マリア様がみてる
これで3期シリーズも終わりです。
1巻からなんとなく思ってたけど今回はシリーズ全体のテーマが無い!?
1期は告白から初デートという恋人のプロセスの第一段階だったし、
2期は3年生の卒業と1年生の入学という出会いと別れが中心だった。
だけと3期は祥子さまと祐巳ちゃんの関係が多少進展したという側面と、
将来祐巳ちゃんの妹になるかもしれない人が出てきたという点ぐらい。
ただしどちらも現在進行形でハッキリした区切りは無かったりする。
あえて挙げるなら5巻のラストが
妹選びのスタートラインって感じかも。
あとサブタイトルの「チャオ ソレッラ!」で最後〆るあたりは上手いかも。
※イタリア語の「ごきげんようお姉さま」みたいな言葉
祐巳ちゃんの妹選びの話がまだこれからということを考えると、
原作がある程度進んだ段階で次の4期シーズンも作るのでしょう。
ていうか今公式サイトを見たら
4期シーズン制作決定とか書いてあった。
このシーズンも順調に売れてるからいずれ作るのは想定内だったけど、
3期が出たばっかで4期決定っていくらなんでも気が早すぎのような。
祐巳ちゃんの妹候補が出現というからにはそれなりに貫禄がついてきた。
という感じはあくまで祐巳ちゃん視点のこの作品では感じにくいけど。
でも他人から見たらそれなりに憧れを抱かれる存在ではあるようで。
2巻の最後にちらっと出てきて3巻では大活躍!?してくれた可南子さんは
祐巳ちゃんに対して尋常でないレベルの憧れを抱いてたりしたわけだし。
彼女の口から出てきた賛辞は
いったい誰を指してるんだ?って感じで(笑)。
よーするに祐巳ちゃんを勝手に偶像化して崇拝してたわけです。
そして現実が思い込みと違ったからと勝手に幻滅をするのでした。
耳の痒い賛辞を言ったその口で罵る言葉を吐いた可南子さんも大概だけど、
「私の祐巳を侮辱するのは許さないわ」と登場する祥子さまもいい性格だよ。
だって狙い済ましたように出てくるってことは隠れて様子を見てたわけだし。
みんなの憧憬の的の薔薇様ともあろう人が隠れて見てたなんて驚きっすね。
体面より祐巳ちゃんが大事という祥子さまの価値基準も見えるわけですが。
そこも含めて祥子さまの素敵なお姉さま以外の表情が今期はよく見れました。
二人の関係が多少進展したというのはつまりそーいうことです。
1期や2期でも祥子さまが祐巳ちゃんに気を許すシーンは結構あったけど、
まだまだどこまで見せていいか手探りって感じではあったなと。
たぶん2期の最後のエピソードが二人の関係の転機になったのでしょう。
今期はわりと祥子さまの歳相応の子供っぽい態度も散見されるように。
そして祥子さまは自分で自分の性格をかなり正しく認識してるので、
どこまで自分の本性を相手に見せていいかもよく考えてたわけです。
つまり祐巳ちゃんには
全部見せても大丈夫だと判断したってことだね。
時々ムッとふくれてる祥子さまはなんだかとてもカワイイです(笑)。
祐巳ちゃんの妹候補の話に戻って。
3巻で登場した可南子さんの祐巳ちゃんへの異常な崇拝には唖然としたよ。
でもそこですんなり妹候補にならないあたりがこの作品の侮れないところ。
上にちらっと書いたけど勝手に崇拝して、勝手に幻滅して離れていきました。
そこで放置しないで仲直りしようとするのが祐巳ちゃんの人の良さだね。
頑なに拒絶する可南子さんにある勝負で私が勝ったら仲直りしようと提案して、
可南子さんが勝ったらデキることなら何でもしてあげるという展開に。
このあと可南子さんは生き生きと勝負に備えて練習を始めたのでした……
あれ?可南子さんは祐巳ちゃんに幻滅したんじゃないの?と思うかもだけど
人の頭の中はロジックのように単純明快にできてるわけじゃないので。
大好きだからこそ幻滅して顔も見たくないということもあるわけです。
そのへんライバル(らしき)の瞳子ちゃんはしっかり嗅ぎ取ってたようで。
「いったい彼女に何を言ったんです!」と祐巳ちゃんに詰め寄ってたり。
おそらく彼女が
スールにしてくださいと言うのを警戒したのだろうなと。
実はこのへんで瞳子ちゃんの本心もさりげなく見えてきました。
瞳子ちゃんの初登場時は先輩を先輩とも思わぬ生意気な1年生って感じで。
だけどいつからか態度こそ違わないけど秘める想いは変わってきたようで。
素直になれない性格なのが災いして祐巳ちゃんにすっかり誤解されてたけど。
さすがに嫌ってると思われたのだけはイヤだったらしくきっぱり否定したよ。
それ以外のシーンでは本心と体面がせめぎあった微妙な態度をとってたり。
ダンスの輪で踊るシーンとか体育館の脇で詰めよるシーンとか。
可南子さんと犬猿の仲というのも含めて
あぁそーいうことなのかと。
つまり瞳子ちゃんも祐巳ちゃんの妹候補ということで。
5巻の最後でお土産を可南子さんと瞳子ちゃんの二人に渡してたので、
可南子さんはともかく瞳子ちゃんにも親しみを感じてるみたいだね。
生意気に突っかかってくる下級生ってのも実は可愛かったりするし。
祐巳ちゃんも嫌われてると思ってたけど嫌ってはいなかったみたいだし。
今のところ
どっちに転ぶか全く予断を許さないですな。
スポンサーサイト
現在リリース中の50分×全5巻のOVA。DVDレンタル。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース
マリみて第3期シリーズです。今度はOVAです。
と言っても大半のOVAと違い1巻が50分もあるので実質2話分だったり。
なので全5巻でテレビシリーズ10話相当。
1クール弱もあります。
テレビシリーズも2話1エピソードだったから構成的にも似ています。
DVDの価格もテレビ版とOVAでそんなに差がなかったりするし。
だったらテレビでやれば良かったのでは?とも思ったよ。
まぁ、キレイな絵で安定してるのはOVAならではとも言えるが。
1期と2期は時期がそんなに開いてなかったから感覚を持続してたけど、
3期は2年半ぶりなので作品のテイストそのものを忘れかけてました(汗)。
(キャラの顔や名前やストーリーはもちろん覚えてましたが)
特に(1巻を)見始めて数分は独特のテンポと雰囲気に戸惑い気味で。
気の短い人間だったら途中で見るのを止めかねないなとか思ったり。
もちろん1期2期の当時に熱心に見てたぐらいだからそのうち慣れたけど。
慣れてくると祥子さまと祐巳ちゃんの微笑ましく気恥ずかしいやりとりが
だんだん気持ちよくなってきます(笑)。ある種の
中毒症状でしょうか?(爆)
二人の感情にシンクロしてこっちも楽しくなったり嬉しくなったりするし。
なんでもない瞬間に涙が溢れてきたりして……
1巻は夏休みに祥子さまの別荘に祐巳ちゃんが遊びに行く話。
二人でいられればそれだけで楽しいはず、と行く前は思ってたのに、
(普段着な)何もしない祥子さまに退屈してしまう祐巳ちゃんでした。
だけど隠れ家のようなこの場所で好きな人たちとただ時を過ごす、
それこそが最高の贅沢なのだと、素敵な瞬間なのだと気づくのです。
もちろんその結論に至るまでにはやっぱり波乱があるのですが。
この回に特に印象に残ったのが急病と騙されたときの祥子さまの態度。
たぶん祥子さまを祐巳ちゃんから引き離す嫌がらせだろうとは思ったけど、
その結果として祥子さまがあそこまで不機嫌になったのは予想外でした。
嫌がらせをされた祐巳ちゃんの方があっけらかんとしてたぐらいで。
騙されたことより
祐巳を悪く言われたことが腹に据えかねたのでしょう。
私のせいで恥をかかせてごめんなさいとか的外れな祐巳ちゃんですが(笑)。
(自分が恥をかいたと思うか大事な人を侮辱されたと思うか人によるけど)
2巻は祥子さまの男嫌いを克服するために祐巳ちゃんががんばる話。
「略してOK大作戦(仮)」っていったい何じゃそれとか思ってたら
男嫌い(O)を解消するため(K)に徐々に男に慣れてもらおう大作戦かよ。
花寺学院の文化祭の協力のため生徒会同士の会合を設けようとするのです。
だけど正攻法だと男が苦手な祥子さまは理由をつけて逃げてしまうから、
偶然を装って出会うことで少しずつ慣れてもらおうと画策するのでした。
結局は騙してることに耐えられなくて全部話してしまう祐巳ちゃんですが。
事情を知った祥子さまは、騙されたことよりそこにある想いにうたれて、
祐巳ちゃんのある言葉に触発されて、
自分の意思で頑張ることに。
この回に特に印象に残ったのはやっぱりアリス(金太郎)でしょう(笑)。
初登場時に女の子の服を着ててアレとか思ったら性同一性障害なのか。
ギャグ作品とかでオカマっぽいキャラをシャレで出すことは有っても、
シリアスな作品でストレートにこの手のキャラを出すのは珍しいね。
てゆーかテレビ放送だったら果たしてそのまま出せたんでしょうか?
「ラブ★コン」にも聖子ちゃんがいるけどちゃんと出てくるでしょうか?
祐麒(祐巳の弟)が生徒会長というのは実は最初に気付いたり。
「そのうち嫌でもわかるよ」ってセリフは暗に自分だと言ってるようで。
勘のにぶい人以外なら分かりそうだけど。祐巳ちゃんはにぶいですが(爆)。
あと自分の弟がそんな立場になるなんて想像もしなかったんだろうね。
でも自分も山百合会の一員で、次代には三薔薇さまの一人になるわけで、
他人から見たら尊敬される存在だし、憧れている人だっているわけです。
3巻には祐巳ちゃんに憧れている1年生が出てくるそうな。
(2巻の最後にもちらっと出てきた)
そいえばED曲がKOTOKOなのに少し違和感が。
曲がダメって意味ではなくI'veのデジタル臭い音つけが作品に合ってない。
ひたすら優雅で綺麗なこの作品には
生音の弦や笛の旋律が似合ってるよ。
そんな曲をKOTOKOが歌ってたら感心したんだけどね。
ちなみにOP曲はお馴染み「pastel pure」の別アレンジバージョンです。
※レンタルDVDには映像特典は全くついてません
これで最後です。
またそのうち
~夏~とかやるかもしれんけど(笑)。
9話は志摩子さんと乃梨子さんの話の続き。
欲張りで、失いたくなくて、手に入ったら失うのが怖くて、
だからこそハッキリした関係に踏み出せないでいた。
これって聖さまと志摩子さんの関係もそうだったっすね。
そして二人の関係を進めるきっかけ作りとはいえ祥子さまが
白百合会か乃梨子の二者択一を迫るのは見ててハラハラしたよ。
私と仕事とどっちを取るの!って感じで(違います)。
10話は令さまと由乃さんの話。
最初は体のことで反対してるんだと思ってた。
でもそれなら目に届く同じ部活は歓迎すべきなわけで。
運動部での姉の勇姿を見たいという気持ちはよくわかる。
そして妹が心配だし贔屓しそうで怖いというのもわかる。
そう、種明かしをしてみれば互いの言い分はもっともなわけで。
相手のことを想うあまり衝突することもあるのだと痛感したり。
11~13話は祥子さまと祐巳ちゃんの話。
すっかり白薔薇組に主役を攫われた感も有るけと最後はこの二人で。
女の勘という言葉があって、これは些細な機微を読みとって
答えを導き出す能力が、男より女の方が長けてるって意味だけど、
時としてそれは
間違った答えを弾き出してしまうことでもあったり。
勝手に勘違いして、破局を悲しんで、なんて一人相撲の最たるもの。
わりと良くあるストーリー展開で、実際によく有るんだろうけど。
いつも思うのですよ、仮に
十中八九ダメだと感じてたとして
それでも自分だけで答えを出さずに問いただすべきではないかと。
まぁ、それ言っちゃったら物語は成り立たないんだけど(爆)。
でもそのすれ違いが
意外な関係を繋ぐ手伝いをしたりして。
なんか意味深な登場のしかたをしてるとは思ってたけど。
祥子さまと祐巳ちゃんって不思議な運命に導かれてるって感じっすね。
そーいや傘の話。
勝手に持っていってしまう人にとって傘は価値のないものでしょう。
「傘なんて買うもんじゃない」と豪語した人もいたしな……
でも大事にしてる人もいるわけで。それは
決して値段じゃなくて。
その大事にしてた傘を勝手に持っていかれるとショック大きいわけで。
過去に一度だけ盗まれたことが有るので、実感として良くわかる。
最後まで見て思ったけど、
やっぱり集団劇で連作タイプの作品は最低でも2クールは欲しいっすね。
1クールだと個々のエピソードに関しての印象は強く残ったとしても
作品全体としてのキャラの思い入れが今一つになってしまうから。
なので無印と春は
セットで考えた(見た)方がいいと思われます。
つまり●(お気に入り)評価は2クールまとめてってコトで。
にしてもセットで集めると凄い金額……
ついに3年生の卒業式になります。ここで卒業する3人の薔薇さまがたの
それぞれの出会いのエピソードが回想という形で描かれるのでした。
その流れってわけでもないんだろうけど、続いて
聖さま(ロサ・ギガンティア)と志摩子さんの出会いのエピソードが。
前シリーズで栞さんとの壮絶!?なエピソードが語られてただけに
なぜ志摩子さんとスールになったのかずっと疑問に思ってました。
あんなコトがあったら普通はもうスールなんて、と思うじゃない?
聖さまと志摩子さんの関係は
まさに出会ってしまったという感じかも。
人が互いを求める理由は、自分と違うから、もしくは同じだから。
この二人の場合は互いに似ていたから引きつけられたのでした。
二人ともこの学園では回りから浮いてる異質な存在って感じだし。
銀杏の中に一本だけ桜が咲いてるみたいな表現があったけど、
リリアンでの二人の存在感はまさにそんな感じではないだろうか。
ただ出会ってしまった二人だけど
過去の出来事のせいでその先に踏み出せないのでした。
事情を知っててそれをじれったいと思う蓉子さまの策略も有って
志摩子さんはお手伝いという形で山百合会に出入りすることに。
志摩子さんの働きはとても優秀で今みたいな中途半端な形ではなく
誰かのスールとして
正式に山百合会に迎えたいと考えるのです。
そして祥子さまがアクションを起こすのでした。
結果的に祥子さまは振られてしまうんだけど。
(実はこの流れは最初のエピソードにも繋がってたりする)
時間が今に戻り3年生が卒業して新入生がやって来る。
聖さまとの別れをあまり悲しんでる風には見えなかった志摩子さんも
実際に卒業してしまった後は
すっかり気が抜けたような感じになり
時間があれば校舎裏に行って一人で桜を見ているような状態に。
(ここってたぶん聖さまと出会った場所なんだろうね)
そして再び出会ってしまうのです。新入生の乃梨子さんと。
この乃梨子さんの出会いは、聖さまとの出会いとシンクロしてる。
と言うか、あえて意識的にやってるんだろうけど。
ここで乃梨子さんが件の「銀杏の中に~」の表現をするのでした。
それに続いて
「上手く言えないけど」
「上手く言えてたわよ」ってやりとりが。
「上手く言えないけど」というコトバはわりとよく使うけど
それの返しで「上手く言えてたわよ」って滅多に聞かないような。
うーん、なんかいい!この返し。どっかで使えないかな。
つーわけですっかり志摩子さんと聖さま&乃梨子さんが中心の話に。
主役のはずの祐巳ちゃんの影が薄いです。
ちょっとピンチです(笑)。
まぁ、そもそもこの作品は集団劇みたいなもんだから仕方ないか。
特に直接3年生とスールだった志摩子さんとは立場が違うしね。
7月からテレビ東京系(6局)で日曜日の朝に放送してる新番組。
9月からAT-Xでもやるので地上波で見れない人はそちらで。
タイトルで一目瞭然ですがマリみての第2期になります。
なんと恐るべきことに
日曜日の朝っぱらからやってます!(笑)
確かに「日曜の朝はコーヒーとクラシックの~」とは書いたけど(爆)。
このシリーズは前シリーズと違って1話完結のような。
1話だけ少し前の思い出という構成で正月のエピソードが。
2~4話までは3年生の卒業を目前に控えたいろいろな出来事。
考えてみたらスールになってから
今まで同じ年度なわけで
バレンタインのエピソードは時期的には1話の後に入るのかな?
あたりまえだけど時間が経てば学年が上がり上級生は卒業していく。
そしてオープニングにも出て来る新1年生が(山百合会にも?)入ってくる。
今シーズンは
別れと新入生との出会いをメインに描くって感じかな。
前シーズンは出会い・告白そして初デートという恋人のプロセスだった。
(正確には恋人でなく親友とかまさに姉妹みたいな関係ですが)
長さが限られるのだから方向性は絞って描くのは良いっすね。
※たぶん今期も1クールです
別れといってもメインの二人は祥子さま(2年生)と祐巳ちゃん(1年生)で
当然まだ卒業ではないので、あまり悲しい展開にはならないような……
とか思ってたら
ロサ・ギガンティアとの別れのエピソードで涙が(汗)。
そーだよ、一番お気に入りのキャラのロサ・ギガンティアが卒業だよ。
みょーに存在感が有っただけに、ずんぶん寂しくなるなぁ。
こちらもラストです。
この作品は1本の太いストーリーというカタチではなく
エピソードを積み上げて進んでく連作タイプなので
まだまだ続けられそう、と言うか実際続くんですが。
(近いうちに2クール目をやるらしい)
でも最後は最後らしく
それなりに派手なイベントが。
9話は8話のバレンタインイベントを別の視点で見た話。
8話の謎だった部分を種明かししてくれる内容だったりします。
一人の(その他大勢に属する)少女の胸に秘めた想いと共に。
ちなみにチェコレートの方は謎でもなんでもないので(笑)。
10~11話はロサ・ギガンティアの過去の話。
この作品のスールシステムって友情+αって感じだけど
この過去話の聖と相手の関係はまんま恋愛です。
二人の関係には
スールなんて形式は不要だとか言っちゃうし。
2年を飛び越して1年とスールなのもこの過去と関係あるのかな
とか考えてしまったりもして。
12~13話は祐巳と祥子さまの初デートの話。
最初のエピソードがスールの契り(よーするに告白だね)で
最後がデートってなかなか憎い構成になってますことよ(笑)。
ある意味清く正しい感じと言うか。
展開遅すぎと言うか(爆)。
このエピソードでは祥子さまのカルチャーギャップが見どころ。
知らないものに素直に驚いたりする姿は実にカワイイっすね。
育ちの関係で気位が高い感じだけど、無駄にプライド高くないっつーか。
そんな感じで
それぞれのキャラがクローズアップされたりして
ちゃんとキャラの名前や性格づけが分かる様になったけど
やっぱり
1クールだと物足りないっす。
こーいう微妙な心の機微みたいな描き方の場合は
エピソードの積み重ねで思い入れが強くなるものだから。
せめて2クールは欲しかったなと。ので続きに期待してる。
そうそう、
こちらもDVDレンタルやってます(全7巻)。
すでに1巻はオンラインにも入ってるよ。
1. pastel pure(オープニングテーマ)
2. マリア様がみてるのテーマ
3. 祐巳と祥子のテーマ
4. 切ない想い
5. 山百合会
6. Sonata Blue(エンディングテーマ)
マリみてのOP/EDのロングバージョンとBGM数曲を収録したミニアルバム。
見てた人は知ってると思うけどインスト曲です。クラシックです。
浮世離れした清く正しい(!?)雰囲気がよく再現されてるって感じ。
日曜の朝はコーヒーとクラシックの調べで始まるってゆーか(笑)。
2曲目はいちばん耳馴染みのあの曲です。聞けば「ああ!」って思うよ。
4~5話と令さまと由乃さんのエピソード。
令さまの見た目は王子様キャラだけど中身は乙女チックとか
由乃さんの病弱(事実)で淑やかに見えて中身は気が強いとか。
それって意外のようで実はわりと予想のつく定番な設定だったり。
見た目と中身のギャップって
仕掛けとしては基本中の基本だから。
自分で物語を考える時でも一番最初に考える仕掛けだし(笑)。
外見といえばロサ・ギガンティア。
見るからにタラシって感じだけど、そんな感じの設定?(笑)
と言ってもポーズだけで中身は頼りになるいい人のような。
祐巳をからかってるけど、一番助言もしているわけで。
下級生に絶大な支持を誇るってのも分かる感じがする。
つーか、
この作品で一番好みのキャラだったりするよ。
7~8話のバレンタインのエピソード。
祥子さまはおいしいとか言ってるけど。
最後に食べたチョコレートって不味い方のだよねぇ。
真相その一。祥子さまは味覚が曲がってる(爆)。
ってそんなこと書いたらファンにぶっ飛ばされるよ(汗)。
真相その二。
こーいう時はおいしいと言うものです。
と音夢が申しておりました。<おいおい
でも、チョコレートって作り方でそんな不味くなるもん?
ところでちょっと気になったこと。
8話まででほんの数ヶ所だけど派手に絵を崩すカットがあるのです。
原作が小説だからどんな見せかたも間違いではないと思うし
少女マンガ風にデフォルメする表現スタイルも有りだとは思う。
でもこのアニメに関しては微妙な変化で表情を見せてるわけで
やり過ぎというか、
全体のトーンからして違和感が有るんですが。
派手な表情はマイア(光と水のダフネ)の百面相程度にしとけ!
1月からテレビ東京系(3局)で水曜深夜に放送してる新番組。
AT-Xでもやってるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はライトノベル(コバルト文庫)で読んだことありません。
内容は
公式サイトを参照してくだされ(汗)。
ちょっと簡潔に説明するのが難しい基本設定なので。
見始めて数分はこの独特の雰囲気に面食らってました。
ロサ・キネンシスとかロサ・ギガンティアとかアン・ブゥトンとか
次々に出てくる固有名詞が人の名前に聞こえなくて(建物の名称かと)。
呼び名が三通りもあって誰が誰やらさっぱり分からないし。
しばらくは顔と名前が一致しないという素敵な展開に……(汗)
でも、いつのまにやら慣れました。名前と顔も一致するように。
人の適応力というもの思い知ったよ(笑)。
小説は文字なので問題は無いのかもしれないけど、
アニメとかの映像作品は
固有名詞が乱舞するのは難しいっすね。
いっそ固有名詞を出しまくりの銀英伝みたくテロップ入れるとか(笑)。
この内容でそれやったらどーなるかな。非難轟々だったりして。
アニメで初体験の人は見た後に公式サイトで復習するのが良いかも。
舞台設定はちょっと現実離れしてる、
とは言え全く有り得ないわけではなくどっかには有りそうな舞台。
で、そこで展開する人間模様は、美しいけどわりと現実的な話。
祐巳が祥子様のロザリオを断る理由というのが、嫌いだからではなく、
むしろ好きだからこそ、そんな理由でスールになるのはツライってトコ。
とっても現実的で共感できる話が、幻想的な舞台で描かれるのです。
この作品が人気がある理由が分かったっつーか、みょーに実感できたよ。
そして学園祭の後に祥子様のロザリオを祐巳が受け取るシーンで
涙がボロボロ出てきてしまった(汗)。作中の二人は涙無いんだけど。
心が通じ合うシーンにいたく感動してしまったらしい。
さも
他人事のように言うなよ……