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あさっての方向。

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あさっての方向。 9~12話

これでラストです。
「ひと夏のファンタジー」と言ってるから最後には元の姿に戻る。
最初はそう思って見てました。
だけで物語が進むにつれて必ずしもそうなるとは限らないなと思った。
自分や周りが新しい姿を受け入れればそれが本来の姿になるわけで。
元の姿には戻らなくてもひと夏のファンタジーは終わるから。
そして、ラストのあたりはそうとも解釈できる展開になってたりする。
実際のところ最後にどーなるかは自分の目で確かめろってことで。

では今回のぶんのあらすじ(ネタバレ)。
尋兄と淑子さんの過去を知ってしまったからだは家出をしてしまう。
自分がずっと尋兄に負担をかけて自由を奪ってたと思ってたから。
尋兄が自分のために捨ててきたのが淑子さんだと知ってしまったから。
大人になりたいと願ったせいで淑子さんまで子供にしてしまったから。
(からだがそう思い込んでるだけで本当は違うけど)
尋兄を自由にするために願ったのに結局みんなに迷惑をかけてたから。
これ以上迷惑をかけたくないから、一人で生きていこうとした。
その結論が「あさっての方向」にずれてるのだと気づきもせずに。

からだは体こそ大人になったけど、知識も経験も小学6年生なわけで。
当然のことながら変わってしまった姿での戸籍や履歴があるわけもなく。
働き口を探すのも大変だった。けど手探りでやり方を修正していった。
そして、いつか来た海のそばのペンションに新しい居場所を見つける。

からだが居なくなったのを皆そのまま放って置いたわけではなく。
心配で探していた尋は偶然にもからだのすぐそばまで辿りついた。
しかし「ごめんなさい」と泣きながら遠ざかるからだになすすべもなく。
(からだがペンションにたどり着く前の話)
からだが何故こんな行動に出たのか、自分が何をすべきなのか、見失う。
椒子は今の関係はからだが繋いでいたのだと知り尋の家を出ていった。

網野はからだから来た暑中見舞いに疑念を抱いて尋を問い詰める。
そこで網野はからだが家出をして行方がわからないのだと知る。
(ここで姿が変わってしまったことまでは説明してない)
網野は偶然一緒になった琴美と一緒にからだの手がかりを探してた。
からだが見つけるまで帰らないという網野に琴美はある場所を案内する。
元から琴美は(元)先生の誘いでここに泊まりに来る予定だったのだ。
その場所こそからだが働いてたペンションで。そして二人は再会した

自分をここまで必死に探してくれる網野くんの気持ちを嬉しいと思った。
そうまでして自分を探す理由を知って、心に温かいものがあふれてきた。
(網野くんは本人に告白してると気づいてませんが)
だけど変わってしまった姿で自分の本当の名を伝える勇気がなくて。
雨の中で無理して熱を出した網野くんを見て隠してられなくなって
網野くんに自分がからだだと伝えた。でもわかってもらえなかった。
からだはどーしたらいいのか分からなくて、椒子さんに助けを求める。
そして……

あとの展開は自分の目で確かめれ。

アニメオリジナルキャラの琴美ですが、
さりげなくストーリーの重要なポイントを担ってしたりして。
網野くんがからだのペンションに辿りついたのは琴美のおかげだし。
琴美と先生の関係の深さは不思議なことが好きな父の影響であって。
不思議なことが好きだったからこそ密かにアレを持ってたわけで。
と言ってもあくまで淡い期待で凄く信じてたわけではないだろうけど。

公式サイトにからだのライバル登場!?みたいに書いてあったけど、
網野くんにとっては従妹のお姉さんって感じ。双方ともそう思ってる。
そもそも見た目はともかく網野くんは小学6年生ですから……
もっと歳取れば別だけどこのぐらいでこの年齢差だと対象外でしょ。
(小学生だけどカッコよくてドキドキみたいな作品もあるけどな)
どっちかと言うと、からだと網野くんの仲を応援してた感じっすね。
いかにも人のために生きますみたいな性格ではないのに、
育ちがいいのか自然体で関わるみんなを幸せにしてしまってる。
わざわざオリジナルで出しただけあって、いいキャラだったなと。

この物語はからだと椒子さんが自分を受け入れていく物語で。
新しい姿を含めて自分を受け入れてもらう物語でもあるわけで。
尋兄に新しい姿を受け入れてもらうのが序盤の一つの山場でした。
そして終盤の山場として網野くんにも受け入れてもらう展開が。
それに絡んでからだと網野くんの関係が近づく構成にもなってたり。
二人とも小学6年生だからそれはないかなと思ってたのに意外や意外。
元の姿だと絵にならないけど、大人からだと網野くんは絵になるなと。
と言っても中身はやっぱり小学6年生ですが。

物語の最後に関係がキレイに収まるので見てとても満足感がありました。
(ネタバレになるので具体的には書きませんが)
それぞれの抱えてた想いの行方にもきちんと折り合いが尽くし。
現在進行形で未来へと続くのではなく、ひと夏の物語として完結してる。
上手くいかないくてもどかしかったり、必死なのにずれてたりするけど、
人間の醜い面はあまり出さない、澄み渡るような爽やかでキレイな物語すね。
受け入れる、受け入れてもらう、という意味でこれも一つの癒し系でしょう。

最後にどーでもいい話。
原作を読んでて思ったけど作者はおそらく女性だと思われます。
元々スクエニ傍系は女性が多いし。以前ウイングス系で描いてたし。
こーゆーキャラ描写は男性作家はあまりやらないし。ってことで。
いつものごとく保証はしませんが
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あさっての方向。 5~8話

続きを見る前に倉庫から原作の1巻を持ってきて読み返しました。
で気づいたんだけど、アニメの内容って原作と全然違うよ……
確かに原作の大枠には沿ってるしキャラ描写も原作に忠実だけど、
ストーリーの展開もキャラの設定もかなり大幅に変えてしまってる。
原作の意味を描くために大胆に再構成してしまったって感じすね。
どことなく劇場版AIRのアプローチに似てるかもしれない。
なので原作ファンにはいろいろ言われるんじゃないかなと。

原作と比べて特に大きく違うところはプロセスの描き方かな。
アニメは一つ一つのプロセスをとっても丁寧に描いてるのです。
例えばからだと淑子さんが自分の変化を受け入れるプロセスとか。
姿が変わってしまった後の生活を組み立てていくプロセスとか。
尋兄が姿が変わってしまったからだを受け入れるプロセスとか。
原作だとあっさり流してる部分をじっくり丁寧に描いてるのです。
そして緻密で現実的な空間描写と丁寧なプロセス描写の相乗効果で
原作とは比較にならないぐらい感情が伝わってくるようになってる。
大胆に変えちゃってるけど、決して原作を無視してるわけではなく、
原作の持つエッセンスがより伝わるようにアレンジしたって感じ。
だから忠実ではないけど素晴らしい映像化だと思う。
原作ファンがこれで納得するかは知らんけど。

原作と全然違うので原作を知ってても先が全く読めません。
知ってると言っても1巻だけだけど。
(続きはアニメが終わったら読むかもしれない)
その1巻分の内容はかなり違うけどほぼ6話までの内容で。
ラストが願い石の手ががりを求めて旅行に出ようとしたところ。
アニメは8話までに旅には出てないのでその展開が有るかどうか。
それとは別に全てを知ったからだが家出をする展開になってるし。
おそらく1クールだと思うけど物語がどこに至るのか未だに予測できん。
でも4話や8話に大きな山場を作ってあるシリーズ構成から考えて
物語の最後に大きな見せ場があってしっかり終わらせると思われます。
何らかのカタチで終わらせるために内容を再構成したんだと思うから。
(そもそも原作はまだ終わってないはず)

今回見た部分のあらすじ。
尋兄が二人の姿が変わったのを納得したけど、
でもやっぱり互いにぎこちなさみたいのが残ってるわけで。
姿が変わったことでの生活や周りの変化にもまだ戸惑いがあって。
それでも三人で一緒に暮らすことでだんだんと慣れていった。
そして些細だけど二人にとっては大きな意味のあるイベントが訪れる。
過去にやりたくてもできできなかったことを二人でやり遂げたことで、
この奇妙な三人の共同生活は心地よい関係になったような気がした。
このままいつまでも続くんじゃないかと幸せな錯覚をした。
しかしからだは知ってしまったのです、尋兄と淑子さんの過去を。

今回の内容の中で特に印象的なシチュエーションは
からだと淑子さんが尋兄の誕生日のケーキを作るプロセス。
からだにとっては小さい体ではしたくても出来なかったこと。
そして淑子さんにとっては昔やろうとして出来なかったこと。
冒頭の(付き合ってた頃の)尋兄をつれて食事に出るシーンに
前と後の部分があるのが後でわかる構成には脱帽だったよ。

この部分に関しては同じ回の中でそのままカードを開いてるけど
他にも断片で見せたシーンの前後を後で見せる手法を多用してる。
断片のシーンにもその時点での意味がもちろん存在してたけど、
前後のシーンが追加されることでより深い意味を持ってくる
断片と断片の隙間が次第に埋まりキャラの存在感がどんどん増してくる。
「よみがえる空」もそうだったけど今回も脚本の上手さが光ってる。

そして「よみがえる空」同様にあまりヒットはしなそうだ(爆)。
てゆーか普通の人間模様を描いた作品を面白いと思う人たちは
あまりアニメを見てないというか、間違いなく少数派だというか。
ARIAのアニメ企画もチャレンシャーだなとは思ったけど
ARIAはまだ見た目が萌えアニメっぽく見えなくもないから。
だけどこの作品に関してはえっ?マジでやるの?と思ったぐらい。
でも結果としてこんな素敵な作品になったのだから嬉しい限りです。

あさっての方向。 1~4話

10月からTBS系(3局)で深夜に放送してる新番組。
BS-iでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はスクエニ傍系(ブレイドMASAMUNE)のマンガで1巻だけ読んだことあります。
※セル・レンタルDVDのリリースは1/26から
小学6年生のからだ(少女)は社会人の尋と兄妹二人だけで暮らしていた。
からだは年齢のわりに小さかったが、中身は逆に少し大人びていた。
両親がいなくて自分たちだけで全てやらなければいけなかったから。
そして兄の尋に負担をかけて自由を奪っていると罪悪感を感じていた。
だから願い石に願ったのだ。早く大きくなって兄を自由にして欲しいと。
切実だけど他愛ない願い。叶って欲しいけど時間以外では解決しない願い。
そんな願いがもしも今すぐに叶ってしまったならどーなるだろう。

うん、いい!凄くいい!
なんて感想もどうかと思うけど率直な意見だよ。
ちなみに原作は知ってたから印象的な内容になるのは予想がついてた。
スタッフの顔ぶれである程度しっかりした映像になるのも予想できた。
つまり見る前から今期のトップクラスの作品になるのは十分に予想してた。
そしてまさに予想通りだったわけですが。
期待を裏切らない素晴らしい仕事をしてるスタッフに乾杯って感じです。
描かれてる空間がとっても心地よくて入ってみたいとすら思うよ。

原作を知ってたので二人の姿が変わるのは当然知ってました。
(細部はかなり忘れてたけど・汗)
知ってはいたけど実際に動くものとしてみるとインパクトが有るなと。
空間やキャラの動作がしっかり描かれててとっても実体感があるので、
現実の中のたった一つの「if」(もしかしたら)が際立ってくるのです。
そして「if」の状態で現実の物語が展開するのがとても印象的なのでした。
確かに突然姿が変わってしまうといろんな面で不都合が出てくるわけで。
元に戻るという保証がない以上、お金(生活費)の問題は特に切実だね。
二人一緒に変わって互いを補えたのが多少の救いとは言えるかも。

姿が変わっても顔の輪郭とかはそんなに変わらない。
だったら気づきそうなもんだと思うかもしれない。
でもそれが普通にありうる世界ではなく現実にはあり得ないことで。
現実にありえない可能性を人は容易には理解できないから。
目で見ても信じられないことは見てない人ならさらに理解できない。
言葉ではどれだけ説明されても恐らく納得することはないと思う。
からだだと理解したのが言葉ではなく味覚なのはよく考えられてるよ。
(一度帰ろうとして戻ってきたのもその前に食べた料理が理由だし)
より感覚的な部分で理解(納得)したってことだから。

この作品はからだと対になった椒子さんの二人か主人公です。
そのもう一方の主人公の椒子さんのこと。
最初に出てきたときは完全に終わった話のように匂わせてたのに、
話が進むにつれて全然そうでなかったことが明らかになってくる。
正確に言うと気持ちに整理をつけたと自分では思ってた。
でも実際はちゃんと終わってなく新たに始まってもない半端な状態で。
会うはずのない場所での再会に混乱してる。
この先いったいどーしたいのか自分でもわかってないと思う。

にしても、昔の話を見たらちょっと付きあってたレベルじゃないし。
あのまま結婚しても違和感がない勢いだったわけで。
それなのにいきなりあんな状況になるし。とても深く傷ついたと思う。
それでも何とか気持ちを整理して新たな生活を始めたら再会って……
見てて椒子さんがとってもかわいそうな気分になったよ。
尋の所業を考えたらからだに意地悪したのも許せる気がした。
姿が変わった後にはとても親切にしてたから十分に償ってるしね。

音楽のこと。
この作品は直接的な言葉ではなく仕草や行動で感情を表現するスタイルで。
音楽も表面的な喜怒哀楽を奏でるのではなく少し引いて空間に充ちている。
引いてても決して印象が薄いわけではなく、場の空気をしっかり主張してる。
光宗信吉さんの十八番の透明感と緊張感のあるピアノが画面を彩ってる。
とってもキレイでどこか物悲しい旋律の素晴らしい音楽です。
光宗信吉さんのファンでピアノ曲が大好き人間だから最高!の一言すね。
今すぐにもサントラが欲しいよ。

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