書目録よりもけいおん!に近い

OVAということでテレビシリーズよりも表現的に過激かというと、、、
銭湯に入るシーンがあるけどテレビ版も1話にシャワーシーンあるしな。
放送する時は多少湯気が濃いかもぐらいで普通に放送できそうな感じ。
内容的には#13'の方がサービスサービスって感じの内容だったかなと。
※エロくはないです
まぁ、背景やキャラ絵がやけにキレイなのはOVAって感じがしました。
テレビシリーズも全編にわたってとても高いレベルで安定してますが。

ついでに#13'の話も。
初春が美琴にサンオイルを塗ってあげるシーンを岩陰から見てた黒子が
媚薬入りのサンオイルを初春のサンオイルに(転送して)潜ませるのです。
そして起きるちょっとした騒動という展開。オチはOVAと同じだったり。
5分しかないし内容もしょーもないので買ってまで見る内容じゃないです。
DVDとかのオマケみたいな感じ。これもビジュアルブックのオマケだし。

もうひとつついでにテレビ版のDVDのコメンタリーについて。
最近全巻借りれる状態になったのでまとめて借りて聞いてみました。
※OVAは競争率が高くてまだ借りれない
お金があったら買い揃えたいんだけど先立つものが……
レンタル版にも映像特典とコメンタリーは(たぶん)全部ついてるみたい。
それを聞いて思ったのは作品の内容にろくに触れてねぇ!だったかなと。
メインの声優さんが時々作品に触れつつ身近な事を喋ってるだけなので。
まぁ、化物語みたいのが例外でむしろこっちの方が普通では有りますが。
さすがに最終回のコメンタリーだけはちゃんと内容に触れてたよ。
ラストのあたりでかな恵ちゃん(佐天さんの人)がAR中に泣いてたとか。
スキルアウトのエピソードでスタッフがみょーに盛り上がってたとか、
小西さん(黒妻の人)カッコイイー!とかそのへんが印象に残った話です。

ちなみにAT-Xの一挙放送は(見てられないので)BGMにして作業してました。
何度も見て内容をしっかり覚えてるから画面に集中しないでもすむし。
好きな作品の音(BGMとか)を流してると気分が乗って能率がいいので。
でも音だけでシーンがわかるから盛り上がるところをつい見ちゃうね(汗)。
(そーいう問題が有るからいつもはサントラを使うのです)
果たしてトータルで能率は良かったのでしょうか!?
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とある科学の超電磁砲(レールガン) 14~24話

これは毎週見てたのでホントは途中でもう1回ぐらい書く予定だったけど
録画したのが消えてしまう事故のせいでタイミングを失してしまいました。
と言うわけで全24話の後半をラストまで一気に見返した感想を。
(消えた分はShowTimeで購入して見ました)

最後まで見て思ったのは、見事なぐらいキレイに終わらせてるってこと。
最初から最後まで日常のシーンが多く描かれてて楽しい印象が強いけど、
物語のクライマックスには緊迫感あふれる派手なアクションを見せるし、
結果に至るプロセスの困難さに比例した大きな感動が待っているから。
いやホント、予想してた以上に見事で感動的な終わり方をします。必見!

これの原作(コミック版)を読んだことがある人なら知ってるでしょうが、
実は原作は既刊が4巻だけで2クールやるには全く内容が足りないのです。
前半で3巻までの内容を使い切っちゃったし(オリジナルの内容もある)、
4巻の内容はストーリーが中途半端なのでそのままでは使いようがない。
では後半はいったい何をやるのか?と思ったら完全なオリジナルでした。
正確に言うと前半の内容のフォローというか後始末的な内容でした。
前半と後半が繋がって一つの物語として見事にケリをつける構成なのです。
アニメしか見てないと最初(原作)からこの構成だと錯覚しそうなデキです。
驚いたことに原作には前半しか無いんだよね……
子供たちは眠ったまんま放置プレイで次の話に進んじゃうのです。
※原作の4巻は美琴のクローンが出てくる話

前半のとこにバラバラだと思った出来事が実は繋がってたと書いたけど、
後半もそんな原作のアプローチをそっくりそのまま踏襲していきます。
リアルタイムで見たときは途中まで全く繋がりがわからなかったけど、
再見してみると繋がる糸があちこちに散りばめられてるのがわかります。
黒幕が最初はいい人っぽい味方の顔をして登場する手法もそっくりすね。
原作の手法をよく研究して全く違和感ないオリジナル展開を作った感じ。
むしろ原作では足りなかった部分を補完してるので超原作って感じかも。
そういう意味でも、友情を重視する意味でも「けいおん」と似てます。
最初には漠然と思ってたそれを、最後まで見て余計に実感したよ。

15~16話のスキルアウト編のキャパシティーダウンを見た当時は、
裏で彼らを操る存在がいてそれと対決する展開だと思ってました。
まぁ、ある意味ではその勘は正しかったと言えないこともないかな。
しかし予想に反しキャパシティーダウンはその後ずっと登場しなかった
アレレ?ニセ黒妻へのあの意味深な電話はどうなった?とか思ったよ。
クライマックスの最重要な場面でキャパシティーダウンが再登場して、
このタイミングで使うためにあえて使わなかったのだと理解しました。

このキャパシティーダウンというギミックを要所で使うことで、
圧倒的な力を持つ美琴だけで事態を解決できなくしたのも上手かった。
前半のクライマックスは美琴が中心で他はサポートになってたけど、
後半のクライマックスは4人の力をあわせることで乗り越えられたから。
特にレベル0の佐天さんの存在を打開の鍵にしたのはお見事だったなと。
4人全てに役割りを与えてちゃんと対等に活躍させたのが良かったね。
美琴が主役だけど黒子も初春も佐天さんも準主役な扱いだったわけです。
ネタキャラと思った婚后光子がおいしい役を攫ったのには驚いたけど(笑)。

よくある作品のように後半の15話からOP・ED映像と曲が変わります。
大概のOPにはメインキャラや重要なキャラが登場することが多いです。
そしてその後半のOPには前半に続いて木山先生が登場してたのでした。
前半を見てれば木山先生がいることがどれだけ不自然かがわかるわけで。
つまり木山先生の存在こそが後半の物語の根幹に関わるヒントなのです。
当然それを意識して見てたのに途中までは全く繋がりが見えませんでした。
ヒントを散りばめてあるのに簡単に全容は見えないようになってるのです。
見せるところと見せないところのバランス感覚がとても優れてるというか。
春上さんのペンダントの中の人物を知ったときはホントに衝撃的だったよ。
「光と水のダフネ」もそうだったけど種を見せるタイミングが絶妙です。

後半のOP映像には本編キャラの小萌先生やインデックスも登場してたり。
つまりインデックスが通行人に毛が生えた扱いで登場しているのでした。
本伝のメインヒロイン(のはず)なのに当麻に比べて扱いが軽すぎだ(笑)。
レールガンのレギュラーに対して本伝キャラは全体に誇張が強いので
リアル志向のこの作品では通行人レベルでもやたらと目立ちはしますが。
他にもメイド服の人とか和服の人とかも似たような扱いで登場してます。
(本伝は5話までしか見てないのでこの二人はOPでしか見たことがない)
小萌先生は大人組(アンチスキル)と近しい関係でゲスト登場してます。
そして当麻以外の男キャラはあいかわらず全力でスルーされています。
ゲストの男キャラの扱いは前半よりずいぶんマシになりましたが。

そういや後半は大人組の鉄装さんや寮監さまがメインの話もあったり。
主人公たちが中学生なのに大人組の話が有るのって結構珍しいような。
まぁでも、準レギュラーキャラに役割以上の存在感をもたせることで
この作品の世界空間の実体感が増していったから良かったと思います。
内容も寮監さまの話なんか先の展開が読めすぎで逆に凄く楽しかったし。
あーゆー展開の場合はほぼ間違いなくあのオチになるからね……
ちなみにこの二人の話も後半の大きな物語の一端に繋がっていきます。
でもその一端を垣間見せてる部分をヒントと確信できなくしてあったり。
例えば後半の重要キャラの春上さんは17話に意味深な初登場をするけど
その回には和服の本伝キャラもインパクト抜群にゲスト登場するので、
春上さんも脈絡もなくただ登場してただけなのかと思ってしまったよ。
あくまで鉄装さんの話で偶然触れ合った通行人みたいな存在だったし。
しかし20話に春上さんが再登場してあれが重要な伏線だったことを知る。

この作品は4人の女の子たちのあたりまえの日常とそうでない非日常の
コントラストによって浮かび上がるかけがえのない友情を描いたもの。
平和な日常をじっくり描いてるのはそれぞれの日常の関係を描くため。
都市を揺るがす事件を描いてるのはそれでも壊れない絆を描くため
つまりこの作品の主題は超能力ではなく「友情」「友達」なのです。
(最終回が「Dear My Friends」なのでわかりやすいかと)
友情が主題だから4人の顔合わせで始まり4人の共同作業で終わるのです。

主題である友達関係は美琴、黒子、初春、佐天さんの関係だけではなく、
初春と春上さんそして春上さんと××ちゃんの関係としても描かれます。
春上さんと××ちゃんの関係こそが前半と後半の内容を繋ぐ糸であり、
後半のクライマックスを飾るもう一つの友情のカタチになるのでした。
そして初春と春上さんの友人関係は4人の関係に波風を立てたりもする。

春上さんというのは傍から見ててもいかにも怪しい存在に見えるのです。
偶然では片付けられないほど異変の現場に常に居合わせてたりするし。
とは言え春上さんが悪いわけでも、無意識に何かしてたわけでもないけど。
核心に極めて近い位置にいたから疑われるような状況になっていただけで。
だから観察力のある人なら春上さんを疑うのはむしろ当然だと思うわけで。
初春だって友人関係でなければおそらく同様に疑ってたと思うのです。
だけど初春は春上さんを信じたから疑うことに激しく反発するのでした。
疑ったのも、信じたのも、どちらも根拠があって正しかったのだけども、
距離感の違いというか立場の違いで意見が分かれ衝突してしまうのでした。
そういえば終盤で関係が揺らぐところまで「けいおん」に似てますな。

何があっても変わらない単なる記号としての友人関係を描くのではなく、
一つ間違うと壊れてしまう生きた関係として友人関係を描いてるのです。
生きた関係だからこそ一緒に困難を乗り越えてより強く結ばれるのです。
1話と変わらない4人の関係が最後の瞬間にはとても輝いて見えるのです。

とある科学の超電磁砲(レールガン) 6~13話

今最も優先して見てる作品です。10話までは毎週見てたしね。
ここ数週間はそれすらも見てる時間が無かったけど……
と言うわけでやっと前半のクライマックス(11/12話)を見れました。
10話が気になるところで終わってたのでどうなることかと思ってたよ。
黒幕の人があんな大それたことをした理由も納得できるものだったし。
美琴同様にやった行為そのものを肯定する気は全くありませんが。

ちなみに毎週見た分も含めて6話からまとめて視聴しました。
つまり事件の黒幕が誰かを知ってる状態で改めて見たわけです。
知ってて見てると黒幕の人の凄いポーカーフェイスっぷりに驚きます。
日常的にあまり感情を表に出さない人というのもあったりしますが。
作った当人に仕掛けの解析を依頼するあたり知ってると苦笑してしまう。
調べてみようとか言ってるけど当然調べてなんていないんだろうなと。
(調べるまでもなく全て知ってるわけで)

あそこで解析の名目でツリーダイアグラムの使用許可が下りていたら
あの人は最初の目的のために使用したんだろうか?
そして自分の目的を果たした後に治療プログラムを渡したのだろうか。
黒子たちが真相に近づいたり初春が研究の文書に気付いたりしなければ
戦うことも化け物が生まれることもなく事態は解決してたのかも!?
誰も戦いで傷つかず子供たちも助けられて丸く収まったのかも!?
ただその場合は行為の裏の切実な理由を描けなくなってしまうし、
物語としてもスッキリしないしで構成的に全くよろしくはないけれど。

黒幕の人がわかった時点で何故?という気持ちがありました。
レベルアッパーだけなら研究者の純粋な興味と言えるかもしれないけど。
にしたってどんな副作用があるかわからないものを使わせないわけで。
実際レベルアッパーを使うと昏睡するという副作用があったわけだし。
正確には本来の意図した目的の結果として昏睡を引き起こしてるだけで
レベルアッパーの効果は副産物というか目的のための撒き餌ですが。
だから目的のため手段を選ばないマッドサイエンティストみたいだなと。
暑いと人前で服を脱いだりと一般的な感覚が欠落した専門バカとは言え、
それでもアレは大した理由もなしにやるにはあまりに大それた行為だし。
だけど切実な事情を見せられたことで、なんか納得をしてしまったよ。
やった行為には同意はできないけどやろうとした理由は理解できるなと。
眉毛女の時と同じく。スケールが違いすぎだけど。

前回ほぼ1話読みきり構成と書いたけど6話から話が繋がっていきます。
実は完全な読みきりと思われた1話からの内容も全て繋がっていくのです。
一見するとバカバカしい4話の都市伝説の話すらちゃんと繋がってるし。
(もしかして13話の水着祭りの回も後半の内容に繋がってるのか!?)
状況が見えるにしたがってバラバラなパーツが組み上がっていくのです。
いきなり風呂敷を広げずに身近な日常や些細な事件から物語を始めつつ
次第に視界を広げてバラバラの事象を繋いで一つの絵を作ってくのです。
ある意味教科書どおりではあるけどこのレベルに達してるの多くないし。
基本に忠実にやるべきことをきちんとやってる良くできた構成だなと。
そのへんは同じ水上清資さんがシリーズ構成のダフネと似た印象っすね。
(内容は全く似てませんが)

ダフネやあさっての方向。で水上清資さんをとても評価してたんだけど
残念ながらそのどちらも壊滅的に売れなかったのですよ……
どちらも作品自体の出来(とくに脚本)はとても良かったのだけど。
「よみがえる空」も素晴らしい出来のわりにあまり売れなかったし。
そーいう意味で今回こそ売れそうで他人事ながらちょっと嬉しいかも。
懲りずに使い続けてくれたJ.C.STAFFに多少の恩返しも出来た感じ!?
※ここに出したタイトルは偶然にも全てJ.C.STAFF

無能力者の佐天さんが物語の大きな鍵になってくのも面白いとこですね。
普通でない人たちの中に普通の人である佐天さんが混じってる意味って
視聴者に近い視点だけではなくそーいう意味もあったのかと感心したり。
無能力だけど自分卑下するわけではなく出来ることをやろうとするとか。
特に1話で子供を助けようとする勇気を描いたのが上手かったなと。
そんな佐天さんすらヤバイと知りつつ例の力に手を出してしまうわけで。
割り切ったようで割り切れたわけではない心のうちが見えてくるのです。
物語が進んでくと1話のそのシーンが絶妙に効いてるのがわかります。
実はそのシーンって原作にあたるコミック版には全く無かったりして。
(そこに限らず)アニメスタッフはいい仕事をしてるなと思ったよ。

前回わりと軽い内容とも書いたっけ。
そのへんも今回の内容からだんだんと様変わりしてきます。
特にレベルアッパーの黒幕の人の切実な理由がなかなか凄かったよ。
多くの人を巻き込んだ大それた行為に釣りあう理由だったわけだから。
明るい学園都市の影の部分を垣間見たような気分の悪い内容だったし。
そちらの方こそまさに結果のために手段を選ばないという感じでした。
日常的に行われる超能力開発すら安全とは限らないとも言及してるし。
当たり前と思われてた世界の土台すら揺るがす内容になっていたり。

この学園都市の影の部分はもしかすると後半にも絡んでくるかも!?
美琴のクローンの話なんかはいかにもそれっぽい感じだし。
詳しいことは知らないんでクローン話をやる保証はいたしかねますが。
美琴が実はオリジナルじゃないとかイヤんな展開を想像したりもして。
いや、だから、詳しいことは(以下略)

そんな大それたとこではなくもっと日常のシーンでも響いてきます。
キャラを生き生きと描いてきたから切実になると効いてくるのです。
例えば8話で熱を出した初春と見舞いに行った佐天さんとの会話とか。
学園都市に来て現実を知らなければ良かったみたいなセリフに対して
来なければ出会えなかったし今の日常もないから意味はあるみたいな。
ジーンとした次の瞬間に佐天さんのセクハラが炸裂してましたが(笑)。
目覚めた感動シーンでもやってたので恥ずかしさを誤魔化したのかな。
初春のスカートをめくるのは日常的にもやってますが……
10話の佐天さんが昏睡してしまう前の電話の会話も胸に響いてきたよ。
傍から見てると変な初春の行為すら痛いほどに共感できてしまうから。
周りを気にするほどの精神的な余裕は無いのを痛感させるわけだし。

主人公の美琴のこと。
この作品では向かうところ(ほぼ)敵なしの圧倒的な力の持ち主です。
なにしろ学園都市にたった7人しかいない最高レベルの一人なので。
美琴がバトルで苦戦することなんてそうそうあるわけ無いのですよ。
(若干1名ほど美琴の力が全く通用しない人がいるけど)
だからかもしれないけどバトル自体はあまり重要ではない感じです。
物語を構成する上で必要最低限のバトルシーンだけ入れたというか。

黒幕の人の作り出したシステムの副産物にはさすがに苦戦してたけど。
一人一人は僅かな力でも1万人分も集めればさすがに凄いだろうから。
それすらもバトルシーン自体はそんなに比率は高くなかったわけで。
黒幕の人との直接対決だって思ったりもあっさりと終わっちゃったし。
むしろ対決より行為の理由を見せることが主だったのかとも思ったり。
化け物との戦いでもレベルアッパーを使った人の想いを挿入してたし。
表面的な部分より内面的な部分を重視してるのを実感させてくれます。
だからと言ってバトルシーンがおざなりなわけではないですが。
ちゃんとここぞと言う見せ場のシーンでは存分に見せてくれるので。

化け物との対決シーンではすっかりヒーロー然としてた美琴だけど、
そんな美琴でも何でも出来るわけではないことを描いてたりして。
6話で成り行きでジャッジメントの仕事をすることになるんだけど
自分で思ってたよりも全然役立たなくてすっかり自戒してたのでした。
確かに凄い超能力を持ってたとしてもそれは決して万能ではないわけで。
この作品はそんな当たり前のことをちゃんと描いてるのが良いですね。
にしてもナンパされてる女の子を助けようとしたのに拒否られるとこは
空気読めないというか美琴の経験の少なさを示してるようで微笑ましい(笑)。
考えてみたら中学2年生なんだから経験豊富なほうが問題かもしれんが。
(美琴の役立たなさを描いたシーンもコミック版にはありません)

6話のラストにはおなじみ黒子の変態シーンが。
美琴がジャッジメントの仕事の大変さを知って黒子を見直すんだけど、
それを口にした美琴に対する黒子の行動が予想の斜め上を行っていた(爆)。
1話から飛ばしてたけど、このシーンはシリーズ最高に脱線してたなと。
変態と言う形容にこれ以上相応しいシーンは他に無いかもってぐらいに。
前をがばっと開いて私を見て!とかってオマエはどこの露出狂だよと。
ちなみに1話のファミレスも2話も6話のこれもコミック版にはありません。
(1話のシャワーシーンのはコミック版にもあります)

美琴への変態行為と変わった言い回しの印象がやたらと強い黒子ですが
ジャッジメントとしての見せ場もちゃんと存在します。1話もそうだし。
9話の廃ビルでのトリック能力者との戦いなんか凄く凛々しかったよ。
状況を見極めて不利な形勢を引っくり返す判断力には感服させられたし。
痛めつけられたり追い詰められたりと途中までハラハラさせられたけど。
(描写が生々しいので蹴られた痛さがこっちに伝わってくるようです)
考えてみたら能力の強さと持ってる力をどう使うかは別問題なわけで。
常日頃から犯罪者に対して態度がでかいだけの力量はあるのだなと。

佐天さんが一線を越えた切っ掛けが黒子の活躍なのは皮肉だったけど。
自分と変わらない友人のあまりに違う姿を見せ付けられたわけだから。

とある科学の超電磁砲(レールガン) 1~5話

10月から一部の民放(6局)で深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
大元の原作はライトノベル(電撃文庫)の「とある魔術の禁書目録」で、
それのスピンアウトのマンガ(電撃大王掲載)が直接の原作になります。
どちらも読んだことは有りません。
※セル・レンタルDVDのリリースは1/29から
現実にわりと近い世界。現代より少し科学技術が進んでる世界。
この世界では超能力のロジックが科学によってほぼ解明されていた。
素質による差は有れ超能力は訓練によって会得できるものになった。
東京の西部に位置し人口の八割を学生が占める巨大な学園都市では
学校の授業の中に超能力を伸ばすカリキュラムが含まれていた。
それぞれの生徒の能力値は定期的な検査により判定され記録された。
能力値は無能力のレベル0から最強のレベル5までの6段階があり、
頂点に立つレベル5は学園都市230万中たった7人しかいなかった

御坂美琴(みさかみこと)は名門お嬢様学校の常盤台中学に通う女の子。
一見するとごく普通の女の子である彼女こそ7人のレベル5の中の1人。
レールガン(超電磁砲)の異名を持つ最強のエレクトロマスターだった。
この物語は御坂美琴と後輩でジャッジメントの白井黒子(しらいくろこ)と
黒子のパートナーでまるで「歩く花瓶」な初春飾利(ういはるかざり)と
初春のクラスメートで無能力者の佐天涙子(さてんるいこ)の4人の女子の
平和な日常と平和でない日常の喧騒と緊張と友情を描いたものである。
若干1名ほど友情の枠をかなり踏み外してる人もいますが……

禁書目録のスピンアウト作品で舞台設定は全く同じです。
御坂美琴や白井黒子は禁書目録の方にもちらちらと姿を見せていたし。
禁書目録の主人公の上条当麻がこっちにもちらちらと登場しています。
一応は禁書目録の時間軸の裏で起きていた話ってことらしいです。
似てる状況なのに違ったりするのでちゃんと連動してるのか疑問だけど。
それに禁書目録と超電磁砲では作品の雰囲気がまるで違うのでした。
同じ世界で同じキャラも出てくる別の話と思ったほうがいいかもしれん。
ぶっちゃけ、こっちの方がずっと面白いです。

この作品は一言で言うと普通の4人の女子の日常を描いたもので、
感じとしては「けいおん!」とかきらら系に近いと言えるかも。
生き生きしたキャラの絡みはまさに「けいおん!」をイメージしたし。
エンディングの映像はなんかかなり「ひだまりスケッチ」に似てるし。
上条当麻以外の役付きの男キャラが出てこないのもそれっぽい。
(1回限りの犯罪者が男だったりする恐るべき男女格差社会・笑)
キャラの描写が現実的で等身大なのもそれっぽいと思ったとこかな。
禁書目録の方はキャラ描写が記号的というか誇張されすぎというか。
マジメ顔とギャグ顔に落差が合ってわざとらしい違和感があったけど、
こっちは多少の誇張表現すら表情の幅として自然に感じるのでした。
実は見た目は禁書目録と同じだけど監督はとらドラ!の人だったり。
シリーズ構成もダフネやあさっての方向。の水上さんで別の人です。
だから雰囲気やアプローチが違うのは必然かも。

舞台装置のほうでも雰囲気の違いを実感します。
世界設定は全く同じなんだけど作品のアプローチの違いというか。
近未来的なギミックは禁書目録でも出てきたけど目立たなかったから。
見たのは6話まででその後は目立つ展開も有ったのかもしれないけど。
現実的な舞台に割って入るオカルトって感じでシャナみたいだなと。
それに対してこちらは超能力こそ有るけど全編が日常の出来事だから
超能力は社会機構に組み込まれた日常の一断片に過ぎないわけで。
「魔法遣いに大切なこと」の世界での魔法と同様の扱いというか。
日常を描いてるから近未来的なギミックを目にするし実感するわけです。
どことなく「RD 潜脳調査室」の近未来の描写に近いかもと思ったよ。
日常の描写から日常スケールの事件に発展するアプローチも似てるね。
内容は全く似てませんが。

この作品の主人公は題名にもあるレールガン御坂美琴です。
が、常に美琴に視点があって美琴を中心に話が動くわけではありません。
比重は多少違うもののメインの4人の集団劇に近い感じになってます。
5話の「とある二人の新人研修」なんて完全に脇で出番も少しだけだし。
一人称やモノローグ的な描写よりも3人称的な描きかたが多いから。
エピソード毎に中心になるキャラが変わってくるという感じかな。
視点が違うと全く同じ内容でも感じがずいぶん違って見えるし。
黒子のアプローチが黒子視点と美琴視点でどれだけ違うかとかね(笑)。
仕事してる時は結構カッコいいのに美琴絡みだとド変態キャラって……
女を好きな女(しかもかなり踏み外した系)が出るのもきらら系っぽい。

それぞれのキャラについて。
御坂美琴は桁外れの力を持つレベル5で育ち的にはお嬢さま!?だけど、
力を鼻にかけたりしないし行動もみょーに庶民的で気さくな女の子。
ゲコ太のストラップ目当てにクレープを買うほどファンシーグッズ好き。
1話で対面した初春と佐天はスペックのわりに親しみやすくて驚いてたよ。
人より強い力を持っててもそれを率先して使って力を顕示したりしないし。
例えば1話の強盗なんて美琴の力なら一瞬だろうけど手を出さなかったし。
でも佐天さんが蹴られたら怒って強盗をレールガンで派手に吹っ飛ばすし。
黒子でも仕方ない(目をつぶる)と思えるシーンでしか力は使わないのです。
そのへんのハッキリした行動基準は尊敬できるし共感できるなと。

白井黒子は美琴の一つ下でレベル4の力を持つジャッジメントの一員。
途中で気付いたんだけど実は中学1年生なんだね(そして美琴は2年)。
にも関わらずその力量で一部では知られる存在になってたりして。
そんなジャッジメントの一員としての彼女は頼もしい存在なのでした。
彼女たちの身近で起きる事件に際しても黒子が中心になって動くし。
しかし彼女にはもうひとつそれとは違う顔が有りました……
機会があれば美琴に迫りまくるというド変態百合少女という顔が(爆)。
百合が変態という意味ではなくて、変態でなおかつ百合なのです。
1話のシャワーシーンではよく放送で流せるな的なことまでしてたよ。

黒子は5話で自分の力を過信して銀行強盗の現場で大ピンチに陥るけど、
それを助けたのが偶然通りすがった美琴なのでした(顔は出ないけど)。
美琴はさっさと立ち去ったので助けてくれた相手はわからなかったはず。
黒子は後であれが美琴だと知ったからあれほど慕うようになったのかな?
それともまた別のシチュエーションがあったりすんだろうか?
キャラ同士の関係を重視してる作品だしきっと先でやってくれるはず!

初春飾利は美琴や黒子とは別の普通の中学校(共学)に通う中学1年生。
黒子とジャンジメントでコンビを組んでいたことで美琴とも知り合いに。
名前が飾利だからでもないだろうけど頭に咲き誇る花がチャームポイント
髪に花を差すのは時々いるけどヘッドドレス風に並べたのははじめて見た。
お嬢様に憧れたり佐天が常盤台の制服を着てたら自分も着たいと言ったり
有名なケーキ店でどれを買うか迷ったりと最も女の子って感じの人です。
若干どんくさくて素直なので唯(けいおん!)みたいだなと。声同じだし。
超能力はレベル1でジャッジメントとしてはあまり役には立たなそう。
と思わせて、実は情報処理能力が優れてるという才能を持っていたり。

佐天涙子は初春のクラスメイトの中学1年生でレベル0の無能力者。
なりゆきで初春に連れられて美琴たちに会いに行ったことで友人関係に。
この4人の中では最も目立った特徴のない超能力すらない普通人の代表。
そんな佐天さんが置いてきぼりにならないのがこの作品の良いところ
無能力だとコンプレックスが有るだろうにあまりそれを表に出さないとか
力がないのに子供を助けようと飛びたしたりと漢らしい一面もあるね。
見てて女子校に潤いを与えるタイプ(もてるってこと)かもと思ったり。
3話の「ねらわれた常盤台」では元気づけた一言で愛を生んでるし(笑)。

ストーリー構成は5話までは完全な1話読みきりになってます。
時間の流れがあるのでそれぞれの回は緩やかに繋がってはいますが。
6話まで完全に繋がった1つのエピソードだった禁書目録とは全く違います。
内容も禁書目録は派手で視覚的にもスケール的にも現実離れしてたけど、
超電磁砲は日常と日常レベルのちょっとしたエピソードばかりなのです。
あまり恐怖とか緊張感あふれる展開にも今のところあまりなりません。
3話なんか緊迫したサスペンスと思わせて失笑あふれる喜劇だったし。
この後もずっと1話読みきりのコメディタッチな話が続くかは不明だけど。
2クールやるらしいのでこの後に切ない話や悲しい話もやるかもしれない。
(よくは知らない)美琴のクローン話もこの先必ず出てくるだろうし。

ストーリーの方向性も禁書目録とはずいぶん違ってるような。
禁書目録はわりと理詰めで感覚よりも理論を優先した内容になってたよ。
(その理論があちこち破綻してたけどな)
対してこちらは理屈よりも感覚的な部分を大事にしてるような気がする。
1話読みきりのちょっとした話なのにクライマックスで結構くるのです。
皮膚感覚に訴える部分が強いからこそ響いてくるし納得できると言うか。
3話だって犯人の彼女の話を聞けばあのアホな行為が理解できちゃうし。
皮膚感覚を重視してるからこそ、この作品が面白く感じるのでした。

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