ラストです。
いくつかの物語の軸となるべきイベントが全て起きます。
クラウスとラヴィのグランスリーム越えとか
エグザイルの意味やアルの役割が明かされるとか
ギルドを倒して新たな時代を拓くとか
アレクシスがデルフィーネへの私怨を晴らすとか。
そして
全てが終わり大団円を迎えるのです。
最後まで見てやっと分かったことが有りました(爆)。
この世界って
地球みたいな天体じゃないんだ……
この天体にはアナトレーとデュシスという二つの国家(?)が存在して
その二つの国家の間はグランストリームという巨大な嵐が塞いでる。
で、このグランストーリムは上空にある。
実はずっとアナトレーとデュシスが同じ地平に存在すると思ってた。
そのせいで描かれてる内容で意味不明な部分も結構あったよ(汗)。
クラウスとラヴィの両親が和平の親書を持ってグランストリームへ
挑んだ理由も、この世界の構造を理解してないと分からないし。
そもそも同じ地平にあるなら
上空の嵐を超える必要はないだろうし。
と言うわけでこの天体のイメージとしては、
二つの球体が近接して存在する二重星みたいな感じか。
その両方の星の間に
重力や気流が乱れたグランストリームがある。
そう考えればわりと辻褄は合うかと。
途中でデュシスの人たちが脱出ロケットみたいのに乗って飛び立って
そのあとアナトレー側の地面に激突(?)してるのも合点が行く。
(てっきり落下した=何か失敗したんだと思ってた)
設定的にはひょうたん型の天体らしいけど、それだとやはり地平を
進んでいけばデュシスに着いてしまうような!?
イマイチ設定の詳細が分からないんで、まだつかみきれない部分も。
最後まで見ての感想としては……
面白いとは思う。先を見たいと思わせる魅力もある。
ディティールに凝ってるし、全般にクオリティーは高い。
でも、あぁ終わった~~って感じのカタルシスが希薄かも。
ラストの方は物語的にはド派手に盛りあがってたんだけど、
見てる側は
気分的に盛りあがりが足りなかったと言うか。
4月組の一押しのはずのラストエグザイルがコレだと
このままでは今年の1番がストラトスフォーになってしまう!(笑)
まぁ、それでもいいんだけどさ。
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ついにギルドへ反旗を翻す展開に。
というか長い間戦ってきた理由はギルドがそう決めてたから!?
ギルドによっていいように躍らされていたということか。
ギルド支配の源になってるらしいのがエグザイルで
それを手にすればギルドの支配から脱却できるらしい。
そしてその
エグザイルはグランストリームの中にある。
ふと思ったんだけどストーリーが派手に動き始めると
相対的に
人間描写が薄れてくような気がする。
ストーリーが何らかの理由で停滞すると表情が豊かになるし。
人間を描くためにストーリーがあるわけじゃなくて
ストーリーを描くために人間がいるって感じかも。
まぁ、ストーリー物としてはこれが常道ではあるけど。
12話で皇帝直属の艦隊と壮絶な戦いをしてシルヴァーナが沈んで、
クラウスが乗ったヴァンシップは砂漠の中に墜落して……
そんな、かなり危機的状況で13話以降の話が進んでいきます。
でも状況的には動けないので、小休止って感じで今まで語られなかった
それぞれのキャラの過去とか正体とかが語られます。
そして
アレックスの行動の理由がやっとわかるわけです。
なんとクラウスとラヴィの両親がアレックスと関係があったとは!
再びシルヴァーナが動き出してクラウスも帰ってきて
状態が元に戻ったと思ったらさらに大きな変化が待ってます。
まるで、どんどん
地図が塗り替えられていくような感じ。
展開がとても速いっす。
曰くありげだったアルの存在について少し見えてきます。
なんかEXILE(ってナニ?)への扉の鍵となる存在みたいだとか。
そして扉を開く言葉が
いくつの家に伝承されてるのだとか。
上空に浮かぶギルドというのは超越した技術を持ってるとか。
シルヴァーナの機関はギルドの技術が使われてたりとか。
いかにもな設定が随所に散りばめられてていい感じです。
ついでにサントラの話でも。
これ聞いててみょーに納得したことがあったよ。
そう。作品の音楽がまさに宮崎テイストっぽいんですよ。
他にも設定とかノリとか宮崎テイストを感じる部分は多々あるけど、
音楽みたいな
作品の雰囲気を作る部分が実にそれっぽいのだった。
ジャンルは生楽器の民族音楽風が目立ちます。ヨーロッパ(東欧?)系の。
アクション&テンション系の曲が古めかしいのも実に雰囲気ある。
(ゼノギアス・ゼノサーガあたりにもイメージ近いかも)
オープニングの曲はシングルのC/Wも含めフルバージョンで収録してる。
のでこっちを買ったらオープニングのシングルはいらないっす。
もう
腐るほど聞いたからいいけどさ……
エンディングはシングルの発売予定がありません。
つまり欲しかったらこのサントラを買えってことで。
歌ってるのは(たぶん)サントラをやってるDolce Triadeの一人。
透明感のあるなかなかいい曲だよ。
アル(託された少女)を連れて行った先は謎の戦艦シルヴァーナだった。
そしてクラウスとラヴィの二人もシルヴァーナに乗りこむことに。
ってゆーかアルが心配だからと
ヴァンシップで無理矢理突っ込むし(笑)。
なんかこのへんのノリもまんま宮崎テイストすね。
ディティールの凝り様がえらいマニアックなのも進むほど実感するけど。
※ヴァンシップ=小型の飛行艇のようなモノ
ところでクラウス(少年)とラヴィ(少女)って対照的なキャラっすね。
クラウスは理想主義で静かに熱くて、ラヴィは現実主義で冷めてる。
冷めてるけど
結局クラウスに付き合ってるので人がいいっつーか。
ヴァンシップに乗ると操縦してるクラウスの方が主役になるけど、
そこから降りるとむしろラヴィのほうが主人公のように目立ってる。
感情表現がストレートで派手だからってのも有るけど。
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