ぱにぽにだっしゅ!
※音楽は羽岡佳
ぱにぽにだっしゅ!のサントラです。
作中ではいかにもネタっぽい曲を印象的に散りばめて使ってたけど、
わりと同じ曲をしつこく使ってたりして実は曲数少ない?って思ってた。
曲数が少ないとサントラとしてどーなのかな?って感じだったし。
Amazonにも
StarChildの公式にも曲目リストが全く載ってなかったし。
(今ならStarChildの公式に曲目リストが載ってます)
キングのサントラは当たり外れが大きいし、で突撃するか悩みました。
買うのはレンタルして内容を確認してからにしようかなと。
だけどある通販サイト(だけ)に完全な曲リストが掲載されてて
それによると結構曲数が多い(全44曲)のでこれはイケそうだなと。
何曲も有る主題歌も全部後ろにまとめてて
BGMを前面に出してるし。
で実際に突撃してみた結果は期待を裏切らないいい内容だったわけです。
キングの当たりの方でホントに良かったよ。
内容としては作中で使いまくってたネタっぽい曲が大量にあります。
例えばヨーデルとかハワイアンとかバラライカとかオクラホマとか
ラジオ体操(第一)とか運動会(天国と地獄もどき)とか。
※天国と地獄の運動会の部分はフレンチカンカンと言う
これらの曲は作中で全体を通して使うことは滅多にないので
サントラで聞いて初めて全容を知ったというか元ネタがわかった曲も。
キャッチャーな曲が多いとは思ったけど
こんな露骨な曲が並んでたとは。
そんなネタっぽい曲の合間に「ぱにスキャ」と言う曲が挿入されてます。
これはタイトル通りのスキャットで。ジャンルとか詳しいことは知らん(汗)。
音楽知識は置いといて、実はこの「ぱにスキャ」という曲がこのサントラを
ただのネタ曲の集合から
いいサントラへと昇華させてるのでした。
それは全体の要所に置かれたこの曲の爽やかというか洗練された雰囲気が
全体をネタとかシャレを含めて一つのスタイルとしてまとめてしまってる。
月詠のオープニングもそうだったけど、よーするにセンスがいいのです。
作品同様で中心に確固たるスタイルがあるからどんなネタすら共存しちゃう。
このスキャットを歌ってる人は
なんと河井英里さんだったり。
と言っても河井英里って誰よ!って人が多いだろうけど。
あの
ワーズワースの冒険の「シャ・リオン」を歌ってた人です。
凄い有名な曲なのでタイトルを知らなくても聞いたこと有るのでは?
ヒーリングミュージックのさきがけのような曲だったっすね。
※一時期リリースされまくったヒーリングコンピにも収録された
「アニマージュ」というアニソンベースのヒーリングコンピでは
河井英里さんが何曲も歌ってるので知ってる人は知ってるかも。
ぱにぽにだっしゅ!の主題歌は声優が数人でワイワイ歌ってるタイプで
確かに曲にはインパクトがあったけど歌唱力とかはそれなりなわけです。
しかし作中にスキャットとして実力派のボーカルをさりげなく使ってる。
名を取らず実を取るこのやり口は実に憎たらしいっすね(誉めてます)。
ちなみに2クールで1枚なので当然全部の曲は収録されてません。
結構よく使われてたけど未収録の曲もあったりします。
すぐに気づいたのが「ぱにぽにチャイナ」と「ピーチムーンな不思議」
って勝手にタイトルをつけても分かるかよ!って感じですが。
「ぱにぽにチャイナ」はマホ~な人のしょーもない妄想でよく使われる
まさにチャイナ風味の曲です。タイトルでも何となくわかるでしょ?
「ピーチムーンな不思議」は一条さんを追跡した回に何度も使ってた
ミステリアスっぽい曲です。これは入ってると思ってたのに。
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半年突っ走り続けたこの作品もこれで最後です。
ラストと言うことで大きな出来事が有ったり無かったり。どっちだよ!
23話はその大きな出来事が始まる予兆みたいな展開だったりします。
って言ってもいつもとあまり変わらないけど。でも予兆なんだそうで。
この回はワイプカットに
それぞれのキャラが楽器を携えた絵が入ってる。
これなんとなくエヴァの劇場版のパロ?とか思いつつ見てました。
見返したら回の冒頭で音合わせをしてるのでやっぱそれっぽいね。
25話では肩に「へば」とか書いてある初号機モドキまで出て来た(笑)。
そしてついに地球滅亡の危機が!
最後に「地球滅亡まであと31日」で引いてたり。ってヤマトかよ。
読みきりナンセンス作品なのに次回に続くのか?とか期待しつつ
24話を見たら危機はどこへやら
なぜか時代劇バージョンをやっていた。
おいおいおい!アレだけ引っ張っといてリセット技?とか思ったよ。
でも25話にちゃんと続きをやりました。
続くと見せかけてリセット技、と見せかけてやっぱり続くの二段落ち。
ホント見てる人の意表をつくためには何でもやりますな。
エンドフリップを毎回誰かに描いてもらってると前に書いたけど
23話では月詠の原作者が「一発芸!ネコミミ吸血鬼!!」とかやってたり。
あのネコミミコスプレしてカーテンに隠れて「ご主人様なんだぞ~」と……
確かに声は同じだけどそのネタは
スタッフの同じこの作品では反則だろ(笑)。
つーかスタッフが同じせいか葉月(ベッキー)とハイジ(メソウサ)以外にも
月詠の主要キャストの大部分がこの作品にも登場してたりするよ。
耕平(犬神)、成児(桃瀬兄)、竜平(艦長)、光(ベホイミ)、薫(メディア)、
アルト(柏木姉妹)だし。あ、光&薫がベホイミ&メディアだったのか。
24話の時代劇モードはネタとしてはわりと定番っすね。
でもこの作品は毎度のごとくベタベタのネタを散りばめてくるので
「水戸黄門」「子連れ狼」「遠山の金さん」「ねずみ小僧」なのでした。
でもメインは必殺仕事人みたいすね。元ネタはちゃんと見たことないけど。
(時代劇は腐るほど見たけど放送時期の関係でそれは見たことない)
仕事人たちの打ち合わせのシーンで頻繁に邪魔カットが挿入されてて
最初見た時はなんでこんなテンポ悪いことをやってるのかと思ったり。
くるみの
「私にも喋らせてよ~」ってセリフでやっと意味がわかった。
見返してみたら確かにくるみが話し始めると邪魔が入ってるし。
で再開後に他の人が改めて言いなおすのです。くるみの泣き顔入りで(笑)。
くるみが再び言いなおそうとした時は連続して邪魔が。徹底してるよ。
そして「私にも喋らせてよ~」になるわけです。
パロディと言えば25話の冒頭で
いかにもパロっぽいカットを羅列してるけど
これってそれぞれの元ネタはなんだろう?さっぱりわからなかったよ。
いやそもそもパロっぽいカットをでっち上げてるだけで元ネタ無いかも!?
あとうる星のパロはやらんのか?とずっと思ってた。
まぁ、疫病神の話とかタヌキの話とかは
ノリがまんまうる星ですけど。
って言うかナンセンス作品はうる星の遺伝子を色濃く受け継いでるから。
でも、そーいう意味ではなく露骨なパロはやらないのかな?ってこと。
とか思ってたら25話で「タラバガニおいしゅうございました」とかやった。
これって129回(押井さんの最終回)のメガネのセリフ(辞世の句)っぽいね。
うる星(アニメ)自体がパロてんこもりだからさらに元ネタはあるかも。
(129回は原作のないオリジナルエピソード)
うる星のパロはもう一つ有ったよ。もっと分かりやすいのが。
25話の一条祭りに飲みこまれた後に望んだ夢を見てるシーン。
あれまんまビューティフルドリーマーっすね。
ここでみんなを夢から覚ますためにベッキーが一計を案ずるけど
そこで
オープニングの絵をアレンジして挿入する手法を使ってたり。
本編の絵をオープニングに流用するのは珍しくないけど、
オープニングの絵をしかも異彩を放ったこの作品の絵を使うとは。
よくもまぁ、いろんな表現を考えるものだと感心するよ。
最終回は最終回とは思えないぐらい普通でした。
いや、いつもよりも平和度が大幅増量のまったり進行で。
そんな平和な日常の裏で地球の危機が……ってまたかよ。
でも今度のオチは最終回に相応しく!?実にしょーもなかったり(爆)。
まさか
そこでそのボケをかますのか?と唖然とするほどしょーもない。
(CM後パートの最後に最終回っぽいカットが入ってるけど)
いろいろ突き抜けまくったこの作品に相応しく最終回らしさから
激しくかけ離れた最終回と最後のラストシーンだった。
ぜひこのスタッフで第2シーズンも作って欲しいね。
20話から第3弾のオープニング曲&映像が。タイトルは「少女Q」
今度のはわざとチープな音づけで少し古い感じのテクノポップな曲。
映像も
チープでデジタルくさい3Dを使ったビジュアライザー風味。
(メディアプレーヤーとかで音楽に合わせて動いてるアレ)
これ見ててその昔BEAT UKでインディーズのテクノがランクインした時に
何度も似たようなビジュアライザー映像が流れてたのを思い出しました。
(クリップがないので音楽にシンクロする適当な映像を流してた)
ちなみに今回のメインボーカルは都の人です。
よくピンで歌ってるからさすがにすぐわかったよ。
21話も「少女Q」だったし残り話数を考えると後は全部そうかも?
と思わせて22話は「黄色いバカンス」が。しかも6号さんVer(19話も)。
もしや「ルーレット☆ルーレット」と「少女Q」は二人目のを使わず
そのかわり「黄色いバカンス」を歌うバージョンを流してるとか!?
シングルに無いこのバージョン、CDに収録する気はあるんだろうか?
ネギま!みたくサントラに全バージョンが収録されてたりしてな。
(なんとハピマテの各月版がTVサイズで一通り収録されてる)
今回の印象的な表現というとまず18話のマンガ風表現。
マンガ風といってもフリクリみたいにコマを使ったりとか
カレカノみたく吹き出しの文字が飛びまわるとかではなく
モノクロで線が太めで
荒いトーンで濃淡を表現する絵を表現してる。
いわゆる日本のマンガではなく外国の新聞に載ってそうなタッチ。
全体はモノクロなのに一部に原色っぽい色がついてるのも印象的だったよ。
19話の花フレームも変で面白かった。
これはその昔の少女マンガの花を背負ってる表現のパロディっすね。
さすがに今の少女マンガでそれを素で使う人はほとんどいないし
パロディ表現にしてしまった人も過去にも何人かいたりする。
例えば花を入れた籠を背負うとか、花を背中にテープで貼ってるとか。
ちなみにこれは顔の周りに花をあしらったフレームが出てくる。
フレームが画面のサイズにハマってる時はまんま往年の表現ですが……
キャラが引くとそのまんま
小さいサイズで顔の回りにくっついてる(笑)。
22話冒頭の往年の乙女ちっくアニメな画面にも呆気にとられたよ。
キラキラした画面で美形のキャラが喋っててまるで別の作品かと。
まぁ、どんなテイストすら中に取り込んじゃうのがこの作品ですが。
しかし「マ」と「ホ」が風にのってフワフワと流されてみたり、
「
なんてキレイなマホなんだ」と言ったり、あいかわらず変です。
この変なキラキラ画面は実は姫子のでっち上げた遅刻のいいわけで、
もう嘘バレバレだけど「ダメカナ?」とかわいくおねだりする姫子に
「ダメダヨ♪」と
かわいさ大幅増量で切り返すベッキーが最高!!
満面の笑顔とかわいい口調でビシっと切り捨てるのは新しいかも。
露骨なパロディとしては
20話で「この~きなんのき」(日立グループCM)を元ネタにしたのが。
これぐらい定番なネタになると
企業CMすらパロディの餌食ですか。
企業CMといえばロート製薬のパロも今までに何度か使われてたっすね。
オリジナルは久しく見てなかったけど、公式サイトを確認したところ
時代につれて少しずつ改変されながら今でも使われてるようで。
ちなみに元ネタCM映像は
ここ(日立)と
ここ(ロート)にあります。
ところで
「ぱにぽにだっしゅ (DVD)レンタル」で検索して来る人がいるので
書いておくけどレンタルはまだ出てません(販売用は出たけど)。
2月上旬までの予定表には載ってないのでしばらくは待ちになるかと。
最近のキングはレンタルリリースがやたら遅くて困ったもんだよ。
12月からAT-Xでやるので地上波で見れない人はそっちで見るのも手です。
※追記:レンタルDVDは06年3~5月に全巻リリースされました
あいかわらず1週おきにオープニングの曲が変えてたり。
このやり方だと3つ目の曲は通常の半分しかオンエアされないような。
まさか好評につき2クールで終わらないとか?はさすがに無いか。
まぁでもオリジナルを追加して
いくらでも続けられる内容ではあるね。
そのオープニング曲ですが。
そろそろ「ルーレット☆ルーレット」のくるみVerが使われそうだな
と思わせて
「黄色いバカンス」のくるみVerを流してみたり……
ええーと、そんなのいったいどこから持って来たんですか?(笑)
視聴者の意表をつくためには手間隙を惜しまないスタッフですな。
エンディング曲は10月から「ムーライント・ラブ」になりました。
最初の「ガールッピ」に比べると曲調は普通っぽくなったすね。
映像は相変らず凝ってる&毎回のようにキャラ入れ替えてるけど。
さらに
視聴者イラスト(らしきもの)が挿入されてるのには唖然……
このイラストってネタなんだろうか?それともマジなんだろうか?
まぁ、イラストがマジでも行為はネタ以外のナニモノでもないが(笑)。
まったく視聴者の意表をつくためには手間隙(以下略)
今回登場した変わった表現手法だと
描いた絵を棒につけて人形みたいに動かす芝居みたいな表現があったり。
これって止め絵をデジタル処理でハメ込んでるんだと思われます。
そうでないと下の絵に影を落とすのなんか大変な手間がかかるし。
ローテクな絵面を最新技術で再現するという技術の無駄使いっすね。
そもそもチビキャラが飛びまわってるのもデジタル処理ならではだよ。
面白い表現というかパロ表現だと
ゲーム画面をそのまんま模倣したのが出てきたり。
15話のスーパーマリオ、インベーダー、ゼビウス、ギャラクシアン、
パロディウス、グラディウスの連発にはさすがに口あんぐり。
最後の一条さんのは分からなかったけどスペースハリヤーかな!?
16話では露骨な模倣こそなかったけどゲームシステムをパロしまくり。
表現力に限界があった時代のビジュアルをわざわざ再現してるのだった。
フィールドマップを小さいキャラが動き回って探索をしてみたり(RPG)、
喋る時はウインドウが開いて見えるスピードで文字が出てみたり(いろいろ)、
キャラのそばにステータスの変化が文字で浮きあがってみたり(育成SLG)。
前後に比べてえらくキレイな一枚絵を挿入してみたり(恋愛ADV)。
ちなみにその画面では
右下に「Hボタン連打!」とか出てくる。
マンホールから一条さんが出てくる表現なんかスプライト拡大かよ!と(笑)
ちなみにパロ表現自体は把握しきれないほど大量に。
まんまルパン三世のオープニングの絵が出てきてみたり(16話)、
「宮本は国へ帰レ」「反体制」みたいな全共闘ネタだとか(16話)、
「陰謀だったんだ」「なっなんだってー!!」なMMRネタだとか(15話)。
「宇宙そこは最後のフロンティア」なスタートレック冒頭だとか(17話)。
パロ表現は元ネタを知らないと面白さが分からないと思われがちだけど
ここまで前後と脈略もなくネタっぽく挿入すれば知らなくても大丈夫だね。
元ネタを知らない人にはインスピレーションギャグのようにも見えるし。
つーかこの作品で使われてるパロの元ネタを全部分かる人はいないよ。
誰か(不完全でも)元ネタリストを作ってたりはしないのかな?
にしても凄い面白いよコレ。
確認のために見返してるとつい見入ってしまうし。
脈絡がないようで計算づくな構成だから内容知ってても楽しめてしまう。
読みきりのナンセンスギャグをここまで熱心に見たのって何年ぶりだろ。
はれぶた以来かな?ちゃんと見たのに限定すればうる星以来だったり。
人によっては10年に1本の傑作という表現もあながち間違いではないかも。
10話から新しいオープニング(曲&映像とも)に変わりました。
第2弾オープニング曲とか書いてあるってことは第3弾もあるのか?
ネギま!で上手くいったからその路線を踏襲したんですかね。
これも出演してる
声優さんがわいわい歌ってるタイプなわけだし。
で10月から新OPに変わったと思いきや11話はまた黄色いバカンスだし。
しかもシングルのCWに入れて封印かと思った玲ちゃんバージョンだよ。
姫子(とは言い難い)バージョンと聞き比べるとちょっとアレだけど
どーせみんな一人ずつメインボーカルやるなら無問題ってことかも。
その新しいオープニングを見てまず思った。
ベッキー可愛い(笑)。
今回もサイケデリックな色調でアバンギャルドに突っ走ってるけど
なんともベッキーの動きがカワイイ感じになりました。当社比で。
まぁ、元々アニメの絵は原作より全体的にカワイイ感じなのですが。
とか原作ファンが怒りそうなことを口走ってみる(汗)。
この新オープニングのメインボーカルは一条さんとくるみで、
10話で使ってるのはくるみの人じゃないので一条さんでしょう。
これまた、あまり
一条さんが歌ってる感じがしませんが。
(くるみバージョンはまんまくるみが歌ってる感じになるはず)
12話は機器フリーズでロスト……なので見てません。
オープニングは「ルーレット☆ルーレット」だったらしい。
13話はまた「黄色いバカンス」玲ちゃんバージョンだった。
交互にしばらく続ける気なのかな?
エンディングもそのうち(10月から?)新しいのになるらしい。
すでにちょっと違うバージョンのエンディングが2回あったけど。
8話のベホイミのやつと13話のベッキーのやつが。
あ、ベッキーの人がまともに歌ったのってこれが初めてでは?
ネコミミモードで熱演!?してたけど、
あれは歌じゃないし。
エンディングといえば13話の構成はちょっと変わってた。
ど真ん中にエンディング(スタッフクレジット入り)が入ってるし……
エンディングをネタにした作品は他にもあったけど
本物のエンディングをネタに使った作品は他にあまり無かったよ。
「胸キュン!はぁとふるCafe」(エロアニメ)でエンドロール中に
これじゃバッドエンドだよ!と画面をベリっと破いたの以来かも。
(エンディングを途中終了してストーリーの続きをやった)
13話の構成にはもう一つ特徴が有りました。
それはナンセンス物の基本のリセットを回の途中でやっちゃったこと。
リセットとは物語が収拾つかなくなって投げっぱなしで終了して
次の回にはまるで何もなかったかのように通常進行するスタイル。
普通なら回の中だけは筋を通すんだけど
途中でリセットしちゃったよ。
真ん中で一度終了してEDが流れるし今更何があってもって感じだけど。
登場人物がリセットしたことに言及してしまうのも珍しいね。
リセットすることを逆手に取った「うる星」みたいのもあったけど。
基本はリセットで設定はほとんど変化していかないんだけど、
唯一(自称癒し系魔法少女)ベホイミだけは途中で姿が変わってます。
ベホイミがメインの回(8話)に自分の言った「魔法を使うのを見られたら
魔法の国に帰らなきゃいけない」が裏目に出てそれを実行するはめに。
魔法の国に帰った→もう魔法少女のベホイミはいない、
ってことで本来の(地味な)姿のベホイミに戻ったというわけらしい。
実はこれももしかしたら次の回にはリセットしてるかもと思ったよ。
にしても着替えたというよりまさに
変身って感じの変わりよう(笑)。
ベホイミの「自称」というのはよーするにキャラ付けってことで。
ピンチの時に頼られたら「私は癒し系っスから」と逃げてしまうし。
あの時は「癒し系」ってよーするに役立たずって意味か!と思ったよ。
そんな見た目以外に何の能力も持たないかと思われたベホイミには
謎の経歴が有って爆弾解体とかできちゃったりしたわけです。
あの、、魔法少女の時よりも
はるかにキャラ濃いんですが……(笑)
柏木姉妹に無理矢理着せられた魔法少女コスプレの格好を見て
メディアが「やっぱり変身するんだ」とツッコんだのにはウケたよ。
まさか戦場でもここぞって時には変身してたとか!?
謎な経歴を持つもう一人のメディア。
未開の島で研究をしてる博士の助手なのに服装がメイド服……
博士の命でベッキーの様子を見に学校に編入した時も服装がメイド服。
この声でメイド服だと
某セカンドシーズンに出てこないネコミミの人を
思い出してしょーがないんですが、もしかして狙ってますか?(笑)
「ぱにぽにだっしゅ!」のOPマキシです(EDは違う人)。
今期最もインパクトのある映像と一緒に流れてるとあの曲です。
映像がサイケデリックなら音楽もレトロチックで飛ばしまくりです。
音楽の系統はGSらしい。
知らんけど(爆)。つーかGSってジャンル!?
今まで聞いたのではワンダバのED曲がまんま同じ系統の音楽っすね。
ところでこれメインのボーカルが誰かしばらく分からなかった(汗)。
何しろクレジットには「桃月学園1年C組」としか書いてないし。
これだけ歌唱力がある人はあのメンツでは折笠富美子さんぐらいかな
とは思ったけどあまり曲を聞いたことがないので決め手が無くって。
あとボーカルと似たような声の人というと雪野五月さんがいるけど、
この人大役が多いわりに歌わないので歌唱力に難があるのかもと推測。
そんな感じで好き勝手なことを考えてたら、そのまんまだった(爆)。
放送版(1曲目)のメインボーカルは折笠さんで2曲目が雪野五月さん。
折笠さんの歌を知ってる人には今更だけど
折笠さんって喋ってる声と歌ってる声が全然違うのです。
歌唱力のある人ほどそんな傾向があるかも。水樹奈々さんもそうだし。
だから(マホマホ言ってる)
姫子が歌ってるようには聞こえないすね。
むしろイメージとしては玲ちゃんが歌ってる感じだったりして。
当人が歌ってるバージョンよりも(笑)。
新房さんといえば視聴者の度肝を抜く表現を好んで使う人で
前作の月詠でも作品世界を壊さない範囲で最大限に遊んでた。
そして今作は世界背景の曖昧な4コマでさらにナンセンス系。
無制限の表現ライセンスを与えたようなものかもしれない(笑)。
実際、1話から試せることは何でもやる!みたいな路線だったし。
そんな感じで表現の実験を存分に楽しんでるこの作品。
5話では臨時ニュースに使われるL字フレーム(逆だけど)が登場。
もはや決まり事ならば何でもパロネタにするつもりのようで。
ちなみにL字には天気予報(降水確率)とヘッドラインニュースが。
ニュースはダーマの神殿で遊び人への転職が~みたいな話だった(はず)。
で画面の中ではいきなり(最終兵器)一条さんが雨乞いを始めて
空はにわかにかき曇り
降水確率が凄い勢いで上昇するのでした(笑)。
変わった表現の例をもう一つ。
ぱにぽには学園モノと言うことで役付でないキャラもいます。
普通なら目立たない程度にそれっぽいキャラを並べるんですが……
この作品ではエキストラは
男と女の2種類だけで全部同じ顔です(爆)。
もちろんそれだけだと結構壮観な絵面になるので色が薄くなってる。
居るけど居ないのと同じまさに背景のようなエキストラの扱いです。
(原作は4コマなのでエキストラは作品上に存在しない)
どーせ背景なんだからと6話では顔が植木鉢になってたりするし。
そしてそれがなんの違和感もないし。脳が汚染されている!(笑)
月詠の時もやっていた舞台セット風のレイアウトも多用してる。
タライが落ちたり手前の開いたセット風は月詠でもやってたっすね。
でも月詠の時はまだ舞台の
中と外の境界がハッキリしていた。
表現では遊んでたけど物語としては一つの筋が通ってたから。
(最後の最後に舞台が回転してたけどな)
しかしこの作品では舞台の中と外の境界すら曖昧になってたりして。
いきなり毒を盛ろうとした(最終兵器)一条さんを撤収するため
スタッフがわらわら出てきたり、画面の前をADさんが横切ったり、
存在を忘れ去られたメソウサが
すごすごと舞台から降りてみたり、
(地味)くるみのいかさまサイコロの実演が照明付だったり。
確かに何をやっても許容できそうな作品だけど、よーやるよ。
7月からテレビ東京系(6局)で日曜日の深夜に放送してる新番組。
原作はスクエニ系(Gファンタジー)の4コママンガで1巻だけ読んだことある。
内容は11歳にしてMITを卒業した天才(だけどチビッコ)が桃月学園に
教師として赴任するという導入の、わりと学園コメディ。かもしれない。
よーするに「あずまんが」とか「せんせいのお時間」みたいな感じです。
キャラはリアル系じゃなくてナンセンス系で展開も
晴れ時々シュール系。
なんかいきなり猿の惑星だし……
オープニングは目に刺激的なサイケデリックな配色&映像だし。
新房さん月詠に続いて好き放題やりまくってますって感じですな。
原作と多少違っても
「だっしゅ!」ですから、って意味なのか?(笑)
そもそも原作が4コマの場合はそのまんまの映像でアニメ化は無理だし、
手法次第で全然違う結果になるのは想定の範囲内ではあるんだけど。
実際「あずまんが」も「せんせいのお時間」もコレも全然別モノだし。
でも映像化の自由度の高い4コマ作品を映像の奇術師(爆)にやらせるとは。
なんてチャレジャーなプロデューサー。どーなっても知りませんよ?
よーするに、そんな説明を実感できる映像化がされてます。
4コマなんでストーリーなんて有ってないようなハズだけど
細切れのネタを織り交ぜて再構成して
1回1本の話にしてあるようで。
所々に挿入される脈絡のないギャグが畳み掛けるテンポを構成してる感じ。
ギャグもボーボボのようなインスピレーションギャグの連発ではなく
考えてるような考えてないような微妙なギャグを緩急をつけて放ってくる。
原作を1巻だけ読んでさっさと処分した人間ですら笑わされまくりです。
最近流行りなのかは知らんけど、この作品もキャラ紹介があったり。
キャラが初登場(?)する時にフレーム付きで名前を紹介するのです。
変に細工して逆に読み難かった極上生徒会よりずっと効果的っすね。
つーか各人に
謎のステータス表示がついてるんですけど?(笑)
「マホマホ」言ってるアホ毛の人(名前覚えれ)のマホ値ってなんやねん!
今確認してみた。
テンション…オメガ、マホ…マッハ、アホ…ジェット、集中力…0、だと。
(他の人はもう少し普通?のステータス)
名前といえば、1-Cのキャラはしっかり見分けられるようになったけど
名前がちっとも覚えられません。どーでもいいと思ってるようです(爆)。
大丈夫!オデコで勉強蟲(でも成績は並)。いじめっ子でメガネに秘密が?
「マホマホ」言ってるアホ毛。デカリボンのなんたらオブジイヤー。
委員長という名の最終兵器。
地味な桃瀬くるみ。ほら完璧に覚えてる!
一番地味な人の名前を最初に覚えました(笑)。
そうそう。
これ葉月(ベッキー)とハイジ(メソウサ)がセットで出てくるよ。
エンドフリップが毎回誰かにイラスト頼んでるのも月詠と同じだし。
月詠のスタッフがやってるのをみょーに実感してしまったり。