君が望む永遠
2003年に放送された全14話のテレビシリーズ。
原作は18禁の美少女恋愛アドベンチャーでやったことはありません。
※レンタルDVDは全巻リリース済
なんと
見返したのは本放送以来だったりして。
ずっと見返そうと思ってはいたんだけど見るのが結構キツイし。
それと部分的に見返してもしょうがない作品という側面もあって。
時間の余裕と気合の巡り合わせでいつのまにか4年半も経っていた(爆)。
その間に地道に(クソ高い)DVDを買い集めて全部揃ってしまいました。
揃ったすぐ後に廉価BOXがリリースされたのにはちょっと泣けたけど。
つまり今回見返したのは手持ちのDVDってことです。
ちなみにレンタルDVDはセルの単品と全く同じ内容です。
一通り借りた後に買ったから間違いないよ!(汗)
作品の感想は前に十分すぎるほど書いたのでそちらを参照のこと。
ブログだと↓かサイドの「君が望む永遠」から全部見れます。
今回は改めて見て気づいたことをいくつか。
筋を全部知ってる状態で改めて見返して気づいたことがひとつ。
孝之って最初から
水月が好きっぽい描写がさりげなく入ってたりして。
遥の告白をOKしたのは水月のお願いだからとか口を滑らせかけてたし。
それでも遥の想いに真剣に向き合っていくことにしたわけで。
あの事故がなければ二人の関係は順調に進んでいた可能性は高いのです。
事故直前の「おれたちにはたっぷり時間があるんだから」ってセリフが
それ以外の未来なんて想像つかなかったのを思い知らせてくれるから。
だけど、その後の展開を知ってるから。このセリフがとても痛いよ。
最終回のエピローグの部分。
ここは放送よりDVDの方がずいぶん長くなってたりして。
尺の関係で十分とは言えなかった「ほんとうのおくりもの」の部分を
文字が読める絵本としてじっくり見せてくれる構成になってるのです。
放送時はセリフで最初と最後の部分しか内容が入ってなかったからね。
自分(たち)の関係を「ほんとうのおくりもの」の内容に重ねてるのを
中身を全て見せることで
はっきりと実感できるようにしてあります。
さらにラストシーンで木の下に一人佇んでる遥が振り返ってなシーンが。
そのシーンから絵本のシーンに切り替わってはっきり描写してないけど
おそらくはみんなと再会したという意味合いに見えます。
実際、あの絵本を手にした3人は
そう行動する可能性は高いから。
放送版と意味自体は大差ないけどこの遥のシーンが入ってるだけで
なんだか放送版よりもとてもキレイに終わってる感じがするのでした。
音楽について。
前にサントラを聞いた時にさっぱり聞き覚えが無いとか書いたっけ。
こうして改めて見てみてもやっぱりあまり音楽が印象に残りません。
見た直後の今まさにコレを書きながらサントラ1と2を聞いてて。
今回は見た直後と言うこともあって
使ってた記憶は残ってます。
でも曲とシーンがさっぱりつながらないのでありました。
曲自体はピアノと弦楽器を中心にした透明感のある音楽で悪くないのに。
音楽はあくまで空間に満ちてる感じであまり主張してないのでした。
それは映像についても同じことが言えるのです。
改めて見て思ったけど全編で画面の作りが凄くしっかりしてます。
ぱっと見で凄く目を引く画面とかはないけど平均点はかなり高いです。
だけどこのシーンが強烈に印象に残るといった感じにはなってない。
(部分だけ見てもしょうがないというのはそういう意味)
さすがに全く印象に残ったシーンがないという訳ではないけど。
あくまで物語上での重要なポイントで映像で主張してるわけではない。
映像も音楽も物語を描くための
舞台装置に徹していたからなのでしょう。
それか映像や音楽に比べてストーリーの印象が強すぎるからなのかも。
見返して気づいたわけではなく本放送当時から実感してたことだけど。
この作品の生々しい感情描写はやっぱり凄いっすね。
エロゲーアニメという枠を外してもこの次元に達してるの多くないし。
ここまで真正面から恋愛ドラマを描いたのもアニメとしては希少だ。
当時、D.C.(1期)の後半とこれを同時に放送してたので何とも凄かったよ。
※キッズではなんと連続して放送してた
見てて
時代が大きく変わったような気がした。
しかし、それから4年半の歳月が過ぎた今、あまり先には進んでない(爆)。
なにしろ以降のエロゲーアニメでこの作品と同等かそれ以上に生々しい
キャラ描写をした作品って
3つぐらいしかないわけで……
※Canvas2とefとture tears
D.C.と君望から次のエポックメイキングのefまで4年もかかったから
次にそんな作品が出現するのは2011年頃?とか思ったりして。
映像特典について。
まず映像特典としては定番のノンクレジットOP・EDが。
なんとノンクレジットOPには放送版とDVD版の両方がついてたり。
それはつまりOP映像が
放送とDVDでちょっと違うって意味でもある。
真ん中へんの羽が(水月の)手に落ちてくるカットの後、
DVDだと遥、水月の順にカメラが回り込むカットが入ってます。
でも放送時は遥のところだけ本編のカットを挿入してありました。
特別構成である2話や最終話のノンクレジットEDはついてません。
本編にクレジットが被ってて見にくいのでつけて欲しかったなと。
番宣やCMとイベントプロモーション映像もわりと定番だろうか。
中身は本編の印象的なカットを繋いだよくある宣伝映像です。
ただし5巻の未公開プロモーション映像だけはちょっと違います。
プロモーション映像と言えば作品のイメージを伝えるものですが、
これは水月と遥が孝之を巡って戦うロボットアニメなのです(爆)。
いったいどこの世界の君望だよ!とツッコミを入れておこう。
3巻には「Precious memories」のライブ映像なんてのも。
「美少女歌謡の夕ベ」と言うイベントから抜き出した映像みたいです。
この手のライブには行ったことがないのでちょっと新鮮かもしれん。
(ライブ会場が真っ黒だったのなら行ったことあるけど・笑)
遥の人(栗林みな実)が
凄くカワイイ格好して歌ってたよ。
単品のDVDの話なので廉価BOXにも同じモノがついてるかは不明。
※レンタルDVDにはついてます
あと発売当時に店舗・枚数限定で配ってた特典DVDなんてのも。
確か
3種類ぐらい有ったはず。だけど手元には1種類だけです。
叩き売ってるのを拾ってたから1種類でもついててラッキーです。
(どっかの通販で買ったら一緒についてきた)
手元にあるのは「涼宮家のお見舞い返し」とかいうやつ。
これにも「美少女歌謡の夕ベ」のライブ映像が入ってます。
「Rumbling hearts」「君が望む永遠」「Precious memories」の3曲分。
こちらにはそれぞれトーク部分が入ってるので映像特典のより長め。
ちなみに「Rumbling hearts」では
遥のコスプレをして歌ってました。
あとアニメの声優さんの2話アフレコ直後の取材映像なんてのも。
孝之の人が「見てくださいとは言いません。見ろ!」とか言ってる。
最後にもうひとつ。
作品の内容は全く関係ないことだけど。
作中で涼宮という名前が出てくるたびにハルヒを思い出します。
てゆーか遥とハルヒって
音だと1文字しか違わないじゃないですか。
「すずみやはるか」と聞くたび余計な雑念が入ってしまうよ(汗)。
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現在リリース中の30分×全4巻?のOVA。DVDレンタル。
原作は18禁の美少女恋愛アドベンチャーでやったことはありません。
※セル・レンタルDVDは3巻までリリース済
テレビ版とは違う遥ルートのアニメ化と聞いたような記憶があるけど
実際に見る限りは
ゲーム(やテレビ版)の未来の話みたいです。
いきなり遥が病院を退院するところからストーリーが始まるので。
遥を選んだっぽい内容なので遥ルートのアニメとも言えますが。
なんか全3巻だと思い込んでいたけど全4巻みたいです。
3巻の最後に次の巻の発売予告が入ってないけど……
公式にも4巻目の情報が全く載ってないし。
8月に出る予定だった
4巻はいつになったら出るのでしょう?
BVのスケジュール表には10月まで載ってないんだけど。
さすがに3巻ラストのあのシーンで終わらないとは思いますが。
とは言え3巻までの内容も決して誉められたデキではないので
このままフェードアウトされてもあまりがっかりはしないかなと。
2~3巻程度のエロゲーOVAにはろくでもないのが多いと最近書いたけど
ろくでもない作品の歴史をまたひとつ積み上げてしまったカンジだし。
アカネマニアックスの方はこれよりまだまともに見れたのに。
制作スタッフの格が違うといってしまえばそれまでだけど……
最初は全3巻でどーにかなるのか?とか思って見始めました。
そして病院を退院するとこから始まる展開にちょっと唖然としました。
そこまでの内容を省略しちゃって初見の人は理解できるのかなと。
随所に過去のシーンが思い出として挿入されてはいたけど。
てゆーか過去の思い出が多すぎでどこが未来の話やねん!って感じでした。
2巻を見終わった時点で、
ほとんど総集編アニメだなって印象だったし。
(テレビ版の印象的なシーンと同じ構図を過去と現在で多用してる)
原作かテレビ版の内容を知らないと満足に理解できる内容ではないなと。
この展開で3巻で物語にケリがつくのか?と思いつつ見始めた3巻。
なんか茜の存在感が1、2巻よりもやたらと大きくなってました。
他のキャラを重点的に描くほど時間に余裕はないはずなのに。
と思って見てたら、どーやら3巻は茜がメインの回のようだった。
そこで実は2巻は美月がメインの回だったんだなと気づきました。
内容がほぼ(退院以前の)回想だったので視聴者へ説明してるとばかり。
全体で一本の話にも見える内容だったので意図に気づくのが遅れたよ。
つまりこれは
遥・美月・茜のその後をそれぞれ描いた内容みたいです。
回想だらけでほとんど未来の内容はないけど。
そして3巻の最後が「なにそれ?」で終わります……
このまま終わりだったら
DVDを叩き割りそうな気分です。誇張でなく。
とりあえずあともう1巻あることを知って少しだけ望みを繋ぎましたが。
せめてちゃんと作品として完結してくれることを望みます。
1. 星空のワルツ
2. 眠り姫
君が望む永遠のキャラクターイメージソングCDです。
と言うかエンディング曲はこれに入ってるのですよ。
毎回毎回あのドロドロの展開の後に
楽しかった頃の想い出って
感じでこの曲がかかるので、結構くるものがありました。
何曲か聞いて思ったんだけど、曲書ける(OP/EDとも作曲してる)し
結構歌唱力があるし、この人って声優より歌の方が本職のような。
やっと出ました(DVD1巻と同じ日に)。
てか
今さらvol.1って……(vol.2は5月に発売予定)
放送タイミングじゃなくてDVDに合わせてリリースですか。
内容は……実は
全く曲の記憶がなかったり(爆)。
サントラを聞いてもやっぱりハッキリとは記憶にないっすね。
と言ってもいい曲がないって意味ではなく使い方の問題ですが。
どこで使ってたか全くイメージできないのも逆に珍しいような。
君望って音楽だけでなく映像もだけど空気みたいな存在なんすよ。
つまり主役はドラマでありキャラであり音楽や映像が強く主張しない。
アニメの場合は実写に比べて素の映像の説得力が弱いので、
意図的に仕掛けた映像を使ったり、音楽で感情を表現したりするけど
この作品は映像も音楽も
空間をみたす空気として存在してる。
そーいう意味でも実写っぽいって形容が当たってる。
だからって映像や音楽のレベルが低いわけじゃないのが重要です。
印象的な曲と言うと
「プロローグ」「本当の気持ち」(アレンジ違い)が一番かな。
ホワイトノイズの幻想的なベースにキレイなメロが乗ってる曲。
あと「青春のまよい」すね。これも霧でぼやけた感じの曲。
このへんの曲もだけど全体に精細で落ち着いた曲が多いのだった。
「××~アレンジ」って書いてある原作曲のアレンジ版も含めて
全体のトーンがしっかり統一されてて聞いてて心地よいです。
真ん中へんには、わりと軽快で明るい曲も何曲か入ってます。
たぶんすかいてんぷる(ファミレス)あたりで使ってた曲でしょう。
つーか明るい曲を使えるシーンなんかあそこしかないし。
すかいてんぷるとあゆまゆは息抜きみたいなもんだから(笑)。
全14話中12話がド暗い展開だし、そこらへんが無いとキツイよ。
有っても十分キツイですが。
とりあえず
作品が好きなら
空気に浸るって意味で聞いて損はないかと。
なんだかんだ言って買ってからリピートしまくりだし。
放送期間中に出してくれればテンション維持に役だったのに!
サントラなしでも十分過ぎるぐらいテンション維持してたけど。
ちなみに主題曲(OP/ED)はテレビサイズで入ってます。
フルサイズ欲しければ
別に(しかも2枚)買えってコトで。
ラストです。
通常の1クールものより1話多いので最終話が年明けに。
D.C.のラストと被らなくて良かったと言うべきかもしれない。
D.C.と君望の両方のラストの数話をまとめて見たりなんかしたら
しばらく放心状態で人間失格になりかねないし(汗)。
実際D.C.を見た後数日は気持ちが抜けなくて大変だったし。
他のコトは何をやってもイマイチ気持ちが入らなくて。
結局ビデオを見返しながらBGMの使用リスト作ってたり(爆)。
と言うわけで破壊力抜群コンビのもう一方の君望のコト。
やはりと言うか、遥が現実を知る瞬間がやってきます。
そして前回書いた通り「ほんとうのたからもの」は遥の作品で。
ってコトはやっぱり
そーいう展開が待ってるわけで。
細部こそ違ったけど大筋ではイメージしてた通りだったので、
やっぱりあそこで書かなくて良かったよ。超ネタバレだったから。
ちなみにもろネタバレなイメージとは。
遥が孝之と水月の見せたくれた幸せな嘘に感謝するってとこ。
つまり「ほんとうのたからもの」とは孝之と水月のコトかなと。
メルヘンちっくな絵本で直接的な描写ではないみたいだけど、
意味合い的にはやっぱりそーいう感じになってるような。
エンディングで水月が涙流してるのも、はっきり出ないけど
たぶん「ほんとうのたからもの」を読んだからだと思うよ。
細部が違ってたと言うのは
最後にこの3人の構図があるのかな、と思ってたあたり。
でもよくよく考えてみたら同じ男が好きな女が二人いて。
しかも互いにそれを知ってて仲良く笑ってラストなんて無いわけで。
(片方だけ知ってるなら知ってる側が気持ちを隠せばありえる)
D.C.のとこに自分でそう書いておいて
何をボケたことを……(汗)
でも、だからこそ「ほんとうのたからもの」なのだった。
よーするに遥から二人へのメッセージとも言えるモノだから。
「マヤウルのおくりもの」に関しても重要な役回りが。
てっきりこの本は序盤のキーアイテムだとばかり思ってた。
で、本のタイトルだけがキーワードで内容は無関係だとも思ってた。
でも違ってた。とっても重要な役回りが
最後に待っていた。
意味合いに関しては自分の目で確かめて、って感じですが。
なかなか絶妙な使い方だと思ったり。
そうそう。
もしも内容を知らないでDVDを買おうって人は、
先にここを読んでしまった場合は最終回を見るまでは
「マヤウルのおくりもの」は
(持ってても)読まないように。
勘のいい人にはめっちゃネタバレになるので。
そーいえばこのラストが気に入らない人もいるようで。
でもこの展開でこれ以外のラストのほうが不満の残る人は多いと思う。
実際、あとありえるラストって両方と別れる展開しかないし。
こんなド暗い展開に延々と付き合って
最後にそれじゃ暴動が(爆)。
そもそも、もう一人のヒロインとのエンディングなんて無いです。
(原作ゲームだとそーいう展開もあるかも知れないけど)
そー勘違いさせる展開ではあったけど、
この優しさは愛じゃないし。
孝之の優しさは弱さの裏返しで、誠実じゃないし、むしろ残酷で。
水月をあそこまで追い詰めたのは、他ならぬ孝之の優しさなわけで。
孝之と水月が破局を迎えるとまでは予想してなかったけど。
でも3人のラストじゃないなら最後に派手なイベントが必要だし。
まさか告白で始まって、告白で終わるとは……
(「ほんとうのたからもの」はエピローグの中で登場)
そして
君望の終わりと共にNAVIの2003年がやっと終わりました(笑)。
年明けて何日経ってるんだよ……
2003年は最後にD.C.と君望のコンボにやられました。
美少女アニメにこんなにハマる日が来るとは夢にも思わなかったよ。
どっちも美少女アニメの範疇を著しく逸脱してはいたけど(爆)。
特に君望は……美少女萌えアニメだと思って見る方が難しいかも。
どんなジャンルでも
調理次第で傑作になり得るのだ、と実感したり。
とりあえず見たことない人は是非見れ!と。
アニメでここまで
くそマジメに恋愛ドラマをやったのは貴重だし、
ストーリー展開的にもここまでキレイにまとめたのは貴重だから。
(延々とドロドロの人間模様が展開していきますが……)
いろいろボカしても、あちこちネタバレバレですまんけど(汗)。
※セルも(DVD)レンタルも2月からリリース予定(全7巻)。
DVDは
半額だったら喜んで買うんだけど……
1話あたり2750円なので半額でも全然安くないけど。
つーか1クールで総額4万弱って冗談キツイ。買えない(泣)。
仕方ないので2冊の絵本(単品)だけ買うかな。
スタッフに関しては
監督さんの名前は今まで記憶になかったり……(汗)
でもコンテスタッフは
なにげに豪華布陣です。
加瀬充子さん(最終兵器彼女の監督)
もりたけしさん(ストラトスフォーの監督)
片山一良さん(ビッグオーの監督)
下田正美さん(魔法遣いに大切なことの監督)
実力派スタッフが結集という言葉は宣伝文句の定番で、
この作品も番宣とかでそーいう表現が使われてるけど
確かにそんな感じかもしれないな、とか思ったり。
映像的な仕掛けはあまり無いけど、とても丁寧に作ってあるよ。
(映像のクオリティは全般にとても高いです)
そうそう、今書くこと思い出したけど
この作品ってちゃんとエッチシーンが有るのです。
と言っても露骨な描写はなく実写の恋愛ドラマと同程度のが。
まさに恋愛の延長線上のエッチシーンなのでとっても自然です。
そもそも子供じゃないし、そのへんを全く描かないのは逆に違和感有るし。
でもアニメでエッチシーンを描くと
放送できる枠がほとんど無い……
なんで実写は良くてアニメだとダメなんだろ?
ちゃんとプロセスも描いてるからむしろ教育上良いと思うのに(笑)。
子供じゃないでさらに思い出したことコトが。
この作品の宣伝用の絵って遥と水月のセーラー服姿なんだけど
最初の2話以外は孝之も含めて高校生じゃないんですが……
3話以降でセーラー服を着る姿は
記憶の中にしか無いし。
なんとなく看板に偽りアリって感じかも。
この絵のイメージで期待すると、アレ?って感じるかも。
サントラのこと……
現時点で
発売予定すらありません。
ってオイ!
キャラソングCDを3枚も出すぐらいならまずサントラ出せ!
おかげで気分の盛り上げにOPとED曲を延々とリピートするハメに(爆)。
そもそもこのアニメはキャラ萌えな展開になってないのに。
それに孝之と遥と水月の3人以外は完全に脇役扱いなのに。
遥と水月はまだいいけど、なぜ他の人のキャラソングまで有るかな。
(遥のキャラソングCDの中にエンディングが入ってる)
D.C.の声優PVといい、商品展開が
作品のテイストと合ってないよ。
てな感じで以上。
最初から最後まで(たった3回なのに)くそ長かったけど、
それほど
思い入れが深かったってコトで勘弁して(汗)。
(C/W おなじ月をみてる)
君が望む永遠のOPマキシ。EDは入ってないっす。
先週書いたけど、これはまさに作品で買った曲ってことで。
この曲を聞くたびに
あのドロドロの展開が思い起こされるので
ビデオを見返さなくてテンションが維持できるのです(笑)。
なので既に何回聞いたかわかりません。超ヘビープレイ状態。
DVDももちっと良心的な価格設定にしてくれれば買うのだが。
(2話で5500円の全7巻。2クールのD.C.と総額がほぼ同じ)
ちなみにこの人って遥の声の人なんだけど、どっちが本業?
遥が目覚めて、すぐドロドロの三角関係に突入かと思ったけど、
5話でちょっと過去に戻って2話と3話の間の内容が描かれます。
孝之と水月が付き合うようになった経緯とか、
水月を慕ってた茜が
あんなに憎むようになった(4話のこと)理由とか、
水泳部のエースだった水月がなんで就職してるのかとか、
誰もが疑問に思うようなコトを説明してくれます。
だったら先にやれば?と思うだろうけど、それだとテンポ悪いっつーか、
この内容だと4話まで一気に進めないと間違いなくダレるので。
つまり、この構成はなかなか絶妙ですよ。
にしても5話の孝之の半分死んだような状態は見ていて辛いっす。
喋らない遥と会話してベッドから連れ出してしまうとこなんか、もう。
泣かせの展開だってわかってはいるけど、目から汗が流れてくる(汗)。
いいんだよ、泣けるときは素直に泣いとけ!涙は心の潤滑油だ(爆)。
どーせ誰も見てないし。ってここに書けば世間に晒しまくりですが。
(前にも書いたような気がする、このネタ)
6話以降はお待ちかねのドロドロな展開です。
遥との関係はもう終わったことだと、
頼まれたからで遥が元気になるまで付き合うだけとだと、
あくまで気持ちは現在の恋人の水月にあるのだと、そう孝之は言う。
だから本当の意味の三角関係にはなりはしない。
いや、むしろ本来の三角関係の方が
ずっとマシだったかもしれない。
条件が同じならどちらかを選ぶのは容易いことだから。
(優柔不断で選べないようなヤツのコトは置いといて)
遥にとってベッドの上の今日は事故に遭う前の時間の続き。
つまり孝之は遥にとって恋人の孝之なわけで。
孝之もそれを知ってるからいきなり手を振り払うことができない。
それにベッドの上でこれ以上無いぐらいに弱った状態で。
その遥を傷つけるような事実を付きつけるのは難しいことで。
気持ちが無いのに
遥の幸せな夢の世界を演じることになる。
(全く気持ちが無いわけでもないのが、さらに問題だったり)
遥を裏切って水月も傷つける行為なのだと知らないハズもないのに。
なわけで、
ドロドロな人間模様が大好きなワタクシのツボに突き刺さってます(笑)。
そもそも少女マンガが好きってコトはそーいうことだよ(爆)。
主にアニメ化される幼年三誌のオママゴトな恋愛と違って
本来の少女マンガの恋愛モノは
むしろこーいう感じになるはず。
が、しかしそーいうのはアニメにならずにドラマ化されてしまうので。
別にドラマでもいいけど、アニメでも見たいじゃないですか!
エロゲー原作っつーことで意外な線から夢が叶って嬉しいっす。
今後の展開としては
たぶんいずれ遥が
現実を知ることになるはず。
そしてその時に孝之と水月のことをどー思うかが鍵になるんじゃないかと。
DVDの最終巻が「ほんとうのたからもの」という絵本とセットになるけど、
これって遥が描いたもののような気がして。
(遥は絵本作家を目指してるのです)
とするとあーなるのかな?という未来予想図も有るけど、書きません。
当たってたらネタバレで面白くないし。
ああ、
早く次を見せてくれ!
で、一度終わりにしたけど書き忘れてたことが(汗)。
ここで書かないとたぶん書く機会は無いと思うので。
全14話だし。
ので書いておくよ。
この作品は2話までがプロローグって前回書いたけど、
露骨にそれがわかる構成になってたりします。
なんと、これ2話までオープニングがついてません。
1話についてないのはよくあるけど、これ2話にもついてない。
そして1話なんかエンディングまでついてない。
徹底してるよ。
本来のオープニングとエンディングは3話で初登場します。
2話のエンディングには別の曲が。
例のシーンの後にそのまま曲が始まってタイトルロゴが出ます。
そもそもタイトルロゴが
2話の最後に初めて登場するのだった。
つまりここまでがプロローグなのだと激しく主張してる。
ちなみに2話のエンディングはRumbling hearts。ゲームの曲らしい。
これ欲しかったらゲームのサントラを買うしかないんかな?
Precious memories(本来のOP曲)の方はもう買っちったよ(爆)。
この曲って歌謡曲よりちっと洗練されたキレイめのメロディラインで
最近のアニメソングっぽいというかドラマの主題歌っぽいと言うか。
たぶん進んで買うコトは無いような曲だけど(嫌いではない)。
でも作品を気に入ると、
なんか良さげに聞こえるではないか!(笑)
ドラマの主題歌が売れるのも似たようなコトですな。
ついでに映像のことも。
実写っぽい映像、というのはアニメ的に仕掛けた絵じゃないってこと。
同じように現実を描いてるD.C. ~ダ・カーポ~は逆にアニメ的な
仕掛け映像を使いまくりのアニメならではの作品に仕上がってたり。
テンポとかシーン構成も含めて実写にすると全然違うものになるよ。
(ダ・カーポも後半のシリアス展開は映像がリアル系になったけど)
だけどこの作品は
今の映像をそのまま実写にしてもたぶん違和感ない。
テンポも実写に近くてアニメとしては少し遅めだし。
オープニングなんか実写の映像がそのままイメージできるし。
実写に近いのであまり映像が凝ってるように見えないけど
決して映像のレベルが低いわけじゃないっす。
1話で遥が孝之に告白するシーンでの
涙をぬぐう手の動きとか秀逸です。
これを見た時、ちゃんと作ってあるじゃん!と思ったですよ。
って今確認するために1話を早送りしたんだけど映像のレベル高ッ!
レイアウトが自然過ぎるので気付かなかったよ……(汗)
ちなみに1話のコンテは加瀬充子(最終兵器彼女の監督)さんです。
そもそも現実を描いてしょぼく見えないのは十分レベル高いので。
これ制作がパンツアニメ(爆)のスタジオ・ファンタジアで。
ストラトス・フォーとかコレとか、このところ
いい仕事してますな。
10月から一部の民放とキッズステーションで放送中の新番組。
美少女恋愛ゲーム(18禁)が原作でやったことはないっす。
主人公の孝之はある日わりと仲良かった水月の親友の遥に告白される。
遥がずっと前から孝之が好きなのを知ってた水月が、遥の恋愛の手助け
のつもりで孝之に近づいていった、
今の3人の関係はその結果だった。
でも水月はいつのまにか当初の目的を忘れて……
付き合い始めはぎこちなかった孝之と遥も次第にいい感じになってきて
このまま幸せな未来が続いていくように思えた。
だけど、いつものようにデートの待ち合わせをした日。
少し時間に遅れた孝之が人ごみをかけわけてそこで見たものは
壊れた電話ボックスと
血だまりに浮かぶ遥のリボンだった。
それから3年が過ぎて心の底に過去を押しこめながら
孝之と水月は新しい生活を送るようになっていた。
やっと過去と決別して二人で新しい生活を始めようとしていた。
そこに事故のあと
3年間眠りつづけてた遥が目覚めたと知らせが入る。
二人が病院で見たのは記憶が事故にあった当時のままの遥だった。
最初は、
ずいぶん気恥ずかしい恋愛モノな内容だなとか思った。
次に、まさかずっと波風の立たない抑揚のない展開か?とも思った。
そして2話の最後のアレ。というか物語はここから始まるのだった。
よーするに2話まではプロローグなのです。幸せなのはここまで(爆)。
最初の方もいっそ実写にした方がいいんじゃない?とか思ってた。
(アニメ的なデフォルメ表現は全くないので映像的にも実写に近い)
3話以降の展開を見てたら、その気分はさらに強くなったよ。
つーかこの内容って実写ドラマだったら
夜9時10時にやってそうだし。
エロゲーからゴールデンタイムのドラマ化ってのも大胆でいいじゃん(笑)。
ま、そんな企画は通らないだろうけど。
よーするに好きあってた二人が不慮の事故で引き裂かれ、
過去を背負ったまま新たな生活(恋愛)を送るようになって。
そこに
元彼女が時間を超えて甦ってくるという展開。
普通なら終わって始まるか、もしくは二股をかけるかだけど
時間を跳躍する仕掛けで、終わってたようで終わってない
二股じゃないのに二股に見える微妙な関係を作り出してる。
これ似たような展開が「ほしのこえ」にも有ったんだよ。
彼女が事故にあって連絡に何ヶ月もかかる場所に行ってしまって
そして彼は関係が終わったと思ったのかはよく分からないけど
新しい生活を始めるのです。よーするに新たに付き合い始める。
そこへ
ワープ航行で時間が全く経過してない彼女からの連絡が。
その後、彼はずっと彼女を待つことに決めるのです。
で、そこあっさり終わらせて次いってしまうんだけど
今付き合ってた彼女に対してずいぶん酷い仕打ちじゃない?と思った。
アレ見てて、そのへんみんな何とも思わないのかな?
まぁ、ちゃんと人間を描いてたら30分に収まらないけど。
話を戻して、この作品って
知らない人からしたらたぶんただの美少女萌えアニメだと思われます。
しかし見た目は美少女アニメだけど内容は
むしろド直球の恋愛ドラマ。
そーいうドラマ好きな人のほうがこれ面白いんじゃないだろうか。
見た目がダメとか、ドラマは役者が全て、って人以外なら結構いけるよ。
そうそう、
DVD1巻の初回限定「
マヤウルのおくりものset」ってなんやねん
とか思ってたんだけど、作品を見たらそれはアリかもと思えて来た。
※「マヤウルのおくりもの」という絵本がセット(絵本単品発売もあり)
少なくともフィギュアよりはずっと意味のあるセットですな。
にしてもマンガ原作は絵空事が多くてゲーム(しかもエロゲー)原作の方が
むしろ
現実を描いた作品が多いってのがなんとも。