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シャングリ・ラ

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シャングリ・ラ 1~6話

4月から一部の民放(9局)で深夜に放送してる新番組。
6月からBS11でも放送するので地上波で見れない人はそちらで。
原作は小説(角川文庫)で読んだことはありません。
※セルDVDのリリースは7/24から(レンタルは7/31から)
地球温暖化のため海面は上昇し多くの都市が水没の危機に瀕していた。
世界は未来のため二酸化炭素の排出を制限するため新たな機構を作った。
それは二酸化炭素を垂れ流す国家に市場でペナルティを与えるシステム。
こうして世界はできるだけ二酸化炭素を排出しない社会へと舵を取る。
日本も例外ではなく先の大震災を好機にと東京の緑化を進めていった。
巨大な構造物アトラスに全ての人を収容し他はジャングル化する計画だ。
しかし計画開始から50年を経てもなお全ての人を収容することはなく、
下層の市民は人の入れぬ森に囲まれた厳しい環境で今日も暮らしていた。
市民を締め出しながら強引に緑化を進める政府に反発する人たちがいた。
そんな反政府活動を行うメタルエイジの総帥北条凪子の孫である國子は、
メタルエイジに参加してるつもりはなく、次期総統になる気もなかった。
戦いたかったわけではなく好きな人たちがいる場所を守りたかったのだ。
しかし彼女が火の粉を振り払ったことは大きな運命の奔流となっていく。
たぶん。

視覚にインパクトのある作品というのが第一印象かな。
何と言っても森に沈んだ都市という光景がものすごく印象的なので。
それも全く知らない都市ではなく知ってる(住んでる)場所なわけで。
知ってる光景の想像もつかない姿というのはインパクトがあるのです。
都庁舎のような有名なランドマークも緑に覆われた廃墟になってるし。
池袋なんて防護服を着ないと行けないような呪海(樹海)の奥深くだよ。
(ってことは池袋から一駅のうちも似たような状況か)
地球環境の悪化によって爆弾雨と呼ばれるこぶし大の雹が降ったり。
水位の上昇で水が奥まで入り込んでてボートを移動手段に使うとかね。
かと思えば秋葉原は政府による強引な森林化にも屈せず存在してたり。
この秋葉原とはゲーム&アニメキャラが氾濫する萌えの聖地ではなく、
熱気にあふれるカオスで治外法権で何でも手に入るヤミ市みたいな街。
昔の秋葉原のイメージとサイバーパンクを足して萌えも混ぜた感じ。
ええ、もちろん今の秋葉原のイメージも入ってます。かなり濃ゆく(爆)。

視覚のインパクトでわかるように舞台設定には凄く力が入ってます。
そして舞台設定だけではなくキャラメイクにも凄く力が入ってるのです。
物語を動かしてるキャラがそれぞれに特徴的でとても存在感があります。
美人で凛々しいニューハーフだったり。ゴツいけど乙女なニュー(以下略)
そろそろオヤジギャグが口をつく歳になった熊っぽいオッサンだとか。
三つ編みの似合う(きっと昔は美人だった)ハイテクお婆ちゃんだとか。
震災前の秋葉原の濃い~オタクがそのまま歳取ったような三人の爺だとか。
人の心を読むことができて嘘をついた人を肉団子にしてしまう幼女だとか。
人前には姿を見せず部屋に篭り市場を思い通りに操作する天才少女だとか。
ある女性に仕えることが喜びで失敗して罰を受けるのも喜びの少年だとか。
これほど多彩でインパクトのあるキャラが並んでる作品はそうそうないよ。
ニューハーフに爺、婆、オヤジ、引き篭もり、変態、危ない人だし……
問題が有るとするなら今のニーズに沿ってるのか?ってとこでしょう(爆)。
良くあるカワイイ女キャラを並べました的な作品よりも私は好きですが。
(村田蓮爾さんの絵柄も好きなので)
あ、一応主役の國子はカワイイ(というよりは凛々しい)女の子です。

この作品は舞台設定やキャラメイクに凄く力が入った骨太の作品です。
地球温暖化や資本理論という時事を取り入れてるのも骨太な感じです。
特に資本理論が崩壊しつつある今の時期にこのネタをやったのは凄いね。
恐らく2年前でも2年後でも同じ題材で今ほどインパクトは無かったから。
ただ、題材は刺激的だとは思うけど、多くの視聴者には難しいような。
表現の手法によって難しく見えるのではなく純粋に内容が難しいのです。
文字で書かれてても難しいのにセリフだけですんなり理解できるかなと。
もうちょっと内容を単純化するか表現を工夫した方が良かったかも。
大して頭を使わなくても理解できる作品だらけなこのご時世なんだし。
なので何を言ってるよくわからない場合は何度か見返すといいかもね。
(必ず理解できるとは保証できませんが)

題材や設定をしっかり作りこんであってなかなかに興味深い作品です。
適度に謎が散りばめてあってそこそこ先が気になる作りになってます。
ただ、ぐいぐい引っ張るストーリー構成かと言われると微妙かなと。
池袋呪海に調査に出かけるのも、アトラスに進入しようとするのも、
取引のため超秋葉原に行くのも、全て興味深い内容ではあるのです。
初めて見たそれぞれの舞台となる場所に視覚的なインパクトは有るし。
秋葉原の三爺のようにツッコミどころ満載なシチュエーションもある。
それぞれのエピソード自体は面白いのです。でも小粒な感じなのです。
緩やかに全体としての流れはあるけど物語が動いてる感が薄いのです。
視聴者の視界である國子自身がまだ何がしたいかはっきりしないから。
しばらくはいろいろ見聞を深めてこの世界を見極めていくのかなと。
物語が転がり出すまでは、ぐいぐい引っ張るようにはならなそうです。

オープニング主題歌「キミシニタモウコトナカレ」について。
妙に耳に残る旋律を伸びやかな声でソウルフルに歌い上げる歌すね。
凛々しいとかカッコいいという國子の印象を具現したような歌です。
May'n(マクロスFのシェリルの歌の人)の素晴らしい歌唱力もあって
今期のアニソンの中で間違いなくベスト3に入る名曲だと思います。
でもあんまし売れないんだろうな……作品が人気ないし。

※2クールやるみたい
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