ヒートガイジェイ
これで最後です(DVDだと+番外編で26話分あります)。
ダイスケが父親を殺したエチゴの正体にだんだん迫ってゆき
そして辿りついた
予想もしない人物。という展開。
と言ってもずっと続いてるわけではなく基本は読み切りスタイル。
17話の冒頭で特務課は解散してしまうのです。
ダイスケも本局に戻るように言われたけど断って失業状態に。
そこからいろいろあって結局は
新たな特務課として生まれ変わる。
と言ってもメンバーは以前と変わらず。仕事内容も変わらず。
でもここから特務課は以前と違った様相を見せ始める。
アニメだとわりとよくある展開の一つだけど、
ダイスケと縁の深かった人たちが
次第に特務課に加わっていく。
それは一人で兎を追い求めていた獣人のボマだったり。
ジェイを我が子のように育ててきたアントニアだったり。
仕事のライバルのような腐れ縁のエジムンドだったり。
もちろんダイスケがエチゴに対抗するために仲間を求めたんだけど
それぞれが事情や想いがあって協力していくのだった。
話が見えてきたことでやっと人物配置の全容が明らかに。
フィアがとってきた謎めいた行動もやっと理解できたよ。
実は最初は
ショウグン=エチゴと勘違いをしてて、
ダイスケを我が子のように面倒を見ててナゼ!?って思ってた。
しかし……エチゴの正体を知ってある意味いい勘してたとも思った。
だって、ショウグンと似たような位置にいた人だったから。
(勘のいい人ならネタバレバレな書きかたですか)
にしても
やっぱ彼が
自分から窓際に行ったように見えたのは正しかったんだ。
その後の緊迫した展開で目の錯覚だったのかと思ってたけど。
そしてエチゴが何をしようとしてたのかもやっと理解したよ。
裏社会の支配的地位にいてさらに何を望むのかと思えば
まさか革命を起こしたかったのだとは……
※革命とは現在の秩序を壊し新たな秩序を作ること
クライマックスはエチゴの革命をダイスケ達が阻止しようとする展開に。
なんとクレアが逃亡生活の時にダイスケに受けた恩を返すとかで
カンパニー(マフィア)までがダイスケの手助けをするのでした。
ショウグンの手の者やガザルドールたちまでダイスケに協力して
オールスターキャストで自分たちの街を守るために戦って。
そして最後にダイスケとエチゴは一騎討ちを。
結果どーなるかは自分の目で確かめてください。
そうそう。
サントラを買ったんです。ずいぶん前に。
エスニックとロックが調和した感じでがなかなかイイっすね。
特に作品のメインテーマの
「BAY SIDE SLIDER」が名曲ですよ。
※次回予告でも毎週使ってる曲
同じTRY FORCEがやってるワンダバよりもこっちの方がずっとイイ!
ワンダバのサントラはサビだけみょーに耳馴染みがいいけど、
サビ以外がいまいち展開がゆるいっつーか面白みが希薄なので。
(レンタルで事前に聞いてれば買わなかった)
アルバム全編通して聞けるって意味でもこっちの方がイイよ。
しかしamazonにある評価だと逆なんだよねぇ……
結局のところ良し悪しなんてその人の好みに過ぎないわけで
他人の評価はあまり鵜呑みにすんなということでした。
まぁ、amazonの感想はセンスのいい感想と論外な感想が玉石混交で
それらを見分ける能力も必要ですが(価値観の違いはまた別の話)。
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12話の続きとして13話があって
ダイスケとシュンの両親の話が出てきて。
その父親を殺した犯人がレオネリ(親父)だったりして。
いろいろ因縁みたいのがあるらしきコトが見えてくる。
そして後半に入ってゆるやかに物語は繋がっていく感じ。
シュン(ダイスケの兄でシティの偉い人)が狙撃されて
それを実行してたとしてクレア(レオネリの息子)に逮捕状が。
今まで何をやっても逮捕状すら出なかったのに。
そうマフィアの中で力関係が動きクレアは切られたのだった。
今までやってきた行為を考えると
ざまみろ!とも思えるけど
それでも多少はかわいそうに見えるのが不思議だったりして。
世界設定についても少しずつ見えてきた。
この世界はいくつかの限られた都市だけで大多数の人が生き。
そしてその都市は天上人のテクノロジーに依存している。
天上人に見捨てられた都市は滅んでいくしかない。
だけど都市に頼らず自然の中で生きる民もいたのだった。
で12話で天上人を襲ったのはエチゴの手のもので。
ダイスケ達の父親を襲ったのも裏にはエチゴの指示があった。
このエチゴというのは
裏社会に絶大な力を持つ存在で。
たぶん今後はエチゴと対峙していく展開になると思われます。
ところで天上人を襲った勢力は
何を意図してたんでしょう?
都市が見捨てられたら自分たちの命も危険に晒されるのに。
今回のエピソードの
犯罪歴のある人物が次々と殺される事件の捜査線上に
エジムンド(刑事)の元恋人が浮上するんだけど実は……な話。
それとセントラルタワーの爆破予告を調査していたら
その犯人が
予想もしなかい場所にいたという話。
この二つのストーリー展開、特に後者には驚かされました。
先物取引の時もだけど最後のオチであっと言わせる感じです。
キャラ描写も魅力的だけど物語の組み立てが上手いっすね。
キャラといえば爆破予告の話でまた渋いオヤジが登場。
この監督さんは実は渋いオヤジが好きなのか?(笑)
やっぱ
魅力的なジジババがいると作品に深みが出るですよ。
ちなみにこの人は××××の祖父だったりなんかして。
この世界は何十年か前に最後の戦争が終わり世界は統一され。
軍隊はその存在意義を失った
「のようなもの」に成り下がる。
緊張感のない軍人の中で一人気を吐いていたのがこの祖父でした。
キノの旅で延々と線路を撤去してた爺さんに似た哀愁と言うか。
全編に「祭のあと」とでも言いたげな雰囲気が充満した回だった。
12話では天上人という存在が初登場。
表向きは18年毎に巨大な船で都市を渡ってくるカーニバルの集団。
その実体は各都市のエネルギーシステムを動かす技術を有する人たち。
18年ごとにシステムのメンテナンスを行うためにやって来るのだった。
この作業を行わないと
ライフラインが止まりやがて都市は死滅する。
そして天上人のメンテナンス作業を妨害しようとした勢力があった。
危険を感じた天上人は船に引き返しシステム停止の刻限が迫る。
果たしてジェドの運命やいかに?
そんな感じで
12話だけは13話に続いてます。
ちょーど全26話の真ん中なんで一つの山場が。
そうそう。前にカウボーイビバップを例に出したけど
この作品が最もビバップのテイストに近いんではないかと。
つまり
ビバップみたいな作品が見たいならこれがおすすめ。
しかーしレンタル商品が無いのだな……
6話は先物取引の話。こーいうネタってアニメでは珍しいっすね。
マフィアの二代目(やんちゃ坊主)が意図的な情報を作り出し市場を
コントロールして大儲けしよう(というか他人を大損させよう)と画策して、
ダイスケは知らずにそれに荷担されられるって構図がなかなか面白い。
途中で思惑に気づいたダイスケは
意外な手段で反撃したり。
7話はアンダーグラウンドの話。
地上からはみ出た人たちが地下に生きてるって設定が面白いっす。
それも下水に住んでるとかじゃなくて
ちゃんと街になってる。
九龍城じゃないけどこーいうカオスな空間ってなんか好きだよ。
にしてもキョウコに言われるまで自分がクサイのに気づかなかった
とはとても思えないので、きっと鼻がマヒしてたのでしょう(笑)。
まぁ、鼻がマヒしなかったら、精神がおかしくなりそうだけど。
このアンダーグラウンドって当然だけど海面より低くて
窓の外に海が見えてキレイだったりするんだけど
いきなりその窓の有る部屋で戦いを始めてしまうので
窓が割れて水が流入しないかといらん心配をしてしまったり。
さすがにそんな展開にはなりませんでしたが。
2002年にTBS(のみ)とBS-iで深夜に放送してたテレビシリーズ。
前にも書いたけどレンタル商品が
リリースされてません。
これはキッズステーション(放送中)を録画したものです。
舞台は近未来。ジェドという街に都市安全管理局特務課という
犯罪を予見し未然に防ぐことを職務とした部署があった。
その部署の構成員はダイスケと相棒でマシンのジェイと、
そして監察兼経理兼雑用のキョウコのたった3人だけ。
街の平穏を守るためにダイスケとジェイは今日も事件を追っている。
体裁は話の流れみたいのはあるけどほぼ1話読みきりみたい。
カッコイイ!
印象を一言に集約するならまさにこれ。
熱い男の物語とか書いてあるから暑苦しいのかと思ったけど
表面的にはクールを装ってて内に熱い正義感を秘めてるって感じ。
むやみに叫ぶような内容だったらどないしようとか思ってたけど
こんな感じなら大丈夫です。つーか
むしろいい感じです。
テイスト的にはカウボーイビバップと似た感じなんすけど。
つまり形容はクール&スタイリッシュとか言われかねないような。
監督はクールじゃないんだ!熱いんだ!と思って作ったらしいが(笑)。
ちなみに相棒のマシンのジェイは激しいアクションの後に
廃熱のために
首の横からパイプが出てきて蒸気を吐くので
それでヒートガイって形容みたいです。ある意味熱いぞ(笑)。
セリフが「男はむやみに容姿について口にするものではない」とか
みょーに渋い言いまわしなので、雰囲気は熱いって感じじゃないけど。
この台詞回しはやっぱ作った人(開発主任)の趣味なんでしょうか?
って彼女の父親の思考パターンを投影してるって書いてあった。
確かにオヤジくさい言い回しかも。カッコ良くて頑固な親父系の。
街並とかが
オリエンタル基調で色鮮やかで雰囲気あるし、
マフィアの2代目の子供だけどいっちゃってるキャラとか、
海外ドラマのよーなみょーにクセのあるキャラ描写とか、
これはなかなか面白いじゃねーか!と思いました。
男キャラメインでも良いデキの作品がちゃんと有るじゃん!
1年に(新作100本超の中で)2、3本しか有りませんが……
そいや、これ前にBS-iで再放送してたんです。
その時も録画しようと思ってたんだけど……
なんと
プラネテスと同じ時間でした(泣)。
なんで数少ないアニメファンを取り合うか!って思ったよ。
てゆーかレンタルDVDを出してください!お願い!