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ef - a tale of memories & melodies.

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ef - a tale of melodies. 7~12話

ああやっぱり大人の優子はそうなんだ
と言うのが最後まで見た一番の感想かなと。
見てる途中でこれはアレしちゃうんだろうなと予想もついたし。
そんな感じで後半の展開はある程度予想の範囲に収まってた感じです。
てゆーかクリスマスのあの瞬間が事前に予想できてしまうのはどーよ?
そろそろという予感はしたし、ポールを見た瞬間にアッと思ったよ。

もう一つの感想としては。
終わり方はとてもキレイだけどインパクトはそれほどでもないかなと。
全体から見て決してレベルが低いわけではないけど1期と比べてしまうと。
次元の違う千尋パートはともかく紘パートも最後はドカンと来るからね。
今回は構成的に最後にドカンと来るのは作りにくいのはあるけど。
でもこちらの想像も出来ないような凄い結末でアッと言わせて欲しかった

物語の中盤が結構ヘビーなのも相対的にラストが弱く感じるところだね。
今回は特に人の感情や狂気の激しい側面が浮き彫りになってる感じで。
優子のお兄さんの自分でも制御できない感情のぶつけた先であるとか。
久瀬さんが諦めたはずの未来を激しく渇望するところであるとか。
1期は「優しい」物語だったけど2期は「激しい」物語だなとか思ったよ。
もちろん1期にも激しい要素はあったし、辛い要素もいっぱいあった。
そして2期にも優しい要素はいっぱいある。あくまで一番の印象ってこと。
激しい物語のわりに小ギレイに収まりすぎということなのかもしれない。
夕パートが10話の最後で終わってたらある意味凄かったかもしれんが……
ミズキパートが11話の最後で終わってたら(以下略)
インパクトは抜群ですよ。見てるほうは呆然とするけど(爆)。

あとはストーリー的には特筆するところはあまり無いかなと。
ある程度予想してた通りに展開していったから。
(こちらの予想をぶっちぎっていく作品のほうが稀ですが)
夕と優子の二人で神田川(笑)もやっぱりこれやるのかとか思ったし。
その生活があっという間に終わったのは予想してたのと違ったけど。
いずれ終わるにしてももう少し生活に疲れてからだと思ってたから。
でも、そんな展開だととても1クールの半分には収まらないか……
あのお兄さんの登場は物語の早回しのための必然だったのかなと。
にしても千尋パートではすっかり枯れてた火村さんが青春してるよ。

ミズキパートもストーリー自体はほとんど動かないからね。
(結末だって久瀬さんが生きるか死ぬかしかないわけで)
同じ場所で延々と物語を紡いだと言う意味では千尋パートと同じだけど、
喜びの瞬間と悲しみ瞬間の振幅が凄く激しかった千尋パートに比べると、
一つの(感情の)終着点に向かい少しずつ歩を進めていく感じだったから。
喜びも悲しみも激しさもあるけど、どこか淡々とした物語というか。
物語が淡々としてるからこそ感情や余韻がより表現できたとも言える。
(ストーリーが激動してると感情表現が疎かになる傾向にあるから)
最後の(意図的に隠されてた)選択肢だけはすっかり失念していたけど。
まだその手があったのかと。何でそれが今まで出てこなかったのかと。
それがまさに負けそうな試合は最初からしない、だったわけで……
実はここで結末も読めました。だから11話のピーーにはビックリした。

1期に比べると内容が薄いかなとも思った。特にミズキパートの方が。
1期のキャラがいっぱい出てるのは少し蛇足な感じがしないでもない。
もちろん1期の内容が大好きだからキャラが出るのは嬉しいんだけどさ。
嬉しい感情とそれぞれのエピソードの密度や完成度の話は別なわけで。
1期(別パート)の印象にわりと頼ってしまった感じがしないでもない。
別パートに出てきた印象的なキーワードを繰り返して使っているのも、
関係性を高めるメリットとともに情報量が少なくなるデメリットがあるし。
今回のエピローグが1期も含めたエピローグなのも繰り返しっぽいなと。
(1期もエピローグとしてちゃんとまとめてたわけだから)
つくづくこの作品にとって1期は目前にそびえ立つ高い壁って感じです。

この物語の最後に火村さんが優子に会いに行きます。
これ1期の最後にもそれっぽいシーンが挿入されてたっすね。
季節が違いますが……
1期はそこまでの経緯(と時間経過)がごっそり抜けてるから仕方ないか。
にしてもてっきり千尋と蓮治の関係を見て会いに行ったのか思ったら。
(1期のあのシーンはそう解釈しても問題はないと思う)
仕事にある程度のケリがついたから日本に帰ることにしたんだったとは。
それと優子を見たと言う話の真相を確かめようと思ったとかね。
1期で与えられた情報でのあのシーンとは印象が多少違っているのです。
でもどちらのシーンもそれぞれきちんと成り立ってるのが凄いかも。
2期の火村さんと優子の話がなくても1期のはちゃんと成立してるしね。
意味深なセリフを放つ二人には関係があったことを匂わせてるわけで。

実は1期はあの二人が再会するシーンが無くても成り立つのです。
火村さんも優子も過去に何かあったんだろうと考えればいいわけで。
二人はあくまでそのパートの主役たちのアドバイザー的な存在だから。
火村さんと優子のバックボーンを描く必然性などどこにもないのです。
だけど1期の制作時点で原作には二人のエピソードが存在していたから。
※1期制作時点で後半のシナリオは完成してたらしい
だからサービスとしてあのシーンを1期の最後に入れたんだろうなと。
物語をゲームの後半に繋ぐ(続きはゲームで)という意味合いも込めて。
そしてあのシーンは結果的に2期を作る切っ掛けにもなったのかも。
あのシーンが2期のプロローグにもなってるわけだから。

1期の後の記事でコミック版を読んだことには触れてたけど
実は(ゲーム版の)ドラマCDも一通り聞いたことがあったりします。
たいした内容じゃないのでそのうち触れようと思いつつ忘れてました(爆)。
その内容とコミック版とはわりと大人な優子のキャラ描写が似ています。
だからたぶんそっちの方が原作ゲームの描写に近いのかなと思ったり。
でもこの設定だったら1期のアニメの描写の方が筋が通ってそうだ。
一人の時しか優子が姿を現さないのもこの設定なら実にそれっぽいしね。
(2期には紘とみやこの二人で見るシーンがあるけど)
最後の最後に火村さんが優子に会うシーンもやっぱり一人だったから。
だからあのとてもキレイで切ない結末も予想してました……

efという作品は4本(原作は5本)のエピソードによって構成されていて、
それぞれは時間的な前後関係こそあれ独立して成立する内容なのです。
特に千尋パートはそれだけ抜き出しても内容が完全に理解できます。
(抜き出したDVDを作成したので断言できます)

もちろん登場人物の関係が近いためにある程度は干渉もしています。
あるパートでは主役だったキャラが別パートでは脇役だったり、
そのパートでは脇役だったキャラが別パートで主役だったりと、
それぞれのキャラの奥行きを深める構成になってるのも面白いです。
一つ一つのパートを見るだけでも物語としての理解は出来るけど、
複数パートを見ることでよりキャラや物語への深い理解が得られます。
一つの物語を複数の視点で見ていく体裁でならその手のを知ってたけど
別のエピソードを描きながら相互理解を深めるのはアニメでは初めてかも。

こうして1期、2期と見て思ったけどやっぱり一つの話では無いなと。
あくまで4本の関係の強いエピソードを2本ずつやったという感じ。
もちろん作品全体の統一したテーマみたいのはありますが。
1期と2期は前後の関係ではなく平行して流れる関係とでもいうか。
4本のエピソードを平行して描くのはさすがに無理があると思うので
2本を平行させて2期でやったのは結果的に上手いやり方だったなと。
それぞれの内容がシリーズの終盤に向かって盛り上がっていくから。
(ハルヒも本編に読みきりを挿入した放送順のほうが良かった)
1エピソード6話ずつで全2クール構成だったら盛り上がりが分散してたし。
1クールで6とか12エピソードな美少女アニメも有るけどね……

今回のシリーズが2期なのを実感されたのはむしろ内容ではなくて、
お馴染み新房さんの愉快な仲間たちによる刺激的な映像だったりします。
※監督は新房組副長の大沼心さん
内容は1期に比べると……だったけど映像は間違いなく今回の方が上です。
前回の表現スタイルをさらにディープに濃厚に刺激的にした感じなので。
それと今回は1期に比べでずいぶんカットも枚数も多いような気がする。
1期は一枚一枚の絵に凄く力が入ってる分長回しのカットも多用してたし、
キャラの表情が丁寧についてるかわりにロングのカットも多かった。
予算やスケジュールの配分の関係でそうなってるのかなと思ったりして。
まぁ別に動かないことはefというアニメには大した問題じゃなかったし。
中途半端な品質のカットや動画がいくら多くてもしょうがないわけで。
そういう意味で今回は思いのほかカットも動画も多いような気がしました。
決して品質が落ちてるわけではないのに枚数もずいぶん多いようなと。
相変わらず新房さん譲りの止めの演出も多用はしてましたが。
そして1期もやってた映像の後処理が今回は執拗という感じすらしたよ。
特に空気に虹がかかったような色彩が凄く印象的だったなと。

映像と言えば作品の顔とも言えるオープニングですが。
1期のオープニングを100点とするなら今回は300点ぐらいだろうか(笑)。
※100点と言うのは満点という意味
1期も凄いと思ったのにそれ以上のものを出してくるとは思わなかった。
2期のを見慣れた後に1期のを見るとちょっと物足りないほどですよ。

そしてなんと今回は毎回のようにオープニングが違ったりして。
絵は最終回以外はほぼ同じなんだけど毎回カラーリングが違ってる。
色の塗りわけでこんなにも印象が変わるものなのかと感慨深かった。
1期は途中で多少変わったけど劇的に変化したわけじゃなかったから。
さらに展開に合わせキャラが消えたり天地逆転したりと凝りまくり。
※キャラ消えバージョンは月詠でやったことがある
最終回は1期と同様に絵を大幅に差し替えた特別バージョンだし。
と言うか今回は最終回の完全版から何かを削ったのが通常版でした。
(最後の優子にアレが生えてるのが象徴的っすね)
塗りまでいつものポップアートじゃない普通のアニメ塗りだったし。
1期から試してきたefの表現スタイルが一つの完成形を見たという感じ。

そーいえば11話には1期のオープニングも挿入されてました。
(2期のオープニングのかわりではありません)
最終回に使った特別バージョンの少しだけ違うやつが。
どこが違うかと言うと最後の千尋が蓮治と手を繋いでるのです。
あの特別版の内容からするとそっちの方が相応しいのは確かです。
でも1期の12話はオープニングが最初の方だから無理だったわけです。
(その時点ではあの結末は全くわからないわけだから)
そーいう意味でこのオープニングが見れたのは収穫だったなと。
ちなみに今回の12話のオープニングは最後の最後に入ってました。

最後にコミック版にあったけどアニメでは省略されたことを少しだけ。
2期の作中で京介が友達から鍵を譲り受けたとか言ってますが、
実はこの譲り渡した友達は宮村みやこだったりするのでした。
アニメしか知らないと二人の接点が全く無いように思うでしょうが。
この二人はみやこが京介を「つっつん」呼ばわりするぐらいの仲です。
(尺の都合で優先度の低い二人の関係は端折られたのでしょう)
当然ながら京介とみやこの関係の接点になったのは紘なわけです。
よーするにみやこは紘と関係の深い人と仲良くしてるわけですよ。
これはアニメしか知らなくてもじっくり見てればわかるはず。

みやこの鍵は紘が退学するときにみやこにあげたものです。
(これってアニメに出てきたっけ?)
つまり鍵は紘→みやこ→京介→景→ミヅキと渡っていったのです。
紘の鍵は姉の凪に託されたので遡ると紘←凪←火村さんになります。
もう一つの鍵(レプリカ?)は火村さん→千尋→ミヅキと渡ります。
二つの鍵の出所とも火村さんで廻りまわって最後に戻ってくるわけです。
(学生の火村さんの鍵は誰かに託されたんでしょうが)
鍵が人を巡ってそれぞれの願いを叶えて行ってるのが面白いっすね。
願いを叶える鍵の伝説でも出来そうだ(笑)。
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ef - a tale of melodies. 1~6話

10月から一部の民放(3局)で深夜に放送してる新番組。
11月からAT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は18禁のインタラクティブノベルでやったことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは12/26から
その女の子は唐突に今でもあなたを憎んでいると言った。
あなたが初恋だった。今でも初恋は続いてるとも言った。
彼女の名は雨宮優子。そしてオレの名は火村夕。
二人は小さい頃、少しだけ一緒に過ごしたことがあった。
二人ともあの震災で身寄りをなくして同じ保護施設にいたのだ。
しかし彼女はすぐに遠い親類に引き取られた。その程度の関係だ。
あの当時、彼女はやけに懐いていた。お兄ちゃんと呼ぼうとした。
それがとても腹立たしかった。オレの妹は震災で死んだのだから。
オレは彼女の差し出した手をはねのけた。想いを知ろうとしなかった。
それがどんな結果に結びつくか、その頃のオレには考えられなかった。
クラスメイトの嫌がらせを、こんなの大した事じゃないと笑う理由が、
なぜ好きという言葉がどこか嘘臭いのか、オレには想像つかなかった。

今度は性的虐待ですか……
このシリーズはアニメで表現できる内容の限界にでも挑戦してるのか?
しかもセックス描写自体が大きく制限されるテレビアニメでやるとは。
直接的ではない独特な表現技法を使ってることが良い方に効いてるなと。
過激な表現手法のおかげで告白のシーンのインパクトも強烈だったよ。

正直なところ、1期の千尋パートは凄すぎで、もはや奇跡的なレベルで、
技巧だけでは同じレベルのものは絶対に作れないと思ってたわけで。
だから今回のにはそんなに多くを期待してたわけではないんです。
単純に続きをやれば蛇足になるから別の話になるのも予想してた。
濃厚な映像と人間描写さえ堪能できればいいぐらいに思ってたのです。
こんなインパクトのある設定を投げてくるとは思わなかったのです。
1期と比較されるのを承知で2期を作っただけのことはあるんだなと。
思ったよりやるじゃないか!というのがここまでの印象です。
さすがに千尋パートには敵いませんが(だからあれは奇跡だと)。

2期は別のキャラを中心にした別の話。
と言うのは1期が見事に完結してたので最初から予想ついてました。
別のキャラと言っても大半は1期にも出てきたキャラですがね。
1期で脇に廻ってたキャラが今回は中心に据えられているのです。
そんな関係なので当然ながら1期の中心キャラも出てきたりします。
さりげなく1期のフォローというか後始末的なシーンがあったりします。
(千尋と景が再会するシーンなんかが有ったりする)
それとは別に1期の場面やセリフを意図的に似せて使ってたりします。
なので1期を熱心に見てた人なら感慨深いんじゃないかと思います。
雰囲気も表現スタイルも同じだし今回のメインも知ってるキャラだから
そういう意味でも感慨深いだろうし見て損は無いと思われます。
1期を知らない人がいきなり見た場合どう感じるかはわかりませんが。

1期は2つの話が平行して進む展開でした。
そして今回も2つの話が平行して進む展開です。
と言っても前回と違って今回は全く別の時間軸のお話です。
一つは1期よりも(少し)未来のお話。もう一つはずっと過去の話。
未来は久瀬さんと羽山ミヅキの話で、過去は火村さんと雨宮優子の話。
久瀬さんと火村さんはどちらの話にも共通して登場しています。
わりと美形な男キャラ二人の存在感がやたらと大きいわけです。
これはもはや美少女アニメとは言いがたいのではないかと(笑)。
1期もいわゆる美少女アニメとはかなり趣が異なっていたけどね。
1期を知らず普通の美少女アニメを期待してるとアレって思うかも。
そんな人ははなからお呼びでないのでとっととお帰りください(爆)。

久瀬さんと火村さんがいる1期より少し未来の話ってことは
千尋や蓮治と距離がとても近い場所での話ということになります。
※久瀬さんは蓮治のお隣さんで火村さんは千尋の保護者
当然ながら脇のキャラとして千尋や蓮治が時々出てくるわけです。
あの物語の後の幸せな二人の姿を見れるのです。凄く嬉しかったよ。
(紘パートのメンバーもちょっとずつ出てきます)
そして1期では別パートの登場人物だったミヅキの登場によって
この作品の予想もしなかった仕掛けを知ることになるのでした。
ちなみにミヅキが蓮治の従兄弟なのはすでに知ってました。
※コミック版にはその設定が出てくる

予想もしなかった仕掛けとは音羽の町のこと。
実は1期を何度も見返しててある疑問が浮かんだのです。
紘パートと千尋パートは同じ音羽の町なのになぜ季節が違うのだろうと。
1話の紘パートでは雪が降ってるし服装からして冬の話なわけです。
それどころかクリスマスというピンポイントな日時までわかるわけで。
しかし千尋パートでは雪はないし服装も冬とはとても思えなかった。
ふとこの2つの話は時間軸が全く別なのかもと考えたりもしたけど、
千尋と景が互いにメールをやりとりしてるからそれは有り得ない。
同じ町なのに景と紘が全く千尋に会わないのも疑問だったんだよ。
※景は千尋の双子の姉妹で紘は二人の幼馴染
会わないのではなく、簡単には会えない場所だったとは……
全く同じ風景の音羽の町が二つ有るなんてとても考えつかないよ!

つまり千尋と蓮治のいる音羽は紘たちとは別の場所にあるのです。
オーストラリアにあるんだそうな。だから季節が逆なのです。
1期の2つの話が全く交差しなかったのも当然だったわけです。
蓮治が景のことを学校で見たことがないのも当然だったのです。
だって蓮治と景の通う学校はそっくりだけど別の学校だったから。
恐らく千尋はあの時点で別の場所に居るという事実を知らないか
教わったけど記憶から抜け落ちてしまってるのでしょう。
両者の接点の千尋が不完全な記憶しか持たないのは絶妙だったね。

考えてみたら1期で千尋が電車のこない音羽の駅に座っていたのに
最後に電車から火村さんが駅に降りたのもアレ?って思ったんだよ。
※紘パートには他に駅が出るシーンはない
あれは何かを吹っ切って日本の音羽に行ったって意味だったのだなと。
火村さんが紘たちを優しい視線で見てるのも深い意味があったのだなと。
(同じ町だと思ってたから特に深く考えたりしなかったよ)
まぁ、2期を見て初めて理解できるシーンが有るのもなんですが……
そのへんは1期の本筋ではないのでそんなに問題ではないっすね。
そこに関係する火村さんと雨宮優子の話はまさに今回の内容だから。

今回のメインである火村さんと久瀬さんは前作と大差ないけど、
前作では人間に見えなかった優子さんはずいぶん印象が違います。
今回はちゃんと人間に見えるから。なんて表現もアレですが。
コミック版やドラマCDではみょーにお茶目なキャラだったけど、
それとはまた違った軽いようででも決して本心を見せない感じの。
理由は6話でドーンと火村さんと(視聴者の)目前に突きつけられます。
何かは具体的には書きませ……いやバッチリ書いてありますね。
ここを見れば今回も並みの作品じゃないってことを思い知るはず。
最初から何かありそうに匂わせてるわりに出し惜しみをしてるので、
きっと中盤に強烈なのを繰り出してくるんだろうとは思ってたよ。
6話の優子さんの告白シーンを見ながらやっぱりやってくれたなと。
(もう一度見返したら凄く丁寧に伏線が散りばめてあって驚いた)

そんな感じなので
作品の方向性が嫌いでないならなるべく6話まで見た方がいいです。
1期に比べてインパクトが弱いからと序盤で切らない方がいいです。
(序盤から久瀬さんのこととか結構インパクトはあるけど)
1期だってホントに凄いことになるのは中盤以降だったわけだし。
千尋パートが序盤からあまりにインパクトが有りすぎなだけで。
だから千尋パートは奇跡なのだと(以下略)
アレを基準に考えてはいけません。見れるものなくなるから。

[DVD] ef - a tale of memories. 1~6巻

DVDレンタルで借りて改めて見てみました。
買いましたと言えないのが悲しい……
いつか全巻揃う日が来るといいな

内容については前にさんざん書いたので今回はDVDでの違いについて。
これだけを通して見た印象としては、キャラ絵の修正はほとんど無くて、
後処理にはかなり手が入ってるっぽいなって感じでした。
で、思い立って8話だけ詳細に比較したらあまりに違いが多くてビックリ。
(8話を比較したことに深い意味は無い)
と言っても印象どおりキャラ絵の作画修正とかはほとんどなくて、
しかもその修正されてるキャラ絵も元絵と大差なかったりして。
それより画面全体の配色や光と影の処理などの変更が大半でした。
あとは間違い探しのような服とかの細かいミスの修正がいくつか。
放送時も十分に完成してると思ってたけどDVDはより完成度が高いすね。
※違いの詳細は最後に

放送時は絵が変だったからDVDで修正するというのはありがちだけど
作画以外の後処理をここまで手を入れるのは新房さん以外だと珍しいね。
新房組副長(?)の大沼心さんだし手法を踏襲してても不思議はないが。
まめに服を着替えるのも新房さんの手法を踏襲したのかな?
(千尋なんか10種類ぐらい着替えてたり)

あと放送時と変更になってるのがエンディングです。
放送時はみやこEDが4回あったけどDVDだと千尋EDが4回になってます
※3話みやこ→景・5話景→千尋
これは作品の中でのキャラの比重を考えると妥当な変更だと思われます。
あと細かいとこだとみやこEDのcho.2が3話から1話に移動してます。
※「ef - a tale of memories. 全楽曲」にも反映済

放送よりDVDが長い回もあります。
3話と10話だけDVDが1分30秒ほど長くなってるのです。
このうち10話は放送時にオープニングをカットして収めてました。
そして3話も制作時にはオープニングをカットする予定だったのかも。
でも2話までオープニングがないのに3話もカットはさすがにと思って
本編の内容をカットする方向に転換したのかもしれない。
※カットされてるのは11'58"~13'03"と13'56"~14'21"

ちなみに放送時がカットだという解釈は未放送カット前後の繋ぎかた。
教室のカットの前後の木漏れ日カットと空カットを繋いであるので。
ふつう意図してこんな画面の繋ぎ方はしないはずだから。
(でもカットしたことをごまかし易い繋ぎ方でもある)

これらのDVDでの変更分のうち本編が長いのを除くと
再放送時はDVDと同じになってる可能性が少なからずあります。
キッズとか2度目の放送はDVDマスターで放送すること多いし。
7月からtvkで再放送するらしいけどそれはDVD版かもしれない。
※今やってるAT-Xの再放送は初回放送版と同じ
にしても深夜アニメを地上波の同じ局で1年以内に再放送って珍しいね。

映像特典としてはまずノンクレジットOP/EDという定番のがあります。
※レンタルDVDはセルDVDと同じ内容みたい
ただしEDの方は余分だったり足りなかったりと半端に収録されてます
例えば景EDの3話と4話が収録されてるけど9話(cho.2)は収録されてないし。
千尋EDも5話と6話が収録されてるけど11話(cho.2)が収録されてない。
OPは3話Verと12話Verだけ収録されてて、7話以降のはありません。
どうせ収録するなら全話収録すれば良かったのでは?(月詠はそう)

あと放送で流れてたCMが一通り入ってます。これは結構嬉しい。
※ジェネオン関係のみでドラマCDのは入ってない
サントラのCMの30秒バージョンは公式トップ以外では初めて見たよ。
あとブログパーツと同じ1巻バージョンと2巻バージョンの間の
2巻バージョンのプロト版みたいな字がいっぱい出るのも初めて見た。
ちなみに現在の公式トップの映像は入ってなかったです。
あれはCM映像じゃないのか?それとも単にDVD収録タイミングの問題?

「euphoric field」の(未使用?)プロモビデオも2種類収録されてます。
日本語のminoriバージョンと英語のシャフトバージョンが。
シャフトバージョンはアニメの名場面を音楽に合わせて繋いだやつです。
minoriバージョンはシングルの実写CMと同じ素材を編集したやつみたい。
よく見ると監督が堤京介って書いてあるよ……
(実はシングルの実写CMにもそう書いてある)
ってことはこの女の子は景という設定だったのか!!!今気づいた(汗)。

最後に8話のDVDでの変更の詳細。
時間はその話の冒頭からの時間で「~」は一連のシーンと言う意味。

0'00"~ 噴水の照明の色が違う。みやこに光があたってる。光と影が多少違う。
0'13" みやこが投げた携帯の動きが多少違う。
0'25" 紘の自転車の位置が違う。全体の配色が違う。
0'31" キャラの位置が違う。
0'34" キャラが色つきに。
0'38"~ シャワーの表現が違う。キャラの配色が違う。
0'40" キャラ絵が違う。
0'48" レイアウトとキャラ絵が違う。風呂用具を追加。
0'49"~ 湯気が薄くなってる。
1'18" みやこの動画が大幅に増えてる。光と影が多少違う。
1'34" 柵と草の形が違う。影のつき方が違う。全体の色が違う。
3'16" 1階の生徒の位置が違う。
3'25" 千尋の正面の本が消えてる(ミスを修正)。
4'29" 手前の柵の形が違う。紘の服が違う(ミスを修正)。
4'35" 背景のパースが違う。紘の服が違う(ミスを修正)。
5'14"~ 光と影が多少違う。羽の動きが全く違う。
5'28"~ 小さな文字が違う&動きがある。色が微妙に違う。
5'58" キャラ・海・浜辺の位置が違う。全体の色が多少違う。
6'30" キャラ絵が違う(向きが少し違う)。
6'32" キャラの位置が違う。
6'41" キャラの位置が違う。海の波が違う。
7'02" キャラの位置が違う。
7'33" キャラ絵が違う(あまり違いはない)。光と影が多少違う。
7'54" キャラも含めて画面全体が少し引いてる。
9'12" パンの袋のデザインが違う。影が多少違う。
9'17" 手前のパイプが暗くなってる。
9'20" 屋上の設備?のシルエットが全く違う。
9'34" 手前の柵の形が違う。
9'37" 背景の位置が違う。
9'46" 背景のパースが違う。
10'08" 坂の絵が少し引いてる(同じ絵で)。
11'03" キャラの位置が違う。
11'18" 11'20" 頭のハイライトが違う。
11'26" カラーリングが青系に。
11'48" ステータス表示のサイズが違う。全体の色が多少違う。
12'01" 「もともと好きだった」のカット切り替えが無しに。
12'10"~ 海の表現が違う。キャラと柵が暗くなってる。空の色が違う。
13'39" スタンドの光の表現が違う。
13'55" ズームインを無しに。ディスプレイの輝きが弱めに。
14'03"~ 料理の色が多少違う。花の色が違う。影のつき方が違う。
テーブルクロスの模様を追加。蝋燭の炎が動いてる。全体の色が微妙に違う。
14'03" 花瓶の色を変更(ミスを修正)。
14'05" テーブル・皿の色を変更(ミスを修正)。
14'19"~ 湯気が薄くなってる。水面のゆらめきを追加。
14'49" 赤い顔を白っぽく。
14'55"~ 暗いカットは全体に少し明るく。全体の光の色を変更。
17'06" 手前に柵と草を追加。
19'38" 小さな文字が目立つように。シルエットに被る模様が明るく。
イメージ画が動いてる(スライドやズーム)。
19'49"~ 全体の光の色を変更。
20'39" カラーリングが黄系に。
20'47" 千尋の前に鏡を追加(ミスを修正)。
23'01" アンテナの横のハートマークが消えてる。
23'11"~ 公衆電話の電話機が全く違う。

8話の比較にえらい時間がかかったので他の回もやるかは何とも。

[CD] ef - a tale of memories. ORIGINAL SOUNDTRACK 2 ~fortissimo~

待ち遠しかったefの2枚目のサントラです。
発売日に買いに行きました……と言いたい所だけど発売日を間違えてた(汗)
それと直前に体調を崩してどちらにしろ発売日は出かけられなかったですが。
1枚目のときも直前に具合が悪かったのでなんの巡り合わせなのやら。
そんなわけですっかり出遅れたけど、ちゃんと手に入れて聞きまくりです。
買った日に延々と6回もリピートしてしまったし(笑)。
そんな聞き方したサントラは他には無いよ。efの1枚目以外では。

既に録画から未収録分を引っこ抜いて未収録曲のCDを作ってあったので
ほぼ予想通りというか音質以外は曲順までほとんどそのままと言うか。
(1枚目同様に曲順がほとんど初出順なので)
まぁ、曲にセリフが被ってないので聞きやすいことは確かですが。
特に終盤の内容はセリフだけでも結構くるのでうっかり聞き返せない……
セリフの入ってないこのサントラですら涙腺が緩んでしまうぐらいだし。
終盤の凄く好きなシーンで使われてる「from yeasterday to today」なんか
曲を聞いただけでシーンとセリフがフラッシュバックして涙が(汗)。

1枚目が出たときにたぶん全ての曲を収録するんだろうなと予想しました。
曲目リストが出たときに曲数から屋上の曲は通して1曲なのも予想できた。
でもどうしても曲数が足りないような……と思ったらやっぱり足りない。
たった1曲だけ収録されてない曲があるのです。それも1話で使った曲が。
歌なしのOPで使ってたインスト曲が収録されてないのです。
Sorrowful feather(つまり悠久の翼)のメロから音を少し削った感じの曲。
1枚目に入ってない時点でアレ?と思ったけど2枚目にも入ってなかったよ。
もしかして入れ忘れてることを忘れてたりして!?
まぁ1クールで2枚もサントラが出てほぼ全ての曲が収録されてるのだから
これで不満を言ったらバチが当たるんじゃないかと思ったりもしますが。
いまどき2クールなのに1枚だけで未収録曲てんこもりも珍しくないし。
DVDのオマケCDに小分けでつけたりされなかったしね!(皮肉)

サントラの内容について。
このサントラに収録されてる後半の曲にはある特徴があります。
1枚目のサントラのライナーを読んだ人なら知ってるけど、
この作品は途中からシーンに合わせて曲を書き下ろしたんだそうで。
アニメ作品でそれをやったのは非常に珍しいそうな。って当然じゃん。
スケジュールの関係で大半の作品はやりたくても出来ないわけで。
知る限りテレビシリーズでそれをやったのは他はlainぐらいだね。
(はっきり公言してないだけで他でも一部の曲はやってる可能性が)
そんなわけで後半の曲の大半は特定のシーンのための曲なのです。
シーンのための曲なので内容と曲の展開が見事シンクロしてるのです。
おかげで曲を聞いてるだけなのに作品を見返してる気分になるよ。
だからついつい何度もリピートしてしまう。


では全曲紹介とどこで使われてるかを簡単に説明。
詳細な使用リストは「ef - a tale of memories. 全楽曲」へ。
ちなみに「-タイトル-」の横の(~)は便宜的につけてた曲名です。
※便宜的な曲名は一部の曲にしかついてません

「euphoric field (Japanese TV-EDIT #12ver.) feat. ELISA」
12話に実際に使ってた日本語バージョンのOP曲。
ライナーによるとフル版の単純な編集ではなく微妙に違うそうな。

「C2R emotion」(Love)
千尋パートで3回使ってる優しい曲。
二人の愛のテーマであるStay with...のバリエーション曲なので
当然ながら3回とも二人のとても幸せそうなシーンで使ってます。
その中でも一番好きなのは11話のデートの最後の屋上のシーンです。

「Sepia film」
紘パートで1回だけ使ってるシチュエーション曲。
5話で京介が母親の出てる映画を見てるシーンで使ってます。
この曲だけは作中に比べて収録サイズがやたらと長いです。

「in the living room」(Everyday)
両方のパートで使われてる日常系の曲。
5話で蓮治が料理をしてる後ろでみんなが話してるシーンが印象的かな。

「existence」
紘パートで5回使ってる緊張系の曲。
部分的に使うことが多くて曲の全容をサントラで初めて聞いたよ。
一番印象的なのは5話の景とみやこが対峙するシーンだろうか。
思い返すと二人の存在が相対するシーンで使うことが多いね。

「steps forward by one step」(Hope)
千尋パートで4回使ってる穏やかな曲。
タイトル通り二人の恋人のステップなシーンで使ってます。
一番印象的なのは8話で千尋が手を繋ごうと差し伸べたシーンだね。
普通のラブストーリーならジーンとくるシーンなのですが……
この作品では次の瞬間、曲がぶつっと切れて衝撃の展開が。

「Miniature garden」(Fairy tale)
千尋パートで3回使ってる不思議な曲。
作中の千尋の物語で使われてる曲の1曲目で、
舞台の説明と女の子がいろいろ試してた頃に使ってる曲です。
中でどのシーンが印象的かといわれたら全部としか(おいおい)。
あえて選ぶなら「もっとずれてるはずなんです」のシーンかな。
このセリフが後にものすごく重い意味を持ってくるので。

「Agent」
紘パートで1回だけ使ってるコメディ曲。
6話の「ここを開けろFBIだ!」の(ギャグ)シーンで使ってます。

「ideal and reality」
紘パートで2回使ってるメロウ系の曲。
6話の京介の「魂が震える画が撮りたい」なシーンで使ってます。

「Shot」
紘パートで1回だけ使ってるeuphoric fieldのインストアレンジ。
6話の景のバスケの試合のシーンで使ってるエネルギッシュな曲です。

「allegory」(Marriage)
千尋パートで4回使ってる荘厳な曲。
作中の千尋の物語で使われてる曲の2曲目で、
男の子(蓮治)の絵と自画像(千尋)を描いてるあたりで使ってる曲です。
それらのシーンは全てとても印象的だし作中の重要なシーンですが
12話冒頭の千尋が日記を書くシーンで使ってるのが最も印象的かなと。

「I...」(Heartrending message)
紘パートで1回だけ使ってるショッキングな曲。
タイトルを見ればわかるだろうけど7話のあのシーンの曲です。
紘パートがただのラブストーリーじゃないと思い知ったあのシーンの曲。
まさにシーンのために書き下ろしたのを実感させる構成になってます。

「I'm here (TV-EDIT cho.2) / Miyako Miyamura」
3話で実際に使ってたみやこバージョンのED曲。

「lost memory」(Pain)
千尋パートで2回使ってる悲しい曲。
9話の「大きくなるのは蓮治、おまえの痛みだ」なシーンで使ってます。
前半の静かな曲調と後半の強い繰り返しが絶妙にシーンに合ってたね。
千尋の中から蓮治の存在が消えたという同じ意味で12話でも使ってます。
サントラを聞いてて気づいたけどこの曲もStay with...のバリエーション。

「clear night」
紘パートで1回だけ使ってる刻む季節の静かなインストアレンジ。
9話の景の「何だか遠くなってくみたいで」のシーンで使ってます。

「forget me not」(Kiss)
紘パートで2回使ってるI'm hereのドラマチックなインストアレンジ。
2回ともとても印象的なシーンで、実は2回ともキスしてたりして
使ってるのは9話のキスシーンと10話のラストシーン。
この曲もおそらく9話のシーンのために書き下ろしたんじゃないかな。

「True feeling」
紘パートで1回だけ使ってる刻む季節のドラマチックなインストアレンジ。
紘と景の扉越しの別れの会話のシーンで使ってる最初から最後までがこれ。
最初の静かで穏やかな曲調が次第に激しくなる展開までシーンそのまんま。
まさしくあのシーンのためにあつらえた曲ということです。

「刻む季節 (TV-EDIT cho.2) / Kei Shindou」
9話で実際に使ってた景バージョンのED曲。

「Countdown」
紘パートで1回だけ使ってるドラマチックな曲。
紘とみやこのカウントダウンしていく電話のシーンの全てがこの1曲。
こんなにどんどん曲調が変わる曲は普通のサントラならまずないかと。
会話の内容にあわせて途中から曲調がまるっきり変わってしまうしね。
これもあのシーンのために書き下ろしたのだと凄く実感させる曲です。
最後にブチっと終わるのまで作中と同じだよ(ラストはforget me not)。

「Only two」(Date)
千尋パートで1回だけ使ってる優しい曲。
11話の二人のデートの最初からプリクラのあたりまで使ってる曲です。
クレーンゲームのあたりで曲調が変わるのが内容と凄く合ってたね。
まさしくあのデートシーンのために書き下ろしたのでしょう。

「The final chapter」(Loneliness)
千尋パートで1回だけ使ってるドラマチックな曲。
11話のデートの後の千尋の物語の最後の部分で使われてる曲です。
内容に沿って静かに始まり激しく展開し突然ぶちっと切れるのです。
予想もしない展開と次の嫌な予感とを含めて驚きの仕掛けの一つだね。

「Terminal station」(Farewell)
千尋パートで(3曲目の部分だけ)2回使ってる曲。
11話のあの夜の屋上のシーンで使ってる曲の最初から最後までです。
見た人には説明不要の作中で最も衝撃的なあのシーンの曲です。
実はこの曲は3曲分かなと思ってたけど全部で1曲扱いのようです。
曲調が全く違うし途中で無音が入ってるから実態は3曲なんだけどね。
(特に1、2曲目は)実際の使用にかなり近い状態で収録したみたいです。
と言うかシーンのために書き下ろしたからこの断片しか無いのかも。

「空の夢 (TV-EDIT cho.2) / Chihiro Shindou」
11話で実際に使ってた千尋バージョンのED曲。
これだけ他の二人のと違ってイントロから全然違う感じに。
全てのエンディング&バージョンの中で一番コレが好きですね。

「from yesterday to today」(Gratitude)
千尋パートで1回だけ使ってる空の夢の荘厳なインストアレンジ。
12話の蓮治が千尋の日記を読んでるシーンで使ってます。
ここは作中でも一二を争うぐらい好きなのでセリフが全部出てくるよ。
そして未だにこの曲だけは平常心で聞ける自信がありません(汗)

「knight」(Possibility)
千尋パートで1回だけ使ってるeuphoric fieldの躍動的なインストアレンジ。
12話で蓮治が日記を拾い集めるシーンで使ってます。
最後の最後のこのタイミングでeuphoric fieldのインストアレンジを
使ってきたことにみょーに感慨を覚えたのが強く記憶に残ってるよ。
この曲も作中と同じくぶちっと切れて終わります。

「Desire that doesn't want to forget」(Miracle)
千尋パートで1回だけ使ってるドラマチックな曲。
12話の事実上のラストシーンで使ってるあの曲です。
これも二人の愛のテーマであるStay with...のバリエーション曲です。
最後がこのシーンだからこそこの作品は何度も見返したいと思うのです。

「Start and Stay with」(Epilogue)
エピローグで1回だけ使ってる明るくて前向きな曲。
12話のBパートのみんなのその後のシーンで延々と使ってます。
I'm here、刻む季節、空の夢のインストがメドレーになってる曲で
それぞれのパートはそのキャラのシーンにちゃんと合わせてありました。
実はサントラだと放送部分の後にeuphoric fieldのインストパートも。

「悠久の翼[eternal feater] 07.mix / Yuko Amamiya」
12話のEDに使ってた悠久の翼のアニメ用Remixバージョン。
※悠久の翼は原作ゲームの曲(主題歌?)
収録されてるのはフルサイズで使われたのは編集版です。


前回書いたけど紘パートで印象的な曲の大半がこちらに収録されてます。
1枚目だけだと紘パートの存在感が薄い?って思ってしまいそうだけど
2枚目を聞くとちゃんとドラマチックな曲で主張してるのがわかるかと。
こと紘パートに関しては1枚目のベーススタイル曲がわりと普通の曲で
2枚目のシチュエーション曲がどれも印象的なので配分が悪いっすね。
1枚目で千尋パートの曲ばかりが目立ったのは千尋パートで使った曲は
ほぼ全ての曲が印象的だったからという極めて希な状況もあったのだけど。
つまり2枚目は両パートに渡って印象的な曲のオンパレードとなってます。
1枚目も凄くいいサントラだったけど2枚目はそれ以上に素敵なサントラに。
おかげでしつこいぐらいにリピートして聞いてるよ。
作品を見たことある人なら(たぶん)この気持ちは共有できるはず。
見た人は買うしかないね!さあ買え!すぐ買え!今買え!即!(おいおい)
ef - a tale of memories. ORIGINAL SOUNDTRACK ~espressivo~ ef - a tale of memories. ORIGINAL SOUNDTRACK 2 ~fortissimo~ 左が~espressivo~ (1枚目)
右が~fortissimo~ (2枚目)

※Amazonアソシエイト
もう一つ、前回に書いたことのフォロー。
1枚目のサントラに収録されたOP/EDとは別バージョンがあると書いたけど
それらはほぼ全てこの2枚目のサントラに収録されてました。
「悠久の翼 07.mix」は収録すると思ったけど他のも全て収録するとは……
曲調の違う千尋ED11話Verすらフル版を編集すれば作れるからいいや、
ぐらいに思ってたのにこのみょーなサービスの良さは何なのでしょう?
だからこそ1曲だけ抜け落ちてるのは入れ忘れとしか思えなかったり。

オマケで、このサントラの曲名について思ったこと。
1枚目は必ず大文字から始まってたのにこの2枚目はそうなってません。
もしかして自分で決めた命名ルールを忘れてしまったとか!?


曲を確認したい場合、録画したものやDVDが手元に有る場合は
上の説明や「ef - a tale of memories. 全楽曲」を参考に探してみてね。
公式サイトのサントラ特設ページでも(各々)6曲ずつ聞くことができます。
ちなみに今公式のトップで流れてるのは「Impulsive step」(1枚目の曲)
この映像はDVDのCMみたいだけどどこで流れてるんだろう……
破天荒遊戯・あまつきの枠では途中から流れてるの見ないんだけど。
この作品のCMは凄くデキがいいから集めたかったのに。

[CD] ef - a tale of memories. ORIGINAL SOUNDTRACK X ~chihiro~

efのサントラ自作(再構成)バージョンです。
ちゃんとサントラがリリースされてるのにナニ作ってるの?て感じ(爆)。
しかも2枚とも素晴らしいサントラだとさんざん書いておきながら……

いや、別に既存のサントラに不満があったから作ったわけではないよ。
単に千尋パートを抜き出した千尋エディション(DVD)を作った流れで
千尋エディションのサントラを作ったら面白そうだなと思ってたのです。
1枚目のサントラが出る前から揃ったらやろうと決めていたことなのです
そして実際に手元にサントラが揃ってみたら予想以上に素晴らしいデキで、
わざわざ曲を抜き出して作らなくてもいいかなとは思ったのですが。
何度もリピートしてるうちにむしょーに作りたくなって作っちゃった(笑)。
なんか千尋エディション(DVD)のところと全く同じことを書いてます……

今回は元のサントラが十分すぎるぐらい素敵なデキなので、
ただ初出順に並べただけではわざわざ作る意味も無いだろうと。
(そもそも元のサントラがほぼ初出順に収録されてるし)
なので曲が最も印象的に使われた位置で並べる収録順にしました。
それで実際に作って聞いてみたけど期待した以上にいい感じになったよ。
毎度、自分で言っててアホみたいだけど、素晴らしいものが出来ました。
全楽曲使用リストを作り、千尋(パート)エディションを10回以上見返した、
そんな人間だからこそ作れた曲順だと自画自賛してしまうね!(おいおい)

では曲順を。

1. Less than 45sec
2. Handing over
3. Unattended station
4. Secret story
5. euphoric field (English TV-EDIT cho.2) feat. ELISA
6. The diary
7. Sorrowful feather C2Rmix
8. Promise
9. A moon filled sky ARmix
10. Miniature garden
11. Stay with...
12. steps forward by one step
13. allegory
14. Impulsive step
15. lost memory
16. Single line
17. Euphoric night
18. Only two
19. C2R emotion
20. The final chapter
21. Terminal station
22. from yesterday to today
23. knight
24. Desire that doesn't want to forget
25. 空の夢 (TV-EDIT cho.2) / Chihiro Shindou
26. Start and Stay with (Special EDIT)

実はこの自作サントラは2つ目のバージョンだったりします。
最初作ったやつに多少不満があって修正して作り直したんです。
その不満というのは一部の曲が全体のトーンから浮いていたこと。
上の曲目には千尋パートで使用した曲の中の「Bad friend ARmix」
「Mistake」「in the living room」の三曲が入ってないのです。
千尋パートの曲は全体に繊細でキレイな雰囲気の曲ばかりなので
この手の日常系の明るい曲は思いっきり浮いてしまったのでした。
最初のバージョンには入れたんです。でもやっぱ削って良かったと思う。
ちなみに元サントラだと紘パートの曲もあるのでそんなに浮きません。
(そのかわりこの自作サントラほど全体の雰囲気は統一されない)

あと最初のメモリストから作ってる途中で2曲ほど位置を移動しました。
「Euphoric night」は最初は「Handing over」の次に入れてました。
かわりに「Promise」が「Single line」の次に入ってました。
この2曲だけは全体のバランスと曲の流れを考えて再配置しました。
とりあえずこれで今の自分が作れる最高の曲順になったかなと思います。
千尋パートが好きな人ならこの曲順には何か感じるものが有るはず。
2枚ともサントラを持ってて興味があるなら是非作ってみてください。

曲目の印刷用シートもあるので良かったどうぞ。
※12cm四方でカットするとちょうどケースに収まります

あと作る際の細かいポイントとして
「euphoric field」「空の夢」はサントラで聞いてるとわかるけど
BGMに比べて多少音量が大きいので-2~3dB程度下げた方がよいです。
面倒ならそのまんまでもいいけど。
最後の「Start and Stay with (Special EDIT)」はED曲メドレーの中の
空の夢の部分だけをいい感じに編集したものです。
これも面倒ならそのまま入れるか26曲目を削るかすればよいかと。

[CD] ef - a tale of memories. ORIGINAL SOUNDTRACK ~espressivo~

2ヶ月ほど発売が延びてとっても待ち遠しかったサントラです。
思わず発売日(前日)に買いに行ってしまったほどです。
風邪がまだ完治してなくて腸がまだ多少やばかったのに(爆)。
そして買ってから今までにヘビープレイ中。既に20回ぐらい聞いたよ。

千尋エディション込みで千尋パートは既に10回ぐらい見てたりするので
千尋パートに使ってる曲はほとんどどころか全て頭に入ってました。
何しろサントラを聞いたら使ってるシーンをほぼ全てイメージできたから。
音楽を印象的に使ってる作品は過去にもいくつもあったけど、
ここまではっきりと使ってる位置がわかった作品は初めてだよ。
それだけ印象的なシーンが多くて印象的に使われることが多かったのです。
そんな状態だったのである程度サントラの出来も事前に予想できてました。
(予想できてたからレンタルしないでいきなり買ったわけで)
そして予想してた通りの……予想してた以上に素敵なサントラでした。
1枚目が出たばかりなのに4月発売の2枚目が待ち遠しくなってしまったよ。

サントラを何度も聞き返してるうちにあるコトがやりたくなりました。
それはハルヒで作った全楽曲の使用リストのefバージョンです。
実はサントラが発売される前からリストは作りたいと思ってたのです。
サントラの発売が延びたから曲を抜き出して繋ぎにしようとも思ってた。
結局、時間の余裕がなくて考えただけで実行には至らなかったけど。
しかしサントラを聞き返してるうちに、無性にやりたくなってしまって、
曲を使ってる場所をざっと調べるついでにリストも作っちゃいました(笑)。
決してついでになんて形容できるような作業量ではないけどね。
※15時間ほどかかってます

そのefの全楽曲使用リストを作ってて気づいたんだけど
このサントラってほとんどの曲が初出順に収録されてるのでした。
今までに使用位置を確認したサントラでそんなの初めて見たよ。
(自分で作ったハルヒの自作サントラがまんま初出順だったけど)
あと、1枚目なので前半(6話まで)の曲みたいな表現がされているけど、
4話の最後の曲(M4-01 Love)や以降に初出の曲は未収録だったりして。
つまり5話以降で印象的に使われた曲の大半は2枚目ということです。


全曲紹介とどこで使われてるかを簡単に説明。
※詳細な使用リストは「ef - a tale of memories. 全楽曲」に

Less than 45sec
euphoric fieldのインストアレンジ。静かなピアノ曲。
千尋パートで5回使ってて、どれも印象的に使われてます。
特に1話の冒頭と11話のAパートの最初の部分をよく覚えてるかな。

「Holy day」
紘パートで1回だけ使ってるシチュエーション曲。
曲聴けばすぐわかるだろうけど1話のクリスマスの街角で使ってます。

「Church's bell」
紘パートで1回だけ使ってる荘厳な曲。A moon filled skyの別アレンジ。
1話で紘が教会の中に入ったときに使ってます。

「Meets girl」
紘パートのみやこのシーンで3回使ってる雪っぽい!?曲。
1話でみやこが気を失ってるあたりで使ってます。

「Snowly star」
紘パートで2回使ってるる優しいピアノ曲。
1話でみやこが雪に喜んでるあたりで使ってます。

「A sheep as for a lamb」
紘パートで1回だけ使ってるキラキラした曲。
1話で「エッチなこと考えたでしょ」のシーンで使ってます。

「I'm here (TV-EDIT cho.1) / Miyako Miyamura」
1/7/10話で実際に使ってたみやこバージョンのED曲。

Single line
両方のパートで使われてるどこか物悲しいピアノ曲。
一番印象的なのは9話の「自ら寂しさに足を踏み入れた」のシーンだね。

「Unattended station」
千尋パートで3回使ってるピアノの旋律が目立つ曲。
一番印象的なのは2話の千尋の「夢があります」のシーンでしょう。

「Handing over」
千尋パートで2回使ってるソフトノイズっぽい物悲しい曲。
一番印象的なのは1話の「昨日のまたねって」のシーンだろうか。

Stay with...
千尋パートで3回使ってる特に印象的な曲のひとつ。
一番印象的なのは6話の図書館の本の中で喜んでるシーンかな。
この曲のアレンジがあと2曲あってどれも印象的に使われてます。
そして必ず蓮治と千尋の幸せな光景のシーンで使われるので、
このメロディは二人の愛のテーマみたいなものかもしれない。

「Euphoric night」
euphoric fieldのインストアレンジ。物悲しいバイオリン曲。
千尋パートで3回使ってて、どれもズキっと来るシーンで使ってます。
一番印象的なのは12話の「僕は全部覚えているのに」のシーンかな。

「刻む季節 (TV-EDIT cho.1) / Kei Shindou」
4/5話で実際に使ってた景バージョンのED曲。

「Every morning」
紘パートの景のシーンで2回使ってる爽やかな曲。
2話の「お兄ちゃん朝だよ」のシーンで使ってます。

「A moon filled sky ARmix」
両方のパートで使ってる久瀬さんのバイオリン曲。
一番印象的なのは5話の「歌を教えてあげようか」のシーンだね。

「Free and easy ARmix」
紘パートのみやこのシーンで2回使ってる穏やかな曲。
2話の「私見ちゃった」なシーンで使ってます。
これとアレンジ違いの「Shiny walking」は全てみやこのシーンなので、
このメロディはみやこのテーマなのかも。タイトルもそれっぽいし。

Promise
サブタイトル・アイキャッチ及び次回予告で使ってるジングル。
そして千尋パートで3回使ってる穏やかなピアノ曲でもあります。
3回全てがとても印象的なシーンなので甲乙つけがたいけど
一つだけ選ぶなら9話の「今の私の一生です」のシーンだね。

「Secret story」
千尋パートで3回使ってる物悲しい曲。
一番印象的なのは2話の「麻生蓮治さん私は……」のシーンでしょう。

「The diary」
千尋パートで2回使ってる静かな曲。Handing overの別アレンジ。
一番印象的なのは3話の「全部手放してしまえば」のシーンかな。

「Sorrowful feather C2Rmix」
悠久の翼のインストアレンジ。穏やかで物悲しい曲。
両方のパートで使われてる、これもとても印象的な曲の一つ。
一番印象的なのは2話の「消えてなくなることを」のシーンでしょう。

Impulsive step
千尋パートで4回使ってる緊迫した曲。
4回全てが蓮治が大きなショックを受ける忘れられないシーンです。
中でも一番強烈なのが8話の「これが千尋だ」のシーンだね。

「空の夢 (TV-EDIT cho.1) / Chihiro Shindou」
6/8話に実際に使ってた千尋バージョンのED曲。

「Junior girl ARmix」
紘パートのみやこのシーンで2回使ってる愉快な曲。
3話の「じゃあ行こうか」のシーンで使ってます。

「Shiny walking」
紘パートのみやこのシーンで2回使ってる元気な曲。
Free and easy ARmixの別アレンジなので要するにみやこの曲。
3話の「退屈が嫌いなだけ」のシーンで使ってます。

「Deep thinking」
紘パートで3回使ってる物悲しい曲。
7話の「ここは音の消えた場所」のシーンで使ってます。

「Unexpected」
紘パートの景のシーンで2回使ってる変な曲。
5話の景が過去の行動を思い起こしてるシーンで使ってます。

Early days
紘パートで2回使ってるふわふわした曲。
4話の回想シーンで(2回とも)使ってます。

「Bad friend ARmix」
両方のパートで使われてる日常系の曲。
3話の蓮治の夕食のシーンで使ってます。

「Mistake」
両方のパートで使われてるファニーな曲。
6話の「ダメダメですね」のシーンで使ってます。

「Early Childhood ARmix」
紘パートで2回使ってる明るい曲。
4話の「バカなんかじゃないよ」のシーンで使ってます。

「euphoric field (English TV-EDIT cho.1) feat. LISA」
未使用のOPのテレビサイズ(歌詞が1番のやつ)。
実際に使ってるのはシングルに入ってる歌詞が2番のやつです。

補足情報として主題歌は今回収録されたのとは別バージョンがあります。
「cho.1」は1番の歌詞のことで他に2番の歌詞バージョンがあるのです。
千尋エンディングに2番の歌詞バージョンが有るのは気づいてたけど、
他の二人のにも2番の歌詞バージョンが有るのは気づいてなかったよ。
※詳細は「ef - a tale of memories. 全楽曲」に
千尋エンディングと違って歌詞以外はほとんど変わらないから……
(千尋エンディングはイントロから全く違うのですぐわかる)


こーして改めて聞いてもやっぱり千尋パートにいい曲が多いっすね。
そしてシーンと共に記憶に強烈に刻まれてる曲も圧倒的に多かったよ。
何度も見返したからだけではなく、それだけ記憶に残る内容だったわけだ。
ちなみに紘パートは曲は覚えてたけどシーンはほとんどわからなかった。
「Early days」はさすがにわかったけどね。
この後、紘パートにもとても印象的なシーンがいくつか出てくるけど
そのへんの曲は全て2枚目に収録されると思われます。

もちろん千尋パートの印象的な曲もまだまだこの後に何曲も有ります。
それらも全て2枚目に収録されると思われます。
特に千尋パートの11、12話の曲は凄く好きな曲がてんこもりなので
今から2枚目のサントラが楽しみでしょうがありません。
実は既に未収録曲を抜き出した暫定サントラ2枚目を作っちゃいました。
そのへんも今回一緒に載せる予定だったけど時間切れなので次回に。


曲を確認したい場合、録画したものやDVDが手元に有る場合は
上の説明や「ef - a tale of memories. 全楽曲」を参考に探してみてね。
公式サイトのサントラ特設ページでも6曲ほど聞くことができます。
あと参考までにCMで使ってる曲の情報を。
1巻Ver(ブログパーツの映像)の前半部が「Less than 45sec」で。
2巻Verは「A moon filled sky ARmix」
サントラのCM(公式のトップで流れてる)は「Sorrowful feather C2Rmix」

[コミック] ef - a fairy tale of the two. 1~5巻

その昔……ってほど昔でもないけど。
D.C.のアニメにどっぷりとハマってしばらく気持ちが抜けなかった頃。
もっと作品世界に浸っていたくてコミック版に手を出したのでした。
その時の気分を一言で集約するなら「がっくり」でした……
それ以来コミカライズには極力手を出さないようにしたのです。
お気に入りになるような出来の良いアニメ作品の場合なんか特に。

角川系のコミカライズはフレッシュな人が描いてる場合が多いので、
アニメのレベルが高い場合はかなり落差が出てしまうのが必然だし。
だから読む前からある程度覚悟はしてたんです。こーなることは……
でも、ついつい手を出してしまったのです。飢餓感に駆られて。
表紙絵はとてもキレイだから、もしかしたらなんて淡い期待も有って。
そして「この世に奇跡なんてものは存在しない」ってセリフを思い出す(爆)。

一応フォーローしておくとコミック版単体ではそんなひどくは無いかな。
目を引くほど上手くはないけど、金返せというほど下手でもない。ふつー。
積極的に続きを読みはしないけど、すぐ古本屋に売るほどでもないレベル。
ちまたに溢れるコミカライズ作品の中ではまぁまぁ読める方かもしれない。
ただ、アニメのレベルがあまりに高すぎるので比較になってないだけです。

このマンガはタイトルでわかると思うけど原作の第一部のコミック版です。
つまりアニメの中の紘パートの内容しかこのマンガには存在しません。
※千尋パートはまだ発売されてない原作の第二部の内容
アニメだと1クールの半分だからたったの6話分しか存在しないのです。
しかしコミック版は既に5巻も出てるのに未だ物語が完結していません。
そのまま映像化すると20~30話ほどの内容っていったい何があるのかなと。
1巻を読んでがっくりきたけど、そこに興味があって既刊を全て読んだよ。
全て読んだ感想を一言で形容するなら「間延びしてる」だろうか(爆)。
ぶっちゃけると、長いわりにアニメに比べて大して内容は多くありません

コミック版の内容について補足をしておくと4巻の真ん中までが第1章。
紘とみやこ、景の三角関係のストーリー。ようは紘パートの内容。
4巻の真ん中からは第2章で京介と景と映画作りのストーリー。
アニメを見てた人はコミック版を見てアレ?って思うかもしれない。
アニメでは紘パートに京介と景の話が同時進行で織り込まれてたから。
しかしコミック版だと1章の後に2章という感じで時間が流れていきます。
このへんで察しがつくと思うけどアニメとコミック版は構成がかなり違う。
物語の根本の大きな流れこそ違わないけどそれ以外は大幅に違うのでした。

アニメはとても短いのに見ててもダイジェストって印象が全く無かった。
でもこんな短いストーリーの原作というのはちょっと考えにくいわけで。
そのへんの疑問についてはコミック版を読んでいて何となくわかったよ。
ストーリー上で大事なプロセスやシチュエーションだけを取り出して
それら全てを不自然なく繋げるために根本から再構成したのがアニメだと。
(コミック版がどの程度原作を再現してるかは知りませんが)
コミック版を読むとアニメの構成の上手さが凄く実感できます。皮肉にも。

展開が間延びしてて内容が多くないだけならまだ救いがあったのです。
が、アニメ→コミックだともっと愕然とする事実が一つ有るのでした。
それはとても印象的だったセリフやシーンの大半がコミックには無いこと。
てっきりアニメはコミックの抜粋に近い内容なんだと思ってたので。
いちおー、それぞれアニメのシーンに近いシーンは存在するのです。
が、シチュエーションも言葉の選び方もずいぶんと落差があるのです。
アニメでは言い回しが印象的だったり好きなシーンがいくつもあったのに、
コミック版だとそれらの大半はありふれたセリフやシーンだったわけです。
見せ方に関しては映像センスが超一流のアニメとの落差を覚悟してたけど
まさかストーリーレベルでもこんな極端な差が有るとは思わなかったよ。

つまりアニメはコミック版に比べて圧倒的にストーリーがよく出来てます。
感動的なシチュエーションも胸に響く言葉もアニメの方が圧倒的に上です。
そしてアニメにはコミックに相対する紘パートとは別に千尋パートがあって、
そちらは紘パートよりもさらにさらに凄い内容なわけで……
アニメとコミックを比較すると次元が違うとしか言いようがないのだった。

せっかくなんで具体的な違いをいくつか紹介。
あまり致命的なネタバレにならない場所から。

一つ目はアニメ2話の屋上のシーン。コミックだと1巻のPhase.2のところ。
このシーン自体はアニメとコミックはわりと似た感じになってます。
(コミック版では続いて景が乱入してくる展開がありますが)
ここでみやこが紘の描いてるものを見てしまった後のリアクションは
アニメだと「ドリーム持っちゃってる?」(漫画家目指してる?)だけど、
コミックでは「もしかして女装趣味?」だったりして……
女装趣味→少女漫画→女の子みたいな顔、ってなセリフの流れなわけです。
まぁ、一見すると筋が通ってるような錯覚を覚えないでもないけどな。
でも女の子の絵を描いてるから女装趣味と考える人はまずいないだろう。
あと念のためにアニメのシーンを確認したら他のセリフもかなり違ったり。
会話の内容はそんなに変わらないけど言葉の選び方がずいぶん違うのです。
中でもみやこの喋りがとても生っぽいのが特徴的な違いかもしれないね。
そこも含めてアニメの方がコミックより言語センスが数段上という印象。

二つ目はアニメ4話の景がおにぎりをミズキに試食させてるシーン。
コミックにはこのシーン自体がありません。似た展開もありません。
つまりミズキの「これは食べても害が無いかどうかという段階です
と言う大好きな先輩に対する歯に絹を着せない名セリフも無いわけです。
コミックでも景が料理を作るシーンはあるし食べるとやばそうに見えます。
でもこのシーンと直後の紘がみやこの手料理を拒絶するシーンに比べて
景の料理の下手くそさの表現という意味でインパクトに天地の差が有るね。
ちなみにみやこの手料理を拒絶するシーン自体はコミックにもあります。
※1巻のPhase.7のところ
が、これまたアニメの方がセリフや動作の流れが圧倒的に上手かった。
このあたりでコミックの続き読むの止めようかとかなり思ったよ……

あと大きな違いとしてはコミックに千尋がほとんど出てこないとこかな。
景の双子として存在そのものはうっすらと匂わせてはいるんですが。
いちおー景が時々メールを送ってるらしきシーンも有ったりするし。
※アニメでは携帯のメールでコミックはPCのメール
(構成上)アニメみたく千尋からメールを送ってくることはありませんが。
千尋が事故に遭うまでの内容もコミックには全く出てきません。
つまり紘がマンガを描き始めた理由に千尋が大きく関わってたとか、
千尋のことがあったから景は紘に自分の本心を伝えられなかったとか、
そのへんの内容がコミックではすっぽりと抜け落ちているわけです。
コミックはアニメみたく平行して描いてないから仕方ないとも思うけど。
物語の根幹に関わるこの二つの要素に関して動機づけが弱いのだった。

アニメではとても人間には見えない優子さんもコミックだと人間っぽいね。
でも正体不明で神出鬼没で意味深なセリフを喋るのは全く同じなのです。
つまり現実にいる人間のはずが現実離れをした行動をとってるわけで……
アニメもコミックも見る限り優子は象徴的な存在ではないかと思えるのです。
だからアニメはそう解釈してその方向性で突き詰めて描いたんだろうなと。
なまじ人間っぽく描いちゃうとリアルな物語なのに説得力が無くなるし。
必ず一人でいる時しか現れないので、もしや頭の中の存在?とも思ったよ。

ef - a tale of memories. 9~12話

1クールなのでこれで最後です。
あまりに強烈な千尋エピソードの結末がついにやってきます。
それを見終わった感想を一言で表現するなら。背筋が震えるほど凄かった
11話の千尋の選択と最終回の(事実上の)ラストの仕掛けには脱帽だった。
そんなやり方があったなんて!と感嘆して、感動が目から溢れてきた……

この作品のように重い設定を使っている作品は他にも存在しています。
重い設定を使えばそれだけで作品自体の印象は強烈なものになります。
だから、と言うわけでもないけど物語の仕掛けは単純なのが多いです。
この設定だからこそ出来るストーリーみたいな作品は滅多にないのです。
重い設定を物語の根幹の仕掛けで使っているこの作品は稀有な存在です。
強烈な設定に負けない、設定を十分に使い切った作品は貴重なのです。

千尋の保護者で蓮治のアドバイザーの火村さんの口癖に、
「この世に奇跡なんてものは存在しない」というのが有ります。
そう、この作品のどこにも奇跡なんて存在しないのです。
絶体絶命のピンチを神様が助けてくれたり、なんてことはないのです。
事態をよりよく変えたいなら、とにかく自分が行動するしかないのです。
ラストに奇跡のようなことが起こるのも二人の行動の結果なわけだから。
奇跡じゃないのにまるで奇跡のようなラストなのがとても感動だったよ。

話は9話の千尋の記憶が消えたところまで戻る。
千尋の記憶が消える事態に際して初めて見えてきた事がありました。
かすかに引き継いだ記憶だけとはいえ繰り返してる事実は知ってた。
それを全て忘れてしまったので千尋の主観では事故直後なわけです。
そう思ってる人間に今までこう過ごしてきたと自分の日記を見せられる。
そこに書かれていることは、延々と何もない変わらない日々の繰り返し。
「こんなもの読んでも読まなくても同じです!」と千尋は吐き捨てた。
このシーンを見ながら何だかとても人間的な反応だななんて思ったよ。
蓮治が最初に会った頃の千尋は人として何かが欠落してたのだなと。
千尋が諦めていたのは物語を書くことだけではなかったのだなと。

蓮治が千尋と三度目に会った時。
空を見ている(ような)千尋に蓮治は何を見てるの?と尋ねるのです。
この時千尋は「何も見ていませんでしたけど」って最初答えてた。
空を見てたのでは?って言われて、空を見てました、と言いなおしてた。
この何気ない二人のやり取りにはとても重い意味が含まれていたのです。
終盤の千尋のある告白の中でその時の行動の意図が明かされたのでした。
(それについての具体的な内容は自分の目で確かめてね)
これを知ると序盤のただ可愛く見えたシーンの印象が全く違ってきます。
たった3回会っただけで泣いて抱きついてきた理由が痛いほどわかります。
普通なら再見しても初回ほどの感動は無いのに、この作品は違うのです。

8話の最後に千尋は蓮治のことを完全に忘れてしまった。
いったいこの物語はどこへ行くのだろう?と全く見当もつかなかった。
自分の日記を読み返して蓮治に怒りをぶつける姿は別人のようだった。
しかし日記が今に近づくにつれて蓮治の知る千尋に近づいていった。
いや、意識的に蓮治と会っていた以前の千尋と同じになろうとしてた
千尋のあまりの変貌ぶりに驚いた。少し都合がよすぎではとも思った。
でも千尋の視点で考えるなら前の千尋になろうとするのは必然だから。
ここまで見た人には理由なんて説明するまでも無いことでしょう。
それにこのすぐ後に千尋自身がその答えに相当する話をしてくれるから。
(ここも具体的な内容は自分の目で確かめてね)

記憶を全て失う前に近い状態に戻った千尋が言うのです。
記憶って何なのでしょう?記憶が変わると人格も変わるのでしょうか?と。
これ偶然にも前回(5~8話)に書いたっすね。記憶はほぼ人そのものだと。
記憶が変われば性格は変わるし、自我も変わると言ってもいいかも。
でも自意識という意味では記憶が変わり性格が変わっても同じ人ではある。
千尋が言って蓮治が否定した(かった)以前の私は死んだのかもという話も、
絶対にそんなこと無い、と言い切れるほど脳の構造は単純ではないのです。

物語の終盤に蓮治と千尋が恋人としてデートするシーンがあるのです。
この物語の中でも最も幸せそうな楽しそうな光景が展開していくのです。
あまりに幸せすぎる光景なので逆に怖かった。とても嫌な予感がした。
死亡フラグ。世間的によく使われる表現に喩えると、そんな感じだろうか。
デート中の千尋がいつもに比べてやけに涙もろいのがとても気になった。
映画がハッピーエンドで本当に良かったと泣いてるのがとても気になった。
そして「ハッピーエンド」という言葉の意味をすぐ後に思い知ることになる。
この後に来る展開を知ってればこの時の千尋の気持ちは痛いほどよくわかる。
全てを知った後にこの楽しそうなデートを見返すのは結構ツライものがある。

ハッピーエンドとは言葉どおりの幸せな結末。
だけど現実には絵に描いたような完全に幸せな結末なんてない
楽しいこと幸せなことは苦しいこと辛いこととは切り離せない。
みんなに一点の曇りもない幸せな結末など存在しないのだから、
自分にとって次に良いと思える結末がハッピーエンドなのです。
だから千尋の選択は彼女にとってのハッピーエンドだったのです。
それが「女の子にとって最も幸せな終わりかた」だったのです。
実際のところ理性的には千尋の選択が正しいのです。蓮治にとって。
そして感情的にはその後の蓮治の選択が正しいのです。二人にとって。
(詳しいことは書かないので自分の目で確かめてね)

この物語の最後の最後にホントの意味のハッピーエンドが来ます。
だけど物語が終わった後に楽しいことだけが待ってるわけじゃない。
むしろこれからもずっと困難と向き合って生きていくしかない。
それでもなお蓮治と千尋は二人で一緒にいたいと選択したわけです。

これぞまさしく「愛」だよね。それも極限の愛のカタチ
ラブストーリーが大好きで今まで腐るほどラブストーリーに触れてきた。
だけど、これほど素敵なラブストーリーにはそうお目にかかれないよ。
それほどこの物語は良かった。凄い良かった。大好き、と繰り返したい。

この作品を見終わって、心の中がこの作品でいっぱいになって、
他のことをしなきゃいけないのに、とてもやる気が起きなくて、
それでついつい蓮治と千尋の話だけを抜き出したDVDを作ってみたり。
この千尋エディションで見たら全編を見た時より感動が何倍も大きかった。
※「千尋エディション」の詳しいことは次(↓)の記事に書いてあります
何度も見返したくなって、作った日から毎日のように見返してしまってた。
既に完成版の千尋エディションを通して4回も見返してしまったほどです。
とても好きなシーンを部分的に見返した回数は数え切れないほどだし。
何度も見返したので、ふとした瞬間にシーンがフラッシュバックしてきます。
外出前に見ると大変なことになるので我慢してるのに外出先でヤバイことに。

放送版を最後まで見終わった後、2007年の私的ベストを更新しました。
実はこの時はコードギアスを1位にしてefを2位にしてたんです。
凄くいい作品ではあったけどコードギアスほどではないかなと。
しかし、千尋エディションを何度か見てたら気が変わりました。
これだけの内容と怒涛の感動は文句なしに2007年の1位だろうと。
コードギアスも完結していたらどーなってたかわからないけどね。
実はefの1位と言うのは「千尋エディション」の評価だったりします。
放送全編の評価だと2位な気もするので、ちょっと反則かもしれない。
2003年1位のD.C.だって事実上後半の評価だからまぁこれもアリかなと。
それに抜き出して繋いだだけなのだからこの作品の実力には違いない。

誉めてばかりはなんなんで不満点も。
この作品の新房さんに近い表現スタイルに戸惑う人は少なくないでしょう。
でも私は以前から挑戦的な表現スタイルが好きなのでそこは問題ないです。
※新房フリークだと公言してるし
とても雰囲気のある美しい光景を見せていく手法なんか凄く良かったし。
2本のエピソードが平行して展開する手法も初体験で興味深かったよ。
片方の話だけ抜き出した千尋エディションとか作っといてなんですが。

じゃあ何が不満なのかと言うと……
それはエピローグです。事実上のラストシーンの後にある部分。
千尋パートは12話のAパートの最後で事実上エピソードは終わるのです。
同様に紘パートは10話のBパートの最後でエピソードが終わります。
そして12話のBパートは全員のエピローグを描いてるのです。
最終話のBパートがエピローグという構成は実は珍しくはありません。
しかしこれのようにクライマックスにドカーンと情動が振り切れる作品は、
あまり長すぎるエピローグだと感動が水で薄まってしまう感じなのです。
2本のエピソードが並立してるから最後はああせざるを得ない気もするけど。
千尋エディションに比べて全編の感動が小粒なのも並立してるせいだから。
2本立ては手法としては面白かったけど結果的に裏目に出てたのかなと。
実は千尋エディションを作った理由の一端はこの不満があったからです。

そんなすっかり邪魔者扱いしてる感じの紘パートについて。
一応念のために書いておくけど紘パートがダメなんて思ってないです。
むしろラブストーリーとしてはとてもよくできてるし、好きな内容です。
物語中に特筆すべきシチエーションがいくつも存在してるぐらいだし。
ただ千尋パートがあまりに凄すぎるので影に隠れてしまってるだけです。
絶望した!よくできた内容なのに影に隠れてしまうことに絶望し(以下略)

紘パートで特筆すべきシーンと言えば前に書いた7話の携帯電話のシーン。
そして6話の景とみやこのセリフの刃が飛び交う踏み切りのシーン。
クライマックスである10話の景との別れと関係の再生のシーン。
物語のラストであるカウントダウンしていくみやことの電話のシーン。
表現的には他にもいっぱいあるけど特に印象に残ったのはそこらへん。
それはラブストーリーとして特に重要なポイントだからでもあるかな。
映像表現はあくまで物語を伝える手段なのだと実感してしまうよ。

景との別れのシーンがあるということはつまりそーいうことで。
前回書いた内容は思いっきりネタバレだったけど、もう仕方ないか。
残念ながら1話で物語が動き出した時点でこの結末は決まってたから。
そこに至るまでにどう展開するか、それを見守るしかなかったのだから。
だから景との別れのシーンもついに来るものが来たという感じだった。

でもその内容は頭の中で思い描いていたシーンとはかなり違ってた。
好きですと告白して断られるのは恋愛モノでよくあるシチュエーション。
だけど振られた後の別れの前に好きですと言う作品は初めて見たよ。
ダメだと判ってるけどそれでも自分の気持ちを伝えたいとかではなく、
言葉にして伝えるまでもなくとっくに相手に気持ちは伝わってたのに、
それでも言わずにいられなかったみたいな。見ててズキっとくるシーン。
だからこそ、恋人にはなれないけど関係を再び紡いだのが感動的だった。
ここは紘パートで最も感情を揺さぶられたシーンと言ってもいいぐらい。

にしても両パートとも別れのシーンに最も感情を揺さぶられるとは……
(千尋パートに関しては物語の核心なので自分の目で確認してね)
この物語を作った人に「いじわるです」と千尋のセリフを差し上げたい(笑)。

ちなみに千尋パート同様の紘エディションが作れるかというと、、、
単純に繋ぐことは可能だけど恐らく内容が足りないんじゃないかなと。
千尋パートは紘パートが無くても物語としては成り立つのです。
景のことが何度か出てくるけど作中の簡単な説明でも十分に足りてるから。
紘パートに事故に遭うまでの話があるから見ればより理解は深まるけど、
蓮治の視点が中心の千尋パートでは知らなくてもさほど問題はないのです。

しかし紘パートにおける千尋の存在は物語の根幹に関わってくるのです。
事故に遭った千尋は出てくるけどその後どんな状態かはわからないのです。
もっと単純な障害なら断片を繋ぎ合わせればある程度想像はつくけど、
千尋の障害はかなり珍しいので実際に見せないとわからないと思われます。
景の「あの子そんなことできる状態じゃないのに」が説明不足でないのは、
千尋パートで千尋の障害がどんなものか物語として実感させてるからです。
つまり千尋パートが有って初めて紘パートが成り立つと言えないこともない。
2本のエピソードが並立した構成は紘パートを描くために必要だったのかも。

あとは気になったことをいくつか。
紘パートには羽山ミズキという景の後輩がいます。
彼女の景の料理に対するあまりにストレートな物言いは凄く印象的です。
それは別としてもう一つ、とても記憶に残ったシーンが有りました。
それはベットに寝転がりながら携帯で景と話してるシーン。
そこで話してる内容がどーとか、構図がどうとか、服がどうとかではなく、
ミズキが使ってる携帯が自分の使ってるのと同じモデルだったってところ。
どっかで見たようなデザインだと最初は思ったよ。さっさと気づけ!(笑)
さすがに色はミズキが使ってるピンク(花柄)とは違うけどな。

もう一つ。この作品にはちゃんとエッチシーンが有ります。
恋愛のステップの一つの到達点として両方のエピソードに1回ずつ。
恋愛と性欲は表裏一体だから恋愛モノにエッチはわりと必然なわけだし。
エロゲーアニメだからあって同然、ではないのが今の表現規制の現実です。
今まで熱心に見たのでちゃんとエッチシーンがあったのって君望だけだし。
Canvas2なんか最後の最後にシーツに包まってる二人という構図だけだし。
D.C.だって前後の流れからやってるっぽいけど確定的な表現は全くない。
※やってるっぽいのは19話の最後のところ
AIRに至ってはどちらもエッチなシチュエーションの欠片もないのだった。

そんな感じなのでちゃんとエッチシーンがあるのは久しぶりに見たよ。
と言っても手を繋いでるとか、布団の中で裸でいるとか、だけですが。
体を絡めてるシーンとか艶かしい声を出したりとかは全くありません。
まるで一昔前の少女マンガのような露骨な隠し方にちょっと苦笑したよ。
※イマドキの少女マンガには体を絡めてるシーンも有ります
おかげで恋愛モノは好きだけどエッチな雰囲気が苦手な人も見やすいかな。
まぁ、その手の人がこの作品を見るかと言われるとかなり疑問だが(爆)。

サントラについて。
作中にはピアノや弦楽器を中心にしたキレイな曲が散りばめられてます。
いつもは試聴して確認するけど、いきなり買っていいとすら思ってます。
作品を気に入った度合いが高ければ多少曲がイマイチでも問題じゃないし。
(この作品の音楽がイマイチって意味じゃないです)
作品のイメージをリフレインするのにサントラは凄く便利だし。
サントラをリピートしてると作品のコメントが書きやすいのです。
だからリリースされたら即欲しかったのです。が、発売を2ヶ月延期……
おかげでOP曲と千尋ED曲の2枚のシングルを延々とリピートするはめに。
(他の2つのED曲は買ってない)

OPとEDで書くことをもう一つ思い出した。
この作品は新房アニメ同様にOPとEDが何種類も存在します
特にEDは曲も映像も千尋・みやこ・景のヒロイン三人分が存在してる。
さらに千尋とみやこのEDは2パターン存在してたりして。
みやこは7話の他の二人と似た系統のEDが1回きりの特別版みたいだね。
最初あぼしまこさんの一枚絵のバージョンが暫定版だと思ってたけど。
千尋は11話だけセピアバージョンで曲の編集位置も違ったりする。
最終回もEDはシリーズエンディングと言うことで別の曲だったりして。
これはまた別にシングルが出るのだろうか!?

OPは曲自体は1種類しか有りません。
が、シングルを持ってれば知ってるけど実は日本語版と英語版があります
そーいや月詠もED曲はバイリンガル(日本語・フランス語)だったなと。
ずっと英語版を使ってたので日本語版は使わないのかと思ってたら
なんと最終回に日本語版を使ったのでした。そして映像も特別版でした。
3話から11話までは同じ英語版で、映像もずっと同じだと思ってました。
しかし何か違和感があって確認したら7話からカラーリングが一部違ってた。
これって後半が正式版なのか?それともいつものように微妙に変えただけ?
※「ぱにぽにだっしゅ」は毎回少しずつ違う(らしい)
あと1話のアバン後のクレジットを流すシーンも特別版のOPと言えるかな。

では、続いて(↓)千尋エディションの話をどうぞ。
作った直後に書いたので文章を書いた時間が前後してますが。

[DVD] ef - a tale of memories. 千尋

efの蓮治と千尋の話だけを抜き出して編集した自作のDVDビデオです。
名付けて「スペシャルエディション 千尋」とでも言う感じでしょうか。
(「スペシャルエディション 蓮治」でもいいけど)

放送(録画)を見てる最中にも千尋編だけを集めたらどーなるかなと思ってた。
2本のエピソードが平行して展開してても十分すぎるほどインパクト有るので、
ひたすら千尋編だけの内容ならさぞかし凄い内容になるんじゃないかなと。
1クールの半分程度なら6話×本編の長さ20分でだいたい2時間程度だし。
ものすごく劇的な映画みたいなものが出来るんじゃないかと想像しました。
そして最後まで見た感動の余勢を駆って、その日のうちに作っちゃった(笑)
慢性的に時間がないとか言いながら、いったい何やってるんだろうね?(汗)
結果的に首が絞まるとわかっていても、やらずにはいられなかったと言うか。

該当のシーンを全て抜き出してブロックの繋ぎ目を確認しつつ調整して、
ざっと繋がった状態で通しで見ながらさらに繋ぎの部分を多少修正して、
いちおー完成品と言える編集になったのを再エンコードしてDVDを作成する。
そうして出来上がったDVDをさっきじっくり見てみたところです。
ほぼ完成状態で通して見ながら確認したので構成については知ってたけれど、
半日ほど時間を置いて改めて完成品として見てみたら凄かった。予想以上に。
中身は凄く濃いし情緒が豊かだし感情の揺れ幅が激しいので随所で滝涙だし。
ここ数年のアニメ映画でこれと勝負になる作品は何本もないとすら思うから。
結構手間だったけどやっただけの価値は十分すぎるほどあったと思ったよ。

通してみてもう一つ実感したことがありました。
それは通して2時間程度とは思えないほど内容が盛りだくさんなこと。
2時間だと1本の映画ぐらいだから1エピソードがせいぜいのはずなのに、
このスペシャルエディション千尋にはイベントがいくつもあるのです。
テレビシリーズだからドラマ仕立てで山あり谷ありなのは当然ですが。
それを全て繋いでもたったの2時間しか無いということが凄いのです。
たったの2時間で喜楽と悲哀の間を何度も行ったり来たりするのです。
物語が進むにしたがってその揺れ幅がどんどん大きくなっていくのです。
大きい幸せにはそれと同等な苦しみがついてまわるとでも言いたげに。
これだけの内容がよくこんな短い時間に収まったものだと感心してしまう。
(編集したのは自分だけど内容はほとんど放送そのままだし)

時間のわりに内容が多いのに作品として成り立ってる理由。
それも通して見てたら何となくわかりました。
この作品(全体)は新房アニメと極めて似た表現スタイルを使ってて、
※監修が新房さんで監督は新房組の大沼さん
人によってはあまりいい印象にとらない止め絵を多用してるのです。
特にこの作品では空間を見せる絵にセリフを重ねる手法を多用してます。
物語を進めるためにはセリフを喋ったりキャラを動かす必要があります。
しかし動きを見せるためにカメラが寄ると物語空間が見えにくくなります。
なので普通なら動くシーンとは別に空間を見せるシーンを入れるのです。
しかしこの作品の特に千尋パートは動きが少なくてセリフばかりなので、
物語空間をじっくり見せつつセリフを喋らせて物語を進めているのです。
だから2時間と思えないほど中身が濃いのだなと。感動が大きいのだなと。

せっかくなので具体的な編集内容を書いておきます。
興味があったら自分で作ってみてください。できるものは凄いので

編集の基本は千尋パートを放送内容に沿って単純に繋いでるだけ。
千尋パートの前のサブタイトル・アイキャッチは入れてあります。
音が本編に繋がってるのと入れた方が繋ぎに違和感がなくなるから。
映画っぽい体裁なのでオープニングとエンディングは1回ずつです。
オープニングは放送同様に2話の最後のシーンに続いて入れてます。
ただしテロップの量の関係で3話のものを使ってます。
エンディングは12話のAパート(事実上のラストシーン)の後に入れてます。
使ってるエンディングは千尋タイプ11話Ver(色がセピアトーンのヤツ)。
12話のエンディングは前後に絵も音も繋がってて使いようがなかったので。
エンディング後にエピローグとして12話のBパートの一部を追加。
ピヨとポヨのカットから「それは45秒未満の邂逅だった」まで。
(音楽が前の部分から繋がってるので音だけFIした方がよいかも)
最後の6人の部分は蛇足なので無し。この終わりの方がカッコイイし。

あといくつか細かい編集のポイントとして。
1話のBパート冒頭のアイキャッチと文字ワイプは
その直前の「~45秒未満~」が黒バックで繋がりが悪いので削りました。
※本編の一部の文字ワイプを削ったのはここだけ
同じくBパートの「気を許しては」の部分は続く紘パートに音楽が続いてます。
なので試しに音楽のキリのいいところまで食い込んで切って繋いでみました。
しかしそれだと繋がりが悪いのでBパート最後まで全部入れてしまいました。
かわりに2話のアバンの部分は教会カットの前を削りました(1話の編集だし)。
音楽が途中からだけどそんなに気にならない感じで繋がったので良いかなと。
10話のエンディング後のPC画面は無くても大丈夫そうだけど一応入れました。
11話のエンディング後の短い海のカットは削らない方がいいようです。
(蛇足かなと削ったら繋がりが微妙になった)
前後の繋がりから考えてここはもっと尺が欲しいけれど無いものは無いので。

8話の「結婚(ちぎり)」の文字ワイプには紘パートの音が被ってます。
※みやこが屋上の扉を引っ張ってる音
音声トラックがいじれるならここの音は消した方がいいかも。
ドーン音が入ってるままでも不安を表現してるみたいで良さそうですが。
あと千尋が制服を初めて着るシーンも音が紘パートまで続いてるので
完璧を目指すならカットの切れ目を調整するなりした方がいいかも。
[追記] 4話と5話の間には黒画面を1秒程度入れた方がいいかも。

以上のポイント以外はそのまま繋いだけど特に違和感は無かったです。
話と話の繋がりもアイキャッチや文字ワイプのおかげで特に違和感ないし。
場所によっては黒画面を挿入した方がいいかなとか考えていたのに。
あ、(エピローグの)最後のシーンの後には黒画面を5~10秒程度つけました。
最初なしで作ったらすぐにタイトル画面に戻ってあまりに情緒なかったから。
余韻を感じさせる意味で黒画面かなんかをつけた方がよいみたいです。
PCで編集するなら黒バックに白で「完」とか入れてもいいかもね。
(編集はRDの機能だけを使ってやってたので)

ちなみに時間は約129分でほぼ映画と言っていい長さ。
内容もドラマチックな恋愛映画と言えば多くの人は信じそうだし(笑)。

さて、もう1回見るかな(おいおい)。
[追記] 既にこの後3回ほど見ています……

[雑記] efのブログパーツ

数日前にさりげなく(もないか)efのブログパーツを貼ったのです。
※ブログの全ページと本家のアニメ索引に表示されてます
今までは運営ポリシーの関係であからさまな宣伝素材は使わなかったけど、
個人的にとても応援したい作品なのと宣伝映像のデキが素晴らしいのとで、
特別に期間限定(数ヶ月程度)で貼ってみることにしたわけです。
自分のサイトやブログに飾りたくなるほどデザインがいいってのもあるね。
※キャラやレイアウトの違いで6パターンあります
他の作品でもこんな感じにブログパーツを作ってくれるといいのに。
知ってるのだとあとスカイガールズぐらいしかパーツを提供してないので。

このパーツの再生ボタンを押して流れる映像は今TVで流れてるCMです。
作品を見たことない人もこの映像を見れば少しは雰囲気がわかるかも!?
これを見てもらえば新房組の映像センスの凄さが少しは伝わるかも!?
(バックの音楽もいいのでよかったらボリュームを上げてみて)
ちなみに前半が本編の映像で後半はオープニングの映像を編集したもの。
※オープニングの映像の全編は公式サイトで見れます
使われてる素材も素晴らしいけどCM用に30秒に凝縮した編集が凄くイイね。
セリフも文字も全く使ってないのに雄弁に内容を伝えるセンスの良さが。
てゆーかアニメ関連グッズのCMでこんなデキがいいのは滅多にないから。
最高級の灰羽やLASTEXILEのCD・DVDやクラウのサントラのCMに匹敵する。
※本編の映像に強めのぼかしをかけた綺麗なやつ(たぶん全て同じ人)
こんな素敵な映像を自分のページに貼れるのがとても嬉しいよ。

ef - a tale of memories. 5~8話

えらいことになっている……

設定が見えた時点である程度覚悟はしてたけど予想以上の展開になってるよ。
6話で多少ギャグっぽい表現を使ったりして明るくて順調な印象が有って。
この作品は設定が設定なのでどーしても重苦しくなってしまう必然だから、
真ん中へんに気晴らしのような幸せな光景を入れたんだろうと想像はついた。
おそらくこの後の展開はそれまでより厳しいことになるんだろうなとも。
そう覚悟はしていたのに7話の急転直下な暗転っぷりは凄くこたえました。
見てる人の忍耐力を試してるんじゃないかとすら思えたね。

まずは紘と景、みやこの話。
景が紘とみやこが食事をしてる場面を見てショックを受けるのが4話の最後。
それまで見え隠れしてた景の紘への感情がハッキリ見えた瞬間でもありました。
実は最初は景と紘は兄妹だと思ってて、途中で兄妹ではないことに気づいて、
何となくそーなのかなと思って、ああやっぱりそーなんだと理解をした。
そして新たに紘にハッキリ意思表示をしないのはナゼ?という疑問が生まれた。
あれだけ近い位置に居るのだからその気になれば上手くいく可能性は高いのに。
もちろん幼馴染で兄妹みたいな関係がマイナスに作用することもあるけど。

なぜ景が紘に意思表示しなかったか、その理由はほどなくわかります。
勘のいい人なら想像がつくだろうけど、ここで千尋の過去の話が出てきます。
直接ではないにしろ自分の行為が千尋の障害の原因になっていたのでした。
※あくまで景がそう思ってるという意味
さらに小さい頃の3人の間ではむしろ千尋の方が紘と気が合ってたのだった。
千尋のことを考えると気持ちを伝える資格がない、と考えるのも仕方ないね。
千尋が幸せそうだから自分もやっと前に踏み出そうとしたのも理解できる。
※二人は頻繁にメールでやり取りをしてる

話は三角関係のことに戻る。
景は紘とみやこのシーンを目撃してひどくショックを受けるのです。
そこでただ泣いているだけの景ではないわけで……泣いてはいたけどな。
こんな時にやることは一つしかないわけで。当然みやこに詰め寄るのです。
本心を出さずに建前の理由を挙げて紘にちょっかいを出すなと言うのです。
しかし、みやこは景の本心に気づいてるから「つまらない話」と切り捨てる
「つまらない話」しかできなかった理由はすぐ前に書いてあるとおり。
そして次の対面で本心をハッキリ出した理由もすぐ前に書いてあるとおり。
そう、初対面でつまらないとあっさり撃墜された景はリベンジしたのです。
「あんたの存在なんか紘の心の中から消してやる」と。

この作品は千尋の障害も含めて全て現実に起こり得る内容で出来てます。
舞台は多少フィクションっぽいけどキャラも全て現実にいそうな人たちです。
そしてキャラの表情やリアクションや選択する行動がとても生々しいです。
生々しい感情が衝突するシーンは鋭い刃のようなセリフが飛び交うのです。
泣いてるわけではなく、怒ってるわけでもない。だけど見てて心臓に悪いよ。
月詠を見てて新房組は表情をつけるのがとても上手いなとは思ってたけど、
この強烈なストーリーで表現力を生かすと凄まじい威力を発揮してくるね。
(ぱにぽに以降のネタっぽい作品しか知らないと驚くかもしれないけど)
D.C.1期の前半と後半の印象の違いもまさに描いてる内容の違いなわけで。

あんたなんか消してやる宣言をした景のその後の行動はまさに宣言どおり。
美少女アニメで期待される可愛いヒロイン像とは正反対の真っ黒な行動で(笑)。
詳細な事情は自分で見てもらうとして、紘の家のドアを叩くみやこの前に
バスタオルを巻いた景が出てきて、紘は寝てるから帰って!とか言ってたり。
よーするにそーいうことだから、わかるでしょ?とでも言いたげな態度で。
そしてこれは景がそう匂わせてるだけで事実ではないのがポイントですよ。
はたから見たら卑怯だろうと目的を達するためなら何でもやるみたいな。

景のわりと卑怯な反撃によって大ダメージを喰らったみやこ。
ダメージを受けた理由にはみやこ自身の事情も含まれていた。
みやこ自身の事情の詳しいことは自分の目で確かめてもらうとして、
みやこはずっと自分を受け入れてくれる場所を探していたのです。
そして見つけたのが紘だったという、実は運命的な出会いだったのでした。
今までは紘の視点だったから、みやこの気まぐれみたいにも見えてたのに。
そのわりにはぎゅっと胸を押し付けてみたりと、さり気にアピールしてるけど。
※あの手の行為を無意識にやることはまずない
勝手に家に上がりこんでご飯を作ってたりするし。しかもなかなかに上手だし。
空気を読めないふりして意図的に紘のテリトリーにどんどん踏み込んでるし。
事情を知ってみればそれら全てはみやこの本気のアプローチだったんだなと。
意図が読みにくいのもみやこなりの事情があったのだなと。

紘の側から見ると意図が読みにくいみやこのアプローチ。
それでもみやこ的には結構上手くいってると思ってたんではないかなと。
客観的に見ても二人の関係は上手く進んでたんじゃないかと思えるのです。
それは紘がみやことのデートを(当初は)選んだということが指し示してる。
だけどある出来事のせいでこのデートは流れてしまうのです。
さらにそこに追い討ちをかけるような景の卑怯な反撃が……
今まで順調に進んでる思ってたけど独り善がりな思い込みだったのかな。
過去のトラウマからみやこはそんな思考の泥沼に飲み込まれていくのです。
みやこが紘へ送る留守電のメッセージがどんどん悲痛になっていくのです。
(このメッセージを景は消しちゃうのだった)

この留守電のシーン、実際に見るとわかるけど結構怖いのです。
待ち合わせ場所に現れない紘に催促するように電話をしてるんだけど、
全く反応がないので何度も何度も電話をしてるのです。99回(以上?)も。
最初はまだ寝てるの?みたいに明るく、次にさっさと来い!と怒るように、
そして事故にあったのかと心配するように。
しまいには自分が悪いから返事をくれないの?みたいな内容になっていく。
これらの留守電の内容を白紙に文字を埋めるように延々と見せるのです。
みやこの言葉で画面が黒く塗りつぶされるまで延々と続くのです。
そんな怖いシーンなのです。本来なら怖いと思うべき、なのでしょう。
だけど言葉に秘められた思いが心にグサグサ突き刺さって痛いのでした。
見てて涙がボロボロ出てしまったよ。

景のカウンターでみやこは痛恨の大ダメージを受けて一時退場したので、
結果的に紘の位置がみやこよりも景に近づいたようには見えるのです。
でもそれは紘が選んだ結果ではなくて偶然を景が有効に利用しただけ。
何となく、あくまで何となくだけど、紘はみやこに惹かれてるような。
景はおそらく紘にとって(実の)妹のような近しい存在だと思われます。
だから景の行動には全く意味がない、と言うつもりはないけどね。
みやこが出てくる前に自分の本心を伝えるべきだったとは思うけど。
さらにみやこが一時退場してるうちに本心を伝えないのも戦略ミスだね。
今の状態でみやこが戻ってきたら景はポジション的にかなり不利だから。

そして今度は景の悲痛な叫びを聞くことになるのでしょうか?
その時、景の心のよりどころに京介がなるのでしょうか?

次にメインとも言える千尋と蓮治の話。
千尋は蓮治の助けを借りて夢だった物語を綴ることを始めるのです。
小さい頃の夢で今も残ってた唯一の夢。そしてあきらめかけていた夢の。
物語を綴り始めてから千尋が語った今までの挫折の記録が凄かったよ。
もの凄い回数の挑戦ともの凄い回数の挫折が日記に記されてた事実が。
普通の人間なら何度も挫折したらもう挑戦しようとは思わないだろうに。
それでもまた挑戦しようと思ったのは実感のない記録だからなのかな。

この二人の共同作業はさながら初々しい恋人同士のようだった。
実際この二人ははたから見たら恋人と言っても差し支えない関係だった。
千尋が行きたくても行けなかった高校の(景と同じ)制服を着るとこなんて、
とても嬉しそうで見てるこっちまで凄く嬉しくなってしまったし。
物語の執筆も順調に進んでたし。全て上手く行ってるように思ってた。
だけど二人の日々を積み重ねるほど蓮治は違和感が膨れていったのです。
知識としてはわかっていたのに、実感としてわかってなかったのです。
蓮治には千尋がいったいどーいう状態なのかと言うことが。

人は記憶を積み重ねて成長していく。
記憶の集合体が人格を形成するので、記憶はその人そのものとも言える。
恋愛の感情も出会いの記憶が積み重なることで熟成していくのです。
では記憶を積み重ねていけない場合、恋愛感情はどーなるのだろう?
過去の出来事を詳細に記したとしても、それはあくまで文字の上のこと。
事実の羅列から自分の位置を客観的に知ることはできるかもしれない。
しかしその感情は事実から推測したものに過ぎない。
「私は自分の感情で判断ができません」というセリフを今さらに思い知る。

目の前で愛の告白のようなものをしてる千尋の姿。
おそらく自分の感情で判断できない千尋にしたら精一杯の行為だったはず。
しかし蓮治にはその場面の言葉と態度の違和感が拭えなかったのです。
なぜこの場面で恥じらいが感じられないのか、好きだと言わないのかと。
それは普通の人が相手なら当然の疑問で、蓮治にも多少の同情はできる。
しかし躊躇した蓮治の姿に千尋はひどくショックを受けるのでした。
恋愛に関して自分の判断が間違ってたのだと思い逃げてしまうのでした。

もちろん蓮治は千尋がショックを受けたのがわかって否定しようとする。
自分の行動を悔いてせめてこのことは日記に書かないでと願うのです。
その願いが通じたかのように翌日の千尋はいつもと変わらなかった。
昨日ことは無かったことにしたのか事実だけで感情が抜け落ちたのか。
とにかく前のような日々に戻った気がした。そう蓮治は錯覚をした。
しかも千尋の表情が前より豊かになったような気すらしていた。
千尋の症状がわずかながら快方に向かってる。そんな気がした。
そんなことなど有り得ないと蓮治にまだはわかってなかったのです。
※千尋の障害が自然に治ることはない

実は千尋は影でとんでもないことをしてたのです。
とんでもないというか、必死で無茶な努力をしていたというか。
あの蓮治のリアクションを無かったことにしたわけじゃないのです。
むしろあの瞬間のことは心に刻んでずっと忘れないようにしてた。
必死に蓮治と釣り合うような普通の女の子になろうとしてたのです。
それを知って止めようとした保護者の火村さんの言うことも聞かずに。
でも無理はいつまでも続かない。まもなく終わりが来るのです。
それも今度こそと千尋が蓮治に手を差し伸べた瞬間に。

大事なことだけは何度も思い返して忘れないようにする。
だから蓮治のことだけは覚えてると言ってた千尋なのに。
まさかここでリセットされてしまうとは……
いったいこの先どーなるのか全く予想がつきません。

ef - a tale of memories. 1~4話

10月から一部の民放(5局)で深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は18禁のインタラクティブノベルでやったことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは12/7から
麻生蓮治(れんじ)は早すぎる進路調査票を見ながら自らの未来に悩んでいた。
まだ高校1年生の彼は本が好きで自ら物語を綴るのが好きだったのだが、
だからってそれを仕事にしようと考えるのは安易ではないのかとも思った。
答えの出ない彼はじっくり考えるためいつものお気に入りの場所を訪れる。
そこは廃線になった鉄道の駅舎で人の滅多にこない静かな場所なのだ。
彼がいつもは無人の駅舎についた時、珍しくホームのベンチに先客がいた。
先客の名は新藤千尋(ちひろ)。自分より少し年下に見える女の子だった。

翌日、淡い期待を抱いて再びそこを訪れた蓮治の前に彼女の姿はあった。
それから千尋に会うために毎日のようにその場所へと訪れる蓮治。
蓮治の中で千尋の存在は日々大きくなり、互いの距離も近づいてる気がした。
彼女が会うたびに様相を変えるのも、ときおり奇妙な言葉を口にするのも、
女の子は多少不可思議な生き物なのだ、とあまり深く考えはしなかった。
しかし千尋には蓮治の想像を絶する秘密が存在していた。
だから蓮治が何気なく口にしたある言葉が彼女にはとても重要だったのだ。
そんなことなど知らない蓮治は、ただ目の前の幸せに浮かれていた。

こ、これは、えらくヘビーな設定を使ってるね……
この障害をフィクションとして使ってる作品なんて初めて見たよ。
(最近コミックスでもそれっぽい作品が出たみたいだけど)
10数年前にNHKスペシャル(驚異の小宇宙・人体)で見たときも衝撃だったけど、
こーしてフィクションとして見せられてもやっぱりインパクトが強烈っすね。
にしてもエロゲーアニメはまるで専売特許のように重い内容が目立ちます。
マンガとかでも重い内容の作品は結構あるけどね。アニメ化されないだけで。

このヘビーな設定が千尋自身の口で語られるのが2話の最後のシーン。
それに続いて本来のオープニング曲と映像が流れる構成が君望とそっくりです。
そこまでは甘い逢瀬で、そこから厳しい現実に向き合うあたりもそっくりかも。
と言っても他愛のない甘い逢瀬だと思ってたのは蓮治だけだったのだけど。
少なくとも視聴者は告白を聞く以前からただならぬ雰囲気に気づいてたはず。
勘のいい人ならかなり初期段階で千尋の障害について気づくんじゃないかと。
実際、2度目に蓮治と千尋が逢った時にほぼ正確に読み取ってしまったから。
「以前、私と会ったかたですか?」ってセリフと手帳を常に持ってるあたりで。
これ以降もヒントは次々と提示されるので大半の人は告白前に気づくはずだよ。
(核心についてはあえて書かないので自分の目で確かめれ)

作品を見始めた当初は相変わらずの主張の激しい映像に目を奪われてたけど
設定が見えてきたあたりで映像がぶっ飛んでても気にならなくなりました。
過激な映像表現をもかるく凌駕するぐらいにインパクトのある内容だから。
その映像表現についてはスタッフを見れば一目瞭然ですが、ほぼ新房アニメ。
今回、新房さんは監督ではなく監修で、監督は右腕的存在の大沼心さんです。
※「ぱにぽにだっしゅ!」のシリーズディレクター(≒副監督)
新房さんとは多少表現の方向性が違うけど似てるところも多分にあります。
流すところと語るところで映像の密度が違うあたりは新房さん直伝かもね。
言葉を伝える時に映像が主張しすぎると煩くて頭に入らないのを知ってるし。
(「ほしのこえ」はそのへんが良くわかってない)

「ほしのこえ」と言えばこれの原作のムービーは新海誠さんだそうで。
なんか背景の色使いが新海さんっぽいなと思ったら意図して似せてたわけか。
映像センスが超一流の新房組のアレンジが入った新海誠風の映像って感じ!?
ちなみにこのアニメのオープニング映像はいつもの新房アニメと同じです。
今回は最近の新房アニメでお馴染みの尾石さんではなく大沼心さんだけど。
大沼心さんのオープニングというとツクヨミモード以来だったっけかな。
※ネコミミモード(月詠)の満月特別バージョン
見比べてみると何となく手法か似てるような気がしないでもない!?

設定や内容と映像センスが強烈なインパクトを持っているこの作品。
この作品はもう一つとても印象的な特徴があります。
それは物語を紡いでいくコトバ、キャラの想いを伝えるセリフの数々。
この手ので生々しくて胸に突き刺さるコトバを使う作品は過去にも有ったけど
文語的というか言い回しがとても印象に残るセリフを喋る作品は初めてかも。
どっちかと言うと小説やライトノベル原作のアニメに近いとも言えるかも。
(小説原作のアニメでもコトバの軽いアニメは腐るほどあるけどな)
まぁ、そもそもノベルゲームって媒体的には小説に近いものなのだけど。
ちなみに4話までで一番印象に残ったセリフは4話の終盤に千尋が叫ぶ
「どーして私じゃない人のほうが私のことを知ってるんですか!」って言葉。

ストーリー構成もちょっと珍しい体裁になってます。
まず上に書いた重い障害をもった千尋と蓮治のラブストーリーが有ります。
このストーリーがメインでこの二人が主役と言って差し支えないでしょう。
で、他のサブキャラに関するエピソードがそこに挿入されるのが通常の構成。
しかしこの内容だと他のキャラの明るい話を絡ませるのはほぼ不可能に近い。
そこでアニメスタッフが考え出した(?)手法は物語を同時進行させること。
千尋と蓮治の話とは別のキャラによるストーリーが同時に展開していきます

一つは広野紘と新藤景、宮村みやことのいわゆる三角関係なラブストーリー。
そしてもう一つは自分が目指してる映像を作るために足掻いてる堤京介の日々。
キャストインタビューには2つ同時と書いてあるけど正確には3つ同時だね。
※3つ目は比率が少ないので2+αぐらいか
今後、京介は景に接近していくみたいなのでこの2本の糸は絡まるのでしょう。
さらにストーリーが進むと千尋たちの物語とも絡み合って来るのだろうか!?
千尋と景は双子で全ての人物が近い位置にいるから絡んでも不思議はないし。
(おそらく紘が漫画家になった理由の中に千尋のことが入ってると思われる)
全く絡んでこない内容をあえて平行して描く必要はないわけだから。

本来ならサブキャラであるはずの人たちにも主役的なポジションを与えて
別々の物語を見せていくのでそれぞれのキャラにも存在感が凄く有ります。
主役扱いキャラが6人もいるので物語世界に奥行きがとても感じられます。
(主役キャラ4人が今のとこ空気なガンダムOOとは対極的なつくりだね)
それにサブキャラはたいがい報われないけどこの構成ならみんな報われるし。
そーなのです、なんとこれこの手のでは初めてメインキャラが男女同数だよ。
今は一人の男に女二人がついてるけど最終的には3組のカップルという形に?
男キャラがいっぱい出て来てしかも魅力的なあたりも新鮮ではあるね。

とりあえず今期の作品で初めて続きを積極的に見てみたいと思った。かな。

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