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さよなら絶望先生

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俗・さよなら絶望先生 1~6話

1月から一部の民放(8局)で深夜に放送してる新番組。
キッズとBS11でもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は少年誌(マガジン)のマンガで1巻だけ読んだことがあります。
※セルDVDのリリースは3/26から(レンタルは4/25から)

絶望先生の2期目です。むしろ2クール目と言った方が相応しいかも。
全くの説明なしにキャラ設定が違う内容を延々とやってたりするし。
オチも投げっぱなしで次のパートはいつものキャラ設定に戻ってるし。
1クール目が絶望先生の入門編だとすると応用編みたいな感じだったり。
1クール目を見ないでいきなりこれを見た人はさぞかし意味不明だろうね。
と言うわけで初心者はまず「俗」のついてない方から見てください。
それで自分はこのノリについて行けると思った人だけ「俗」も見ませう。

2クール目と言うことで、内容がいろんな意味でパワーアップしてます。
1クール目がウケたので監督以下を調子に乗らせてしまったようです。
まぁ、新房さんはいつも好き放題やってるような気もするけど(笑)。
しかし2クール目を見ると1クール目はまだ抑えてたのだと実感するよ。
どこまで視聴者は付いていけるかの表現の許容限界でも追求してるようで。

特に2話の意味不明言語(ポロロッカ語?)の喋りと日本語字幕には唖然……
意味不明な喋りには気を取られるし、字幕が速すぎで結構読み落とすし。
さらにバシバシ切り替える画面にも文字を含めて情報があふれてるし。
1回見ただけで全ての情報を受け取らせてたまるかという執念を感じた(爆)。
一瞬だけ画面に出るテロップとか黒板の文字ネタとかもそうだけど、
はなから全部読み取ることを考えない、読み取れない前提で作ってたり。
それを本来なら読める速さで表示する字幕でもやってるのが凄い。かも?

2クール目になって1クール目とは全く変わった部分もあります。
それは各話の構成が完全な3本立て(1話は2本だて)になったトコかな。
1クール目も別々のエピソードの2本立てに近い構成ではあったけど、
今回はパート毎に完全に別になっててサブタイトルも別々についてたり。
※サブタイトルの画面の端に原作~巻~話とか書いてあったり
さらにパート毎にコンテ・演出・作監まで別の人が担当することも。
つまり内容を1話単位で再構成してない分原作に近くなったのかも。
と言っても映像はあいわからずシュール全開の新房アニメなわけですが。

新房アニメと言えばOPとEDの映像も最も楽しみ要素の一つです。
今回はどんなの?と思って見た1話は……1期の最初のやつの変形版だった。
2クール目で曲が変わったのに映像が一番最初のなので違った意味で驚いた。
まぁ、あの映像ならテンポさえ調整すればどんな曲でも使えそうだけど(笑)。
ひだまりスケッチのイベント用にスケッチスイッチ版も作ったそうだし。
文字だけOP映像を見ながらまた途中から変わるんだろうなとも思ったり。
予想通り!?3話から全編描画のいろいろとヤバいOP映像に変わりました。
何がヤバいって絵がグロ過ぎなんですが。白黒なのは規制されたせい!?
ちなみにOP映像は5話からまた多少変わってた。

ED映像は1~4話と5話~ので既に2種類流れてたり。曲ももちろん違う。
シングルの商品情報によると今回は3曲あるみたいなので4話ずつかな?
1クールで何曲もED曲があるのはたまに有るけど映像が複数は珍しいね。
ついこの前やってたefも3曲(+α)+映像も3種(+α)だったけどさ。
※efも体裁はまんま新房アニメだし
このED映像。特に4話までの映像の絵が凄かった。絵というか絵柄が。
もはや似てないとかいうレベルを超越していてむしろお見事というか(笑)。
見てて鳩山郁子さんの耽美な(BLではない)漫画を思い出したよ。

1話の最初の話。いきなりマルチ商法とか新興宗教とか何コレと思った。
こんな話も原作にあるのか?と思ったらちゃんと有ったよ。なんと1巻に。
1巻持ってたのに気づかなかった……まさか前巻のあらすじが元ネタとは(爆)。
1巻なのに前巻のあらすじとは何ぞや!とか思うだけ無駄です。この作品は。
てゆーか筋も脈絡もない内容をまともに映像化した力の入れ具合に唖然(笑)。

筋も脈絡もないといえば6話の夢オチの話もそう。
いきなり冒頭で「今回は夢オチ」ですとか宣言するのも凄いけど、
その後の内容は夢なんだからと止め処なく破綻していくのも凄かった。
夢オチって見てる間は現実だと思ってるから夢がオチになるわけで。
最初から夢だと知ってればそれはもはや夢オチでも何でもないような。
ひだまりスケッチでもシュールな夢の回は夢だけどオチてないしね。
そんなわけで?収拾つかなくなって最後には投げっぱなしで終わります。
どこが夢オチやねん(笑)

この夢オチの話で一番記憶に残ったのが実は音無芽留が喋ってたこと。
見たことある人なら知ってる話だけど実は音無芽留って喋らないんです。
会話は全て携帯メールを介して行う無口にも程があるだろう的なキャラ。
そして携帯の電波が届かなくなると精神崩壊して奇声を発するのです(笑)。
そんなキャラなもんでキャストには「???」とか書いてあったり。
この手の表記は大概はバレバレだけど表向きは内緒な場合に使うのです。
※仮面をかぶって別人を装うとか

ところが新房作品ではまさしくCVが不定な場合に使ってたりして。
ぱにぽにだっしゅ!ではレギュラーの人が順番にあてていたそうで。
恐らく音無芽留もそうだと思われます。そもそも滅多に声出さないけど。
で、この夢オチの回ですが、(斎藤)千和さんぽいと思ったらそうだった。
※(斎藤)千和さんこの作品のレギュラーじゃない
ひだまりスケッチ以降は出てこないなと思ったらこんなところに。

CVネタと言えば6話の後半でCVをシャッフルしたのにもビックリした。
最初、キャラ名(CVのクレジットつき)のテロップと入って何かと思ってたら
いきなりCVが通常とは違う人になって、さらに次から次に違う人に……
キャラの識別って目と耳の両方でやってるから頭の中が大混乱したよ。
CVシャッフルの印象が強すぎて肝心な内容を見終わったら忘れたし(爆)。
今ちらっと画面を見たら内容を思い出したので必死に見てたみたいだね。
意味不明言語の喋りの速すぎテロップといい試聴限界に挑戦してるようだ。

他にもいろいろ書きたいネタが有ったけど長いのであと一つだけ。
5話で最後の話のタクシーのシーンのテロップ。
「この放送は昭和82年6月13日のものです。
現在は原油高によりさらに値上げが拡大しております。」とか出るのです。
まるで過去に放送された番組の再放送のようにテロップを捏造してるし。
次から次へと新たな表現を見つけてくるもんだと感心してしまうよ。
ちなみに昭和82年は西暦だと2007年なので去年の6月という設定?らしい。
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さよなら絶望先生 7~12話

1クールなのでこれで終わりです。1期は。
1期はということは2期目をやるって意味でもあります。同じ枠で1月から。
間が1クールってことはかなり早い時期(放送中)に2期目が決まったわけで。
12話の最後のスロットは2期やるのわかっててわざとやってたんだなと。
むしろ2期目をやらないならあんなネタはやらないとも考えられる。かも。
12話の体裁が全く最終回らしからぬのも変則2クールと考えると納得!?
まぁ、このスタッフなら最終回のセオリーを敢えて覆してくるのもアリだが。

11話の最後に糸色先生は暴れチンチン電車(オイオイ)に轢かれ危篤になって、
読みきりナンセンス作品だけど一応最終回っぽい体裁に?とか思ったら……
12話は何やらいつもと雰囲気が違うし見たことないキャラがメインだし。
もしかして昏睡中の糸色先生の夢の中なのかなと。最後は夢オチなのかと。
しかしそんなことなどなく、11話の事故など既に無かったことになってたり。
最終回なのにいつもと1ミクロンも変わらない読みきりエピソードでした。
違うのはキャラ紹介にすらない新キャラが登場したことぐらいか。最終回に。
夢オチと見せかけてリセット技の上に最終回に新キャラという意表コンボ。
相変わらず視聴者の意表をつくことに執念を燃やしまくってますね(笑)。

意表と言えばなんとオープニングの映像が10話から変わります
1クール作品なのにオープニングを途中で変えてくるとは……
しかも「苦情があったから変えたんじゃない」とか注意書きまで入れて(笑)。
ツッコミを入れられる前に先回りして作っちゃうあたり用意周到と言うか。
9話まで(見ようによっては)問題映像を流しまくって何を今さらと言うか。
隙あらば(?)OP・ED映像を変えようとしてくるのもいつものことだしね。

この新オープニングの映像はいつものテイストとはかなり違うもので。
Illustratorっぽいタッチというかフラッシュで作ったアニメっぽいというか、
線や色がハッキリしてる(階調のない)イラストみたいなテイストなのでした。
これでも他の作品に比べれば異彩なのに、おとなしめに見えるのが不思議。
ちなみに映像だけではなく曲も違います。OPマキシに入ってたもう1曲の方。
そーいや、よく見るとサブ・オープニング主題歌とか書いてあったり。
まさか残り3話なタイミングで変えてくるとは思わなかったけど。

10話からオープニングが変えたからさすがに最後まで使うだろう。
そう思いつつ12話を見たらまたオープニングが変わってた……
なぜか最初の文字だけ(超有名コピペつき)のオープニングを使ってるし。
たぶん「どう見ても○○です。本当にあり(略」が入れたかったのでしょう。
11話の最後がアレで12話はいきなりコレだから意表の大盤振る舞いっすね。

意表をつくといえば10話のED後の週間絶望先生批評もそうだったなと。
実際の反応を内容に反映するにはこのへんが妥当なあたり生々しすぎる。
とは言えあの意見は作ってる段階でも十分予想できる反応でもあるから
最初から仕込んでたのもあながち否定はできん。このスタッフですから。
ちなみによく見てるとハガキと読んでる内容が微妙に違ったりするし。
「望総受け」ハガキの回答も全く答えになってない定型文だったりする。
(どーにも回答しようがない場合のお約束です)
相変わらずどーでもいいとこまで手を抜かない芸の細かさというか。

原作とアニメの違いなど。
前半の6話分を見た後に原作コミックを買ってきたのです。1巻だけ。
そしてざっと読んでみた感じではアニメはかなり原作に近いっすね。
細部にアレンジが多少入ってる以外はかなり原作を忠実に再現してある。
ネタも原作の連載と放送タイミングの違いで時事ネタが変わってるぐらい。
かなりヤバげなネタも次々と繰り出してくるネタに紛れて入れてあるよ。
見た目は原作のテイストを生かしつついつもの新房アニメになってますが。
内容もネタもテイストも原作通りなのに新房アニメになってるのが不思議。
あとアニメは原作に比べて無駄にキレイで色気増量なので萌えアニメっぽい。
けど内容は原作譲りのブラック全開なので見た目とのコントラストが凄い。

構成としては原作の1話がほぼアニメの半パートと考えていいようです。
(細切れにしてワイプっぽく挿入してるエピソードも有る)
さりげなく半パートずつサブタイトルがついてたりするし。
つまり原作1巻を全てアニメ化すると5話分に相当することになります。
今の深夜アニメのテンポは1巻4~6話ぐらいなので妥当なページ配分だね。
このページ配分なら原作にかなり忠実に作れるという意味でもあります。

前回書き忘れてた毎回のサブタイトルを出すシーンのこと。
ルパンっぽく一文字ずつ表示されて最後にサブタイトルが出るのです。
この一文字ずつ出てる部分は実はサブタイトルと全く違ったりして。
例えば10話は早打ちの「いちわでうちきりかとおもっていました」が
タイトルでは「一人の文化人が羅生門の下で雨やどりをしていた」だよ。
※前半部のタイトル
じっくり見てる人以外はわからないと思って好き勝手にやってますな。
新房アニメに慣れてる人はアヤシイとこをスローで確認するだろうけど(笑)。

あとは特に印象に残ったネタをいくつか。

8話の非難訓練の話。
非難訓練と言っても火事とかの災害から避難する避難訓練ではなく、
些細なことでも非難される時代に上手く対処するための訓練です……
と言ってもみんなを片っ端から非難しまくってただけだけですが。
消防署の「ほう」から来たなんて言う実に胡散臭い人が指導してるし。
そこは視聴者がツッコんでくれと言わんばかりに作中ではスルーだし。
そんな内容はともかく非難に対処する訓練は現実でもした方がいいかも。

9話の本人であることを証明する話。
本人しか知らないことを話さないと本人だと認めないとか言ってるけど、
本人しか知らないってことは本人しか真実だとわからないわけで……
本人ではない第三者には本人であることを判断できないんじゃないかと。
他の人が真実だと判断できる情報は偽装したい人にも入手できるわけだし。
作中でも戸籍を偽装してる人が一番正確に個人情報を答えてたわけだから。
てな感じでナンセンスだけど目の付け所が鋭いのがこの作品らしいっすね。
みんなが思い描く糸色先生という凄い絵面オチも爆笑モノだったよ。

10話の文化祭に出すクラスの出し物の話。
最低限文化的な~という内容についてではなくて表現技法のこと。
画面を良く見てると小さい文字を山ほど出すシーンが随所に有るのです。
ここ以外にも文字だけ出すシーンは山ほど有るし黒板ネタもお馴染みです。
それではなく本来なら本編にやるべきシナリオ(ト書き・セリフ)の一部が
そのまま短い時間だけ画面に表示されるという前代未聞の表現です。
一瞬しか表示されないからと伏字だけどかなりギリギリのネタが満載だよ。
文字だけの分は映像やセリフがないのに違和感を感じないのも上手いすね。

12話の加害妄想の話。
被害妄想の逆で自分の行為が他人に迷惑をかけてると思い込む妄想の話。
そんな言葉ははじめて聞いたけど実際に存在しそうな症例のような。
傍若無人な人は別として誰しも多少は周囲に与える影響が気になるから。
それの極端な例、言うなれば病的な潔癖症みたいだと考えればアリかなと。
映画館で後ろの人~は自分でも考えたことが有るしね。
(実際に座高が高い人の後ろだと頭が邪魔になったりする)

さよなら絶望先生 1~6話

7月から一部の民放(7局)で深夜に放送してる新番組。
キッズでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は少年誌(マガジン)のマンガで読んだことありません。
※セルDVDのリリースは9/26から(レンタルは10/26から)
糸色望(いとしきのぞむ)と言う青年は比類なきネガティブ思考の持ち主で
実にどーでもいいことから最悪の展開を想像して「絶望した」と言い捨てる。
そして毎日の日課のように首を吊って死のうとするが実際は死ねない小心者。
超ネガティブ思考な彼は驚くべきことに学校の教師を生業としていて、
希望に満ちあふれるいたいけな少年少女たちの担任すらしてたのである。
彼が担任なんてまさしく絶望的、かと言えばそうでもなかったりする。
なんと彼の担任する「ニのへ組」にはモノゴトをポジティブにしか考えない
風浦可符香(ふうらかふか)を筆頭に好意的に表現すれば個性的な人ばかりで。
まるで類は友を呼ぶと言わんばかりの奇人変人オールスターだったのだから。
そんな彼らが袖擦りあえば日々の些細な出来事すらも抱腹絶倒の喜劇になる。

新房アニメ最新作です。
改めて語る必要もないと思うけど全編に渡り新房カラー炸裂です。
一見しただけで「新房アニメ」と認識できるのがある意味凄いです。
もはや一つの表現手法として認知されてしまったという感じもする。
てゆーか今や新房アニメ自体がパロディの対象になってるし。
※ハヤテの何話かで作品ではなく新房アニメ手法をパロってた
ここまで前衛的で異彩なのに人気という側面でも着実に結果を出してるし。
今現在テレビアニメをやってる監督の中では抜きん出た存在の一人すね。

一見しただけで「新房アニメ」と認識できるからワンパターンかと言うと、
そう言える部分もあるしそうとは言えない部分もあるという感じかなと。
意識的にある種のパターンを踏襲してる部分は間違いなくあります。
だけど作品ごとに全く違う手法を取り入れる部分も少なからずあります。
作品を積み重ねるごとにパターンを積み重ね発展させてる部分もあるし。
「ひだまり」の時は明るい原色系の配色と実写のパーツをコラージュする
手法を中心に据えて美術系学生っぽいアートな雰囲気を表現してた。
そして今回は平面的な絵と和風な模様と渋めの(だけど大胆な)配色で
大正時代の古き良き日本みたいな独特の雰囲気を作り出してます。
※主人公は着物を着てるけど舞台は現代です
よーするに公式サイトのあの雰囲気そのまんまが絵で動いてるわけで。
公式の絵を見たときにいったいどんなアニメに?とか考えてたけど
こちらの想像を軽く超越してくるあたりがさすがですね。

新房アニメの特徴と言えばパロてんこもりがその一つです。
新房さん以前にもパロを多用する人はいたし現在も珍しくないです。
今放送してる作品でも「もえたん」とかパロてんこもりだしね。
そのへんの作品と比べて新房アニメには大きな違いがあるのです。
それはパロディが作品のテイストの中に溶け込んでいるってこと。
パロ自体は見る人が見れば必ずパロだとわかるぐらい露骨です。
しかしそれを知らない人にとっては作品の一部分にしか見えない。
それぐらい違和感ないように作品のテイストに合わせてるわけです。
無茶をやってるように見えても決してある一線は外さないのです。
この絶妙なバランス感覚こそが新房アニメたらしめてるところかと。

この作品の原作は読んだことはありません。
が、作者の久米田さん自体はずいぶん前から知ってます。
その昔「行け南国アイスホッケー部」というタイトルにも関わらず
ちっともアイスホッケーをしないアレなギャグマンガを描いてたし。
「かってに改蔵」は蔵書リストによると3巻まで持ってるみたいだし。
(途中で続きを読むのを忘れたらしい)
なのでヒネたというかズレたというか暴投気味な作風なのは知ってました。
だからこそ映像の奇術師の新房さんと組み合わさると凄いだろうなと。
実際に見てみたらホントに凄かったですよ……
ぱにぽにだっしゅ再びって感じで。いや、テイストは全然違うけど。
表現や内容の突き抜けっぷりが彷彿とするって意味で。
もうホントに見ててとても楽しいっすね。ゲラゲラ笑い転げてます。

ちなみにハヤテの畑さんは久米田さんの元アシスタントだそうで
偶然にも今シーズンは師弟のアニメが同時に放送されてるのでした。
※DVDのリリース予定を見る限りは1クールっぽい

原作者のヒネた作風の代表例といえばキャラの名前でしょうか。
「いとしきのぞむ」という名前の響きだけなら何だか素敵です。
しかし漢字で横に書くと「絶望」になるという狙いまくりな字面。
それだけではなく字画も最低だとか言っては絶望してたりする。
(だったら「糸色☆望」にすれば字画もばっちりなんてアホな提案が)
木津千里(きつちり)はきっちりしてないと気がすまない性格とか。
小森霧(こもりきり)は引き篭もりだったりとか。
常月まとい(つねつきまとい)はディープラブなストーカーだとか。
小節あびる(こぶしあびる)は常に包帯をしててDV疑惑だったりとか。
日塔奈美(ひとうなみ)は特に特徴もないごくふつーの人だったりとか。
字面は普通の名前なのに音にした瞬間に特徴を文字化したのがわかります。

木村カエレという木村カエラのパチもんみたいな名前の帰国子女は
(たぶん)混血の日本人で日本でも留学先でも「帰れ」と苛められたとか。
関内マリア太郎は不法入国で他人の出席番号(と名前)を買ったとか。
※関内太郎が買った名前でマリアはおそらく本名
シャレでネーミングしてるけど中身は結構シビアな内容だったもする。
つまりこの作品はバカをやってるければ決してバカではないのです。

新房アニメというとOPの映像や曲に凄くインパクトがあるのも特徴です。
今回は最初OP映像が文字だけというネタかマジか判断に困る代物で……
他の人の作品なら「間に合わなかったんだね」と素直に解釈するけど
なにしろ新房作品ですからあえて狙ってくることも否定できないし。
それに文字しかなかったけどそのへんの作品よりはるかにデキいいし。
映画のクレジット風にキャストと配役を縦書きに入れてあるんだけど
ここが糸色望[役名]糸色望[俳優]~以下他の人も同様~になってたという。
ただの文字だけでも決して仕掛けを入れることは忘れない芸の細かさ。
さらに吉野家やら宇宙ヤバイやら某有名なコピペ文章まで使ってたり。
もうこれはこれでいいんじゃ?と思いつつ4話を見たら絵つきに変わってた。

4話からの正規版!?の映像はまた凄かった。
表現的にも凄いけど描かれてる内容がかなり凄いです。
だって縛ってるし。抱いてるし。精子が卵子に寄ってるし。受胎してるし。
まるで江戸時代の医学書のようなテイストでセックスを記号化してます(爆)。
現状の表現に対する制約の厳しさを嘲笑うかのような手法に唖然としたよ。
全く尾石さん(とOKを出した新房さん)たらお茶目さんなんだから(笑)。
ちなみに曲は「大槻ケンジと絶望少女達」でこれまた凄いインパクトが。
※絶望少女達=主要キャストの何人か
てゆーかN.H.KですらED曲だったのに、こっちは作品の顔のOPで使ってるし。
相変わらず見てる人の意表をつくためなら何でもやりますな。

各話の構成としてはいつものように1話読みきりっぽく構成されてます。
元々は1話ではなかったものを上手く1つの話にまとめてある感じです。
それを実感するのが2~5話のAパートとBパートの内容っすね。
2話はAパートは引きこもり少女の小森霧のエピソードで、
Bパートはストーカー少女の常月まといのエピソードという2部構成。
しかし通して見ると問題生徒への糸色先生の対応というエピソードに。
3話の木村カエレと関内マリア太郎も転入生という一つの括りになるし。
5話の身体測定~身の丈の話と温泉~デトックスの話も繋がってる。
(4話はどんな関係性があったか忘れた)
毎度のことだけど細切れの内容を一つの話に再構成するのが上手いっすね。

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