レンタルビデオで行こう!アニメ編 〜別館〜

まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

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おことわり

なび堂(月刊・特選コミックス情報)の更新週記「こんな話、そんな話」から
アニメネタを抜粋して再構成(再録)したものです。

内容は週に1回まとめて追加します。
作品のコメントはだいたい面白かった順で並んでます。
※ポスト時間は表示順のコントロールに使用してます

関連商品(CDなど)はすぐ後ろに追記する場合があります。
DVDなどで見返した場合は最後に置く場合もあります。
18禁の作品は後ろに置いてあります(順位は別扱い)。

(※)のリンクは「なび堂」の該当ページへリンクしてます

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新番組の感想索引

2009年10〜12月開始番組の索引です。ここにないタイトルはまだ見てません。
新番組以外はタイトル索引からどうぞ。
セル・レンタルDVDのリリース情報も書いてあります(随時更新)。
1月上旬までのレンタルスケジュールが確定しました。


2009年7〜9月開始番組。


2009年1〜6月開始番組(抜粋)。


これ以外の最近の新番組はこちら。
(もしくはタイトル索引からどうぞ)

2009年
1〜3月開始番組
4〜6月開始番組
7〜9月開始番組
2008年
1〜3月開始番組
4〜6月開始番組
7〜9月開始番組
10〜12月開始番組
2007年
1〜3月開始番組
4〜6月開始番組
7〜9月開始番組
10〜12月開始番組
2006年
4〜6月開始番組
7〜9月開始番組
10〜12月開始番組

とある科学の超電磁砲(レールガン) 1〜5話

10月から一部の民放(6局)で深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
大元の原作はライトノベル(電撃文庫)の「とある魔術の禁書目録」で、
それのスピンアウトのマンガ(電撃大王掲載)が直接の原作になります。
どちらも読んだことは有りません。
※セルDVDのリリースは1/29から(レンタルはまだ未定)
現実にわりと近い世界。現代より少し科学技術が進んでる世界。
この世界では超能力のロジックが科学によってほぼ解明されていた。
素質による差は有れ超能力は訓練によって会得できるものになった。
東京の西部に位置し人口の八割を学生が占める巨大な学園都市では
学校の授業の中に超能力を伸ばすカリキュラムが含まれていた。
それぞれの生徒の能力値は定期的な検査により判定され記録された。
能力値は無能力のレベル0から最強のレベル5までの6段階があり、
頂点に立つレベル5は学園都市230万中たった7人しかいなかった

御坂美琴(みさかみこと)は名門お嬢様学校の常盤台中学に通う女の子。
一見するとごく普通の女の子である彼女こそ7人のレベル5の中の1人。
レールガン(超電磁砲)の異名を持つ最強のエレクトロマスターだった。
この物語は御坂美琴と後輩でジャッジメントの白井黒子(しらいくろこ)と
黒子のパートナーでまるで「歩く花瓶」な初春飾利(ういはるかざり)と
初春のクラスメートで無能力者の佐天涙子(さてんるいこ)の4人の女子の
平和な日常と平和でない日常の喧騒と緊張と友情を描いたものである。
若干1名ほど友情の枠をかなり踏み外してる人もいますが……

禁書目録スピンアウト作品で舞台設定は全く同じです。
御坂美琴や白井黒子は禁書目録の方にもちらちらと姿を見せていたし。
禁書目録の主人公の上条当麻がこっちにもちらちらと登場しています。
一応は禁書目録の時間軸の裏で起きていた話ってことらしいです。
似てる状況なのに違ったりするのでちゃんと連動してるのか疑問だけど。
それに禁書目録と超電磁砲では作品の雰囲気がまるで違うのでした。
同じ世界で同じキャラも出てくる別の話と思ったほうがいいかもしれん。
ぶっちゃけ、こっちの方がずっと面白いです。

この作品は一言で言うと普通の4人の女子の日常を描いたもので、
感じとしては「けいおん!」とかきらら系に近いと言えるかも。
生き生きしたキャラの絡みはまさに「けいおん!」をイメージしたし。
エンディングの映像はなんかかなり「ひだまりスケッチ」に似てるし。
上条当麻以外の役付きの男キャラが出てこないのもそれっぽい。
(1回限りの犯罪者が男だったりする恐るべき男女格差社会・笑)
キャラの描写が現実的で等身大なのもそれっぽいと思ったとこかな。
禁書目録の方はキャラ描写が記号的というか誇張されすぎというか。
マジメ顔とギャグ顔に落差が合ってわざとらしい違和感があったけど、
こっちは多少の誇張表現すら表情の幅として自然に感じるのでした。
実は見た目は禁書目録と同じだけど監督はとらドラ!の人だったり。
シリーズ構成もダフネやあさっての方向。の水上さんで別の人です。
だから雰囲気やアプローチが違うのは必然かも。

舞台装置のほうでも雰囲気の違いを実感します。
世界設定は全く同じなんだけど作品のアプローチの違いというか。
近未来的なギミックは禁書目録でも出てきたけど目立たなかったから。
見たのは6話まででその後は目立つ展開も有ったのかもしれないけど。
現実的な舞台に割って入るオカルトって感じでシャナみたいだなと。
それに対してこちらは超能力こそ有るけど全編が日常の出来事だから
超能力は社会機構に組み込まれた日常の一断片に過ぎないわけで。
「魔法遣いに大切なこと」の世界での魔法と同様の扱いというか。
日常を描いてるから近未来的なギミックを目にするし実感するわけです。
どことなく「RD 潜脳調査室」の近未来の描写に近いかもと思ったよ。
日常の描写から日常スケールの事件に発展するアプローチも似てるね。
内容は全く似てませんが。

この作品の主人公は題名にもあるレールガン御坂美琴です。
が、常に美琴に視点があって美琴を中心に話が動くわけではありません。
比重は多少違うもののメインの4人の集団劇に近い感じになってます。
5話の「とある二人の新人研修」なんて完全に脇で出番も少しだけだし。
一人称やモノローグ的な描写よりも3人称的な描きかたが多いから。
エピソード毎に中心になるキャラが変わってくるという感じかな。
視点が違うと全く同じ内容でも感じがずいぶん違って見えるし。
黒子のアプローチが黒子視点と美琴視点でどれだけ違うかとかね(笑)。
仕事してる時は結構カッコいいのに美琴絡みだとド変態キャラって……
女を好きな女(しかもかなり踏み外した系)が出るのもきらら系っぽい。

それぞれのキャラについて。
御坂美琴は桁外れの力を持つレベル5で育ち的にはお嬢さま!?だけど、
力を鼻にかけたりしないし行動もみょーに庶民的で気さくな女の子。
ゲコ太のストラップ目当てにクレープを買うほどファンシーグッズ好き。
1話で対面した初春と佐天はスペックのわりに親しみやすくて驚いてたよ。
人より強い力を持っててもそれを率先して使って力を顕示したりしないし。
例えば1話の強盗なんて美琴の力なら一瞬だろうけど手を出さなかったし。
でも佐天さんが蹴られたら怒って強盗をレールガンで派手に吹っ飛ばすし。
黒子でも仕方ない(目をつぶる)と思えるシーンでしか力は使わないのです。
そのへんのハッキリした行動基準は尊敬できるし共感できるなと。

白井黒子は美琴の一つ下でレベル4の力を持つジャッジメントの一員。
途中で気付いたんだけど実は中学1年生なんだね(そして美琴は2年)。
にも関わらずその力量で一部では知られる存在になってたりして。
そんなジャッジメントの一員としての彼女は頼もしい存在なのでした。
彼女たちの身近で起きる事件に際しても黒子が中心になって動くし。
しかし彼女にはもうひとつそれとは違う顔が有りました……
機会があれば美琴に迫りまくるというド変態百合少女という顔が(爆)。
百合が変態という意味ではなくて、変態でなおかつ百合なのです。
1話のシャワーシーンではよく放送で流せるな的なことまでしてたよ。

黒子は5話で自分の力を過信して銀行強盗の現場で大ピンチに陥るけど、
それを助けたのが偶然通りすがった美琴なのでした(顔は出ないけど)。
美琴はさっさと立ち去ったので助けてくれた相手はわからなかったはず。
黒子は後であれが美琴だと知ったからあれほど慕うようになったのかな?
それともまた別のシチュエーションがあったりすんだろうか?
キャラ同士の関係を重視してる作品だしきっと先でやってくれるはず!

初春飾利は美琴や黒子とは別の普通の中学校(共学)に通う中学1年生。
黒子とジャンジメントでコンビを組んでいたことで美琴とも知り合いに。
名前が飾利だからでもないだろうけど頭に咲き誇る花がチャームポイント
髪に花を差すのは時々いるけどヘッドドレス風に並べたのははじめて見た。
お嬢様に憧れたり佐天が常盤台の制服を着てたら自分も着たいと言ったり
有名なケーキ店でどれを買うか迷ったりと最も女の子って感じの人です。
若干どんくさくて素直なので唯(けいおん!)みたいだなと。声同じだし。
超能力はレベル1でジャッジメントとしてはあまり役には立たなそう。
と思わせて、実は情報処理能力が優れてるという才能を持っていたり。

佐天涙子は初春のクラスメイトの中学1年生でレベル0の無能力者。
なりゆきで初春に連れられて美琴たちに会いに行ったことで友人関係に。
この4人の中では最も目立った特徴のない超能力すらない普通人の代表。
そんな佐天さんが置いてきぼりにならないのがこの作品の良いところ
無能力だとコンプレックスが有るだろうにあまりそれを表に出さないとか
力がないのに子供を助けようと飛びたしたりと漢らしい一面もあるね。
見てて女子校に潤いを与えるタイプ(もてるってこと)かもと思ったり。
3話の「ねらわれた常盤台」では元気づけた一言で愛を生んでるし(笑)。

ストーリー構成は5話までは完全な1話読みきりになってます。
時間の流れがあるのでそれぞれの回は緩やかに繋がってはいますが。
6話まで完全に繋がった1つのエピソードだった禁書目録とは全く違います。
内容も禁書目録は派手で視覚的にもスケール的にも現実離れしてたけど、
超電磁砲は日常と日常レベルのちょっとしたエピソードばかりなのです。
あまり恐怖とか緊張感あふれる展開にも今のところあまりなりません。
3話なんか緊迫したサスペンスと思わせて失笑あふれる喜劇だったし。
この後もずっと1話読みきりのコメディタッチな話が続くかは不明だけど。
2クールやるらしいのでこの後に切ない話や悲しい話もやるかもしれない。
(よくは知らない)美琴のクローン話もこの先必ず出てくるだろうし。

ストーリーの方向性も禁書目録とはずいぶん違ってるような。
禁書目録はわりと理詰めで感覚よりも理論を優先した内容になってたよ。
(その理論があちこち破綻してたけどな)
対してこちらは理屈よりも感覚的な部分を大事にしてるような気がする。
1話読みきりのちょっとした話なのにクライマックスで結構くるのです。
皮膚感覚に訴える部分が強いからこそ響いてくるし納得できると言うか。
3話だって犯人の彼女の話を聞けばあのアホな行為が理解できちゃうし。
皮膚感覚を重視してるからこそ、この作品が面白く感じるのでした。

にゃんこい! 1〜5話

10月からTBS系(3局)で木曜日の深夜に放送してる新番組。
BS-TBSでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はWEBコミック誌(ブラッド)のマンガで全巻持ってます。
※セルDVDのリリースは1/20から(レンタルはまだ未定)
高校生の高坂潤平は猫が近くにいるとくしゃみが出るほど猫アレルギー。
しかし潤平の家族は大の猫好きで家にはニャムサスという飼い猫がいた。
ある日、クラスメイトの水野楓が登場する素敵な夢から覚めた潤平は
目の前でニャムサスが人語を喋るという信じがたい光景に出くわした。
気のせいだと自分に言い聞かせその場を離れ学校へと向かうのだが
潤平の耳には世間話をしている道端の猫たちの会話が聞こえてきた。
道端の小さな猫地蔵を壊してしまったことがこの異変の原因だった。
猫の声が聞こえるのは呪いの第一段階で進行すると自らが猫になる。
呪いを解くには猫の願いを叶えないといけない。という話だった。
日々猫アレルギーに苦しめられてた潤平は猫に尽くしたはなかったが
自分の身が大事なので不承不承猫たちの手助けをすることにした。

猫たちの依頼は最近近くに出没する猫を襲う狡猾な人間の話だった。
聞いてたら確かに酷い話だと思った、やめさせるのに躊躇はなかった。
犯人がクラスメイトで潤平が想いを寄せる水野楓だったことを除けば。
水野楓は猫を襲ってたわけではなく可愛がっているつもりだったのだ。
楓が飼ってる犬たちと同様に接したのが猫にとっては苦痛だったのだ。
穏便に楓に意図を伝えようとする潤平に、猫たちは解決を急かした。
ついには潤平の怒鳴り声が炸裂し、楓は恐縮し猫を置いて走り去る。
実は怒鳴り声は楓にではなく猫へだったのだが楓にわかるはずもなく。
猫たちの依頼の解決とともに、潤平の想いも終わりを告げた。
と思ったが翌日楓は普通に接してきた。二人の距離が近づいた気がした。
いろいろ有ったけど結果的には良かった。依頼を解決し呪いも解けたし。
これで普通の生活が戻ってくる。そう思う潤平の耳に再び猫たちの声が。
猫への良い行いは1個ではなく、あと99個やらないといけないらしい……
こうして潤平の猫たちに翻弄される日々が幕を開けた。

FlexComixで唯一1巻から熱心に追いかけていた作品です。
それが2番手でアニメ化されるなんて自分の先見性が恐ろしい!(おい)
なんてアホは話は置いといて、ファンなのでアニメ化は素直に嬉しいよ。
少し不安だったデキも原作の絵がそのまま動いてるような見た目だし、
エッジが効いた演出でハイテンションに畳み掛けるようなテンポだし、
少し変わったリアクションも見事に再現されてるし、で文句無しです。
AIC制作なのがちょっとだけ心配だったけど杞憂に終わって何よりです。
ハヤテ1期の(監督の)川口敬一郎さんらしいノリの良さは期待通りだし。
むしろハヤテ1期のシナジーSPよりも作画がいいので見栄えがイイし(喜)。

この作品は一言で言うとよくあるハーレム的な配置のラブコメです。
猫の呪いを解決するために奔走する日々に女の子と出会っていくのです。
猫たちが画面を賑わしてる以外はありがちなスタイルな作品ってことです。
でもこの作品はそのよくあるラブコメとはちょっと違ってたりするのです。
それは女の子のリアクションが記号的なステレオタイプじゃないところ。
生っぽいリアルタイプでもありません。どちらかと言うと現実に近いけど。
ギャグっぽく極端に誇張されてるけど、でも根っこにはリアルが有る感じ
どれだけギャグで崩してもは生身は壊れないバランス感覚が有るというか。
この誇張されてるけど体温を感じるリアクションが見てて楽しいのです。
あえて似た例を挙げるならARIAだろうか。ずいぶん感じが違うけど。

もう一つの魅力は潤平の浅沼晋太郎さんが酸素ボンベが必要と言うような
畳み掛けるようにセリフを連ねていくスピード感と言語感覚でしょう。
アニメでは原作の内容を圧縮してさらにテンポは速くエッジは鋭くなり、
いろいろ踏み外してる凪先輩との掛け合いなんか凄いことになってたり。
これでもかと言うほど中身を詰め込んでて次から次へ笑わせてくれたよ。
「まりあ†ほりっく」もだけど言葉で畳み掛けてくる作品は凄く楽しい。

次々とギャグを繰り出すかと思えばいきなり雰囲気を出したりもして。
とってもギャグ色が強いけどラブコメとしても要所を抑えてるのでした。
誇張が目立つけどちょっとした行動がさりげなく生っぽかったりするし。
ハーレム的構図にしては珍しく女の子たちが互いの想いを理解してるし。
だからバカをやってるようだけど微妙な距離感がよく描けてるのでした。
楓が潤平の想いを知って急に意識し出すのなんて妙にリアルと言うか。
アリガチだけどアリガチではないラブコメとして妙に印象に残ったのです。

作品の魅力の話はこのへんにして原作とアニメの違いなどを。
一言で言うとアニメはかなり原作に近いです。
原作をベタっと映像化してるわけではないけど内容はほとんど同じです。
構成の違いはアニメの1話で原作の1話に2話の内容が挿入されてるとか、
アニメの3話の郵便のお姉さんの話が原作より前になってるとかぐらい。
(郵便のお姉さんの話は前後の繋がりが薄いので全く問題はない)
あとは細部が多少違ったりするけど大枠のストーリーはほぼそのまんま。

ただし5話にして2巻分をほとんど使い切ってるという恐るべき事実が。
そして詳細に見比べたら原作の内容はほぼそのまんま映像化していたり。
つまり通常の1.5倍近いペースで原作の内容をきちんと再現してるのです。
原作の細部のセリフやシーンを入れ替えたり削ったりして詰めてるのです。
原作に元から有るスピード感がアニメになって更にエッジが効いたのです。
あまりにテンポが速いもんでアニメと原作の比較が結構大変だったよ。
油断してる比較してるコマを見失うから……

内容を圧縮して通常の1話では有り得ないほどのページを映像化しながら
さらにアニメでは原作にない要素が追加されてたりもするのでした。
毎回少しずつではあるけど絶妙な感じのシーンが補完されてるのです。
原作ではあまり出ない潤平の妹ちゃんなんか毎回登場してたりするし。
そもそも潤平の家族の登場シーンって2巻までだと1巻冒頭にしかないし。
郵便のお姉さんもメインになる3話以外も毎回ちょっとづつ出てくる。
原作で省略されがちなキャラや空間の存在感を補完しているのでした。
その手法自体は常道だけど、この原作消費でさらにやってるのが凄いよ。
原作ファンとして今回のアニメ化はまさしくグッジョブと言いたい。

あとは簡単に1話ずつ。

1話「ブサイクな猫と呪われし高校生」
上に書いた通り原作の1巻の1話に2話の内容を自然に挿入してあります。
缶を蹴るところがCG描写になって英語のアナウンスが入るのが面白かった。
この回は怒鳴られた(と思った)楓が猫を置いて走り去るのが印象的でした。
ちなみに冒頭の楓が告白してるっぽい夢のシーンは原作にはありません。

2話「その男 下僕?」
原作1巻の3話と4話が元になってます。
加奈子のマンバスタイルはカラーで見ると化粧じゃなく仮装のようだ(笑)。
たこ焼きのあたりのセリフが多少変えてあって原作より乙女な感じだね。
初登場のインパクトが凄いけど実はこの作品では一番普通の女の子です。
ちなみにフラグがどうとか妹ちゃんの登場とかは原作にはありません。

3話「キミの名は」
原作2巻の10話と1巻の5話が元になってます。
ちょっと色っぽいお姉さんのあけすけなリアクションが印象的でした。
お姉さんがビシッとかグリグリとかするあたりが何かARIAっぽいなと。
後半は潤平と楓の出会いの話で雰囲気は抜群なのにやっぱギャグ風味。
ちなみに配達中に知り合いから逃げ回る展開は原作にはありません。

4話「美しい人」
原作2巻の6話と7話が元になってます。
この回は他の回に較べてずいぶんと表現が弾けてたのが印象的でした。
凪先輩と一家のキャラは元から強烈なのに凄くパワーアップしてるし。
いきなり雨が降って濡るし(原作にない)お風呂シーンが追加されてるし。
ちゃんと原作には沿ってるのに凄いことになってて笑い転げてました。

5話「四角関係の刻」
原作2巻の9話と11話が元になってます。
一応はデートだし楓が潤平を意識しだしたりと実にラブコメっぽい回。
ラブコメっぽい内容なのにやっぱりギャグてんこもりなのがこの作品。
凪先輩の余計な後押しと(原作にない)組員の後押しですっかり喜劇に。
先輩に言われて意識しながらも違う話で取り繕うのがそれっぽいね。

5話の最後に登場したツインテールの女の子は次回(6話)のメインです。
この子も見た目は可愛いけど一筋縄では行かないですよ。こうご期待!

11eyes 1〜4話

10月から一部の民放(5局)で深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は侵蝕世界学園伝綺ADV(だそうな)でやったことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは12/25から
親のいない皐月駆(かける)は姉の菊理(くくり)と一緒に養護施設で育った。
しかし菊理は数年前に駆の目前で謎の自殺をし駆の心に大きな傷を残した。
同じ施設で育った水奈瀬ゆかは心を閉ざした駆の傍をずっと離れなかった。
ゆかの献身的な対応のおかげで駆は人並みの生活を取り戻すことが出来た。
積極的に駆に関わってきた友人たちのおかげで日々の彩りを増していった。
そんなごぐありふれた日常の生活が、ある日前触れもなく崩壊をする。
駆とゆかは学校の帰りにショッピングモールのセールへと出かけたのだが、
橋の途中で駆の見えない右目が激しく痛み、世界がいきなり闇に包まれた。
赤黒く染まった空に漆黒の月が浮かび、世界には駆とゆかしかいなかった。
人を探し赤い夜を彷徨う二人。その前に奇妙な化物が現われ二人を襲う。
逃げたけど廻りこまれてダメだと思った瞬間、視界はいつもの世界だった。
二人には何が起きたのかわからなかった。これが全ての始まりだった。

絵はキレイだし緊張感も凄く有るし題材も興味深い、と思います。
思うのですが、ストレートに面白いとは言い難い作品だったりして。
その理由の最たるものは現実の世界にあまり現実味がないからかなと。
現実味がないというのは世界の描写が嘘っぽいって意味ではないです。
空間の描写は緻密って程ではないけどちゃんとリアル系になってるし。
だけど見てて空気感とか生っぽさとかほとんど感じられないのでした。
これの監督の下田正美さんは現実描写が得手な人だったはずなのに……
※藍より青し・魔法遣い〜1期・ゼーガペインの監督
原作がこんな感じで忠実に再現したらこうなったとか!?

現実味を感じられない原因の一端は恐らくキャラ描写ですね。
一言で言ってしまうとまるで生身感がないのです。体温を感じないのです。
記号的なキャラの記号的なリアクションばかりで全く共感できないのです。
駆がゆかを守ってやると言ってゆかが涙を流すシーンが遠くに感じたよ。
efやCanvas2では凄く生身感を感じたんだから絵柄が問題ではないわけで。
セリフや行動や表情などの内面の描写に何らかの問題があるのでしょう。
これの監督の下田正美さんは現実描写が得手な(以下略)
原作がこんな感じ(以下略)

物語の中心になるキャラには極めて特徴的な設定があります。
特徴的というより特異的というか現実離れし過ぎてるというか。
戦うための特別な力を秘めてるだけならまだしも死なないとか……
陰陽師で妖刀の継承者だけでも十分過ぎるほどキャラ立ってるのに
本来は一人一刀のはずが父を切って5本の妖刀を全て継承したとか。
それぞれのキャラに特徴をつけすぎなのでまるで現実味がありません。
現実に現実味がないと非現実とのコントラストが弱くなってしまうよ。
オカルト的な内容でも現実を徹底的に現実として描けたはずなのに。

この物語の緊張感をかもし出す異世界の描写にも一言あるかな。
得体の知れない化け物が襲ってくるのは緊迫感があってよいです。
でも黒騎士と呼ばれる喋る6体のモンスターみたいのはちょっと。
喋っちゃうと得体の知れない恐怖心って無くなってしまうのですが。
見た目がモンスター風なのでお子様向け作品のようなチープさですよ。
この手のは言葉が通じないか通じても圧倒される感じがいいと思う。

戦いばかりで4話なのに異世界についてまるでわからないのもどうかと。
雪子のドラスベニア連邦と駆の夢の中の世界が関係あるっぽいけど
アニメだけ見ててもまだ手がかりになることが全く出てこないし。
(ゲームの公式サイトに夢の舞台がドラスベニア王国と書いてある)
ちらちらと姿を見せる姉に極似した人の正体もまだ出てこないし。
もう少し世界の手がかりを散りばめて見せて興味を引いて欲しいよ。

やり方次第でもっとずっといい作品になったかも、と思う作品すね。

真・恋姫†無双 1〜4話

10月から一部の民放(7局)で深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は18禁の妄想煩悩純愛歴史ADV(だそうな)でやったことはありません。
※セルDVDのリリースは1/6から(レンタルはまだ未定)
恋姫†無双の2期目です。おそらくは前シリーズのそのまま続きで。
関羽たちが桃花村の義勇軍にとして留まってる状態で話は始まります。
そこに本物の劉備(女)が奪われた家宝の剣を探して尋ねてくるのです。
本物の劉備から剣を奪ったのが前作で劉備を語った謎の男なのでした。
その後いろいろあって関羽たちは劉備の剣を探す旅に同行することに。

タイトルは原作の2作目のタイトルですが
原作の2作目って1作目の続きではなくパワーアップ・アレンジ版なので
単純に真・恋姫†無双のアニメ化と言うのとは違うかもしれない。
そもそもこの作品はどの程度原作に沿ってる?って感じの内容ですがね。
本物の劉備が登場するのが原作ゲームの2作目と同じところだろうか。
あとは原作のキャラやエピソードを適当に織り交ぜているのでしょう。
たぶん。

今作は前作に比べてシリアス微量でエロとバカっぽさ大増量って感じ。
前作でノリが軽くて薄っぺらいのでマジメな内容は響いてこないよ。
百合風味で突っ走るギャグアニメにすれば良いのに!とか書いたなと。
元々ノリが軽いのでギャグを散りばめた方がやっぱ楽しいっすね。
ちょっといい話が傍から見るとバカっぽいあたりも徹底してるし。
エロ要素も陰湿ではなくやたらとあっけらかんなので笑いを誘うし。
(地上波はいつものように不自然な湯気や光で見えませんが)
そこそこだった前作に比べて断然面白くなりました。3話までは。

1話は馬超が張飛(鈴々)の真名を初めて呼ぼうとするエピソード。
いきなりだと恥ずかしくて呼べないからと絵を描いて練習するのです。
しかし(似てない)絵にすらすんなり呼びかけることができなくて。
そんな苦悩の練習風景が事情を知らない他の人には奇異に見えて。
疲れてるんだと一時的に故郷に帰って静養するべきだと相談をする。
それを伝えにきた鈴々は頭がお子様なので要件だけしか伝えられず。
馬超は自分がみんな(特に鈴々)に要らないと思われてると誤解をして。
ちょっとした誤解と行き違いから馬超と鈴々は喧嘩をしてしまう。
仲直りをしたい鈴々は璃々(お子様)に方法を教えてもらい実行する。
方法とはキスすること。当然ながらその行為がさらなる混乱を呼んで。
みたいな、ある意味では微笑ましいけど、喜劇でしかないエピソード。
君たちどこの小学生ですか?とか言いたくなる内容なのでした。

4話は劉備たちではなく張三姉妹がメインの話。
三国志な世界観なのになぜかアイドルのライブな光景が展開するとか
それなりに楽しめるしツッコミどころも有るんだけど……
3話までに比べるとギャグが弱いので畳み掛ける楽しさがないのでした。
張三姉妹側の事情を削るなりしてもっと笑える内容にして欲しかったなと。
例えばいきなり劉備たちがライブを見に行くでエピソードを始めるとか。
ライブ中に事件が起きてそれを収拾することで張三姉妹と知り合って、
その後三姉妹のそこまでの事情をさらっと語ってるとかそんなふうで。
どうやら劉備たち以外を欲張って描こうとして裏目に出たような。

乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪ 1〜4話

10月から一部の民放(3局)で深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はライトノベル(電撃文庫)で読んだことありません。
※セルDVDのリリースは12/23から(レンタルは12/25から)
乃木坂春香の秘密の2期目です。特に変わらない日々って感じです。
二人の関係って何だろうとか言ってるので関係は進展してないのかな。
オタク趣味で繋がってる二人とは言えあいかわらずその手の描写は薄め。
ピュアラブストリーってキャッチコピーのわりにはラブ展開もヌルめ。
むしろギャグ描写が多いぐらいだけどギャグ作品としてもキレは甘め。
と言う感じで売り(魅力)のよくわからなさは1期と全くかわりません。
見た目は可愛いけど中身の可愛さがサッパリ伝わらないのも同様です。

見てて1期と違うような気がしたのがエロ描写ですかね。
お風呂で裸乱舞してたりエロフェイクだったりと実にわざとらしいし。
(エロフェイクはちゃんとフェイクの真相を説明しようぜ)
1期にこんなに露骨なエロ描写ってあったっけ?
この作品の内容にわざとらしいエロ要素って必要なんでしょうか?
むしろ必要なのはラブストーリーとしての説得力ではないのか?
オタクネタをもっと濃くそれっぽく描写するべきではないのか?
同人誌即売会をここまで表面的にしか描写しない作品も珍しいよ。

ラブコメ的にも気になる点が。
1話で裕人が春香が自分のことをどう思ってるんだろうとか考えてて、
今の二人の関係は何だろうとか心の中で言ってるわけですよ。
これ見てて裕人はどんだけ受身なんだろうとか思ったですよ。
そもそも裕人こそ春香をどう思ってるのかと。それを伝えたのかと。
曖昧な関係ってことは裕人は春香に何も言ってないってことだろうに。
ハッキリした言葉で伝えてもらってない不安は春香にもあるだろうよ。
なんか視点が一方的で相手の心への想像力が足りないのが気になる。

クリスマスでのプレゼントのシーンもそう。
裕人と春香はシルバーっぽいアクセサリーを互いに贈りあってるけど、
二人の関係がただの友達ならそのプレゼントはちょっとどうだろう。
互いにハッキリとした好意を持ってるなら贈る前か後に何か言おうよ。
1話でよくわからない関係とか言ってたのにいつのまにか恋人同様だし。
なし崩し的に進むのは現実にも有るけど物語としてはあまり面白くないよ。
ちゃんと恋人のステップを踏んだ方が話も盛り上がるし見てて楽しいよ。
あとここは空気読めてないオタクグッズを贈り合った方が楽しかったな。
どこぞの見た目は凄く可愛いけど「可愛いいわけがない」妹のように。
(感謝をこめてとっておきのエロゲーを贈ったんだこの妹は)
雰囲気あふれるクリスマスに何をやってるか!とツッコミたかった。

[雑記] DISCASがおかしい

いつもの感想に行く前にレンタルの話を。
TSUTAYA DISCASがなんかおかしいという話を。
数日前いつものように新作の入荷数を調べようとしたのです。
そしたらいくつかのタイトルが出てこない(入荷してない)事実を発見。
今まで旧作とか小さい子向けやアダルトの新作の一部タイトルが
入らないことも有ったけど、それ以外の新作はほぼ入荷してたのに。
入荷のメカニズムに何か(人的な)不具合でも発生してる?

ちなみに入荷してないのに気づいたのは
「CANAAN」「プリンセスラバー!」「かなめも」の3作品です。
「かなめも」は人気が今ひとつだから入荷見合わせたとかいえるけど
「CANAAN」なんて化物語のものすごい人気の影に隠れてただけで
7月組では絶望先生3期と2位争いをしてたヒット作品なわけで。
どう考えたって他の作品よりも率先して入れないとまずいだろう。

予算に限りがあるならまず蒼天航路の在庫を減らせよ!
前に30枚で十分って書いたのに血迷って200枚も入れおってからに。
最新の4巻ではずいぶん減らしたけどまだ100枚も入れてるし。
「東のエデン」も180枚とか明らかに入れすぎだし(1巻なんか250枚)。
かと思えば人気爆発中の化物語なんか1巻が70枚しか入ってないよ。
2巻で120枚に増やしたけど1700人も待ってるから焼け石に水かも。
化物語こそ180枚ぐらい入れないとまずいのではないかい?

あと入荷数でビックリしたのが「GA 芸術科アートデザインクラス」かな。
1巻の入荷数が160枚ってまるで凄い人気作品のようですね……
そこそこ人気の作品だから通常在庫の60〜70枚ぐらいで十分なんですが。
「けいおん!」が人気だから同じきらら系で多めにしたのだろうか?
なら「かなめも」も160枚入れて血迷ったか?と言わせて欲しかった。
その「かなめも」なんか入荷すらしてないわけですが。
どういう意図や情報を元にして入荷してるのかさっぱりわかりません。
(頭の中身に)不具合でも発生してる?とか言いたくなるよ。

入荷してない話には後日談!?があります
ついさっき確認のためにもう一回検索してみたのです。
そしたら件の3作品が入荷(予定)してるではないですか!2巻が(爆)。
タイトルを明記してクレームを入れたのか効いたのでしょうか?
1巻が抜けてるのは入荷するまでリストに入れられないから、とか?

神様家族 1〜13話

2006年にアニマックス(のみ)で放送してた全13話のテレビシリーズ。
原作はライトノベル(MF文庫J)で読んだことありません。
※セル・レンタルDVDは全巻リリース済
神山佐間太郎(さまたろう)は一見するとどこにでもいる男子高校生。
しかし実は神様の父親と女神様の母親の子供であり神様候補であった。
人を知り立派な神様になるため人間界で人として生活をしてるのだった。
お目付け役の天使のテンコと一緒に学校生活に馴染んでいたのだった。
ただ過保護な両親は佐間太郎のちょっとした心の声すら聞き逃さず
神様の奇跡で叶えてしまうので、あまり神様の修行にならなかった。
そんなある日、不思議な雰囲気を持つ転校生・久美子が転校してくる。
佐間太郎は彼女に一目惚れをし、テンコはその様子に頭から湯気を出し、
パパママを筆頭に家族全員は恋の後押しのつもりで奇跡を大盤振る舞い。
おかげで甘酸っぱい恋物語とは程遠いドタバタが繰り広げられることに。
そして佐間太郎はある決断を下したのです。

実は放送時に4話まで見てコメントが落ちていた作品です(汗)。
一応4話で一つ目のエピソードが終わるのでキリがいいのですが、
話は終わってるけどやり残したことが多くてすっきりしなくて。
もう少し見てから書こうとか思いつつ新番組の洪水に流されました。
2006年ってアニメ史上で最も新番組が多かった時期だから……

3年ぶりでかなり内容を忘れてたので改めて最初から見てみました。
4話まで見て何がスッキリしなかったかもしっかり思い出しました。
一見キレイに終わってるけど久美子の話が割り切れなかったのです。
公式の掲示板にまた出てくるとか書いてあって気になってたのです。
※公式掲示板は既に閉鎖されてます
それでついつい最後まで見てしまいました。全部で13話だけなので。
シリーズは1〜4話・5〜8話・9〜13話の3エピソードで構成されてて、
(たぶんそれぞれ原作の1巻・2巻・3巻に対応してると思われる)
それぞれのエピソードの状況が次のエピソードへと影響していきます。
全体で一つのストーリーではないけど関係性の強い内容になってます。
それぞれのエピソードは終盤に盛り上がって結構感動させてくれます。
そして最後にシリーズとして結構キレイに終わってます。
小粒で(アニメの)知名度はほとんどないけど意外といい作品です。

作品の雰囲気はリアル系ではなく多少マンガ的に誇張されています。
神様や天使が当たり前でスラップスティクな展開にわりとなります。
でも内容はそれほどマンガチックではなく意外と現実に近いです。
あまり描きこまないあっさりポップな見た目だけど妙にカワイイです。
絵柄とかの視覚的な可愛さではなく行動やリアクションが可愛いです。
かっ飛んだ内容なのにキャラが生き生きしててうる星を思い出したり。
絵柄だけ今のデザインになってる80年代ラブコメ的な作品なのかなと。
でも見続けてこの作品を形容するもっと相応しい例がわかりました。
これ一昔前の少女アニメの雰囲気や表現スタイルまんまなのでした。
佐間太郎の視点だけではなくテンコの視点もいっぱい入ってるし。
テンコが頭から湯気を出すのやパパとママが陽気なのもそれっぽい。
そんな感じなので最近の美少女アニメを期待するとちょっと驚くかも。

この作品は神様がいてしばしば奇跡で現実を捻じ曲げてしまいます。
ラブコメの肝である人の心すら奇跡の力で変えられてしまいます。
そのせいでキャラの描写がころころ変わって見てる側が混乱します。
変えられた部分を差っ引いてもキャラが一貫しなかったりします。
時間が巻き戻されてキャラの設定が全く変わることすらあります。
特に久美子は佐間太郎の家族の応援で心をいろいろいじられたり、
(最初は見えない)久美子側の事情もあってキャラが定まりません。
4話まで見てスッキリしないというのはまさにそこなのです。
佐間太郎とテンコの距離感も脈絡なく近づいたり離れたりするし。
テンコのキャラ描写に関しては比較的筋が通っているのですが。
面白いし思い入れはできるけど完璧とはちょっと言いがたいのです。
シリーズ全体のキャラ描写の整合性をもっと緻密に組み立てれば
より上のレベルを目指せたと思うのです。

主題歌のこと。
この作品の主題歌の特にOP曲の方。ノリが良くていいなと思って。
買ってもいいと思ってたのにシングルが一般販売されませんでした
なんとコミケ限定販売のみで、余った分を公式サイトで売ってたけど、
発売から数分で売り切れて追加生産も全くありませんでした……
サントラにも収録されてません。そもそもサントラが出てないし。

ハヤテのごとく!! 2nd season 1〜8話

4月からテレビ東京系(6局)とAT-Xで深夜に放送してた全25話の新番組。
原作は少年誌(サンデー)のマンガで4巻まで読んだことがあります。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース(1巻はリリース済)

ハヤテの2期目です。1期目は朝枠だったけど2期は深夜枠でした。
日曜朝から深夜25時に引っ越して1期よりも健全になりました……(笑)
1期は随所に危ない小ネタパロが挿入されてピー音が乱れ飛んでたし、
表現的にも「見せられないよ」的なお遊びを散りばめていたけど、
今回はパロは原作よりもさらに控えめで突っ走った表現もありません。
あいかわらずギャグ色は強いけどいい話っぽくまとめてたりもする。
荒削りだった1期に比べると良くも悪くも安定した作品になりました。

絵がキレイになって品質が安定したのもその印象を補強してるかも。
あっさりした見た目だけど1期と比べれば断然キレイな描画なので。
腐ってもJ.C.STAFFという感じかも。※監督と総作監はゼロ魔1期の人
「初恋限定。」に比べると落ちるし「青い花」とは比較になりませんが。
あまり細かく描きこまないのは原作の絵とのバランスを考えたのかも。
1期の絵ですら原作よりは整ってるしカワイイからね(爆)。
(アニメの絵が凄くキレイな初恋限定。は原作の絵もキレイだし)

それと1期の絵と違いすぎるのもどうかとか考えたのかもしれない。
輪郭とかパーツのバランスが良くなってる以外は1期に近い感じだし。
1期、2期と続けて見てもあまり違和感が無いようにしたのかも。
キャラが全体に少しずつ丸くなってて少し色が濃くなってはいますが。
スタッフが音楽以外がほぼ全て変わってて(アニメ制作会社すら違う)、
表現技法が多少変わって音楽すら監督が違うので印象が変わってる。
それでも1期と見比べてそんなに違和感は感じなかったな。

内容は1期のそのまま続き……かはちょっとわからない。
1期は8話ぐらいまでしか見てないので。
そのへんと比べて少しキャラが増えてる以外はあまり違いはないすね。
西沢さんがハヤテに告白して断られたと言う事実は見覚えがないけど。
ある程度キャラを把握してればここから見てもさほど問題はないかな。

1話でクラウスがハヤテが三千院家に来てから1ヶ月とか言ってるね。
そのすぐ後(4話)にバレンタインのエピソードが入ってるし。
なんかえらく時間が巻き戻ってるような気がしたり。
確か1期は4話ぐらいで春になって白皇学院に弁当を届けに出かけてたし。
もしかして1期のアニメって現実の季節にでも合わせてたのだろうか!?
そして2期では原作に準拠して時間を大幅に巻き戻しでもしたのかね。
(1期で飛ばしたエピソードを補完するような構成だったとか)
原作だと5年もかけてまだ半年も時間が経ってないらしいし……

ってことはたったの1ヶ月でワタルや咲夜や伊澄たちと出会って
白皇学院に編入してヒナギクとも知り合ってるということか。
何とも密度の濃い(濃すぎる)人生を送ってますね。ハヤテくんは。
てゆーか極めて短い期間での出来事だったなんて今初めて知った(爆)。
西沢さんがハヤテに告白したのってもしかして転校前なのかな?
西沢さんもだけどヒナギクの態度もやたらとラブコメっぽいっすね。
ああ「ハヤテのごとく」ってラブコメ作品だったっけ……

西沢さんと言えば今期は毎回のように西沢さんが出てます。
いや1期でも毎回のように出てはいましたが。ほぼモブキャラ扱いで。
今回は毎回のように喋ってるしストーリーに絡むことが多いなと。

亡念のザムド 1〜26話

去年の8月からPS3/PSP限定のPPVで配信された全26話の新番組。
4月から一部の民放(3局)で深夜に放送してました。
10月からはBS11で放送しています。
※レンタルDVDはセルDVDと同時リリース(3巻までリリース済)
現実とは異なる世界、現代と似た部分も有るけど似てない部分も多い時代。
世界は巨大な大陸を南北に分断する二つの勢力によって支配されていた。
この二大勢力は貴重な鉱物資源の赤宙石を巡り長らく交戦状態にあった。
両者を隔てる内海に面した尖端島は戦争の最前線であり要衝であった。
尖端島の日常は一見すると穏やかでも常に戦争と隣り合わせであった。
空を飛び交う軍艦も街の各所での厳しい警備もごく当たり前の光景だった。
(時代感覚が違うけど大戦中のイメージに近い)

アキユキは尖端島で母と二人暮しをしてる高校生。
診療所を営む別居中の父に母の作った弁当を届けるのが日課だった。
今日もいつものように親友のハルやフルイチと共に登校をしていた。
3人の乗ったバスは学校の前に到着して他の人と共にバスを降りたった。
次に瞬間、バスが爆発してアキユキの右腕に謎の光が飛び込んできた。
その光が何だったのかアキユキはすぐ後に身をもって知ることになる。
時を同じくして尖端島の上空には船籍を偽装した軍艦が飛来していた。
軍艦はヒトガタと呼ばれる巨大な生体兵器を尖端島へ向けて投下した。

6話ぐらいまで放送した段階で見てコメントを書くはずだったんだけど
見ただけで時間切れでコメントを落としてそのまんまでした。
先が気になる展開でずるずる毎週見続けて最後まで見てしまいました。
つまり今週全部見たわけじゃありません。最初から見直してもいません。
もう一度通して見たいと思う内容では無かったので……

とりあえずこの作品を見て特に思ったことは3つかな。
この作品はテレビアニメの常識を超えた映像クオリティというのが一つ。
マクロスFの1話も凄かったけどこの作品の1話も映画なみクオリティすね。
2話以降は多少落ちるけどそれでも全編通じてとてもレベルが高かったよ。
キャラの動作や仕草や表情などの人間描写も凄くレベル高かったです。
ただし感情描写はわりと作り物というか記号的で生々しくは無かったけど。
確かに一部を取り出せば共感して感動を覚えたりはすることもあったけど。
後を引くほど響いてきたかというとそれほどでもなかったかなと。
作画力が高ければキャラの内面をより描けるわけではないと言うか。

二つ目も映像クオリティと同様に多くの人が思ったであろう感想。
それはこの作品は(あの)ナウシカにどことなく似てるということ。
ナキアミとビートカヤックなんてまんまナウシカとメーヴェだし
化け物にしか見えないヒトガタすら救おうとする姿も印象が被ってる。
ザンバニ号も含めた空飛ぶ船なんかナウシカ世界から抜け出たようだし
ジバシリたちの見た目だってまんま宮崎アニメのキャラみたいだし。
物語が進むと出てくるテシクの隠れ里やヒルケン皇帝の居城などの
模様の刻まれた石のデザインもとても宮崎アニメのアートワーク風味。
ナウシカやラピュタを知ってたらツッコミたくなること請け合いです。
作ってる人がそのへんを凄く好きなんだろうなと実感させる作品です。
ストーリーとかは特に似てないけどね。

三つ目は物語が核心に近づくにつれて思いを強くすることだけど、
なんだかどこぞの新興宗教の勧誘映画でも見てるようだなと……
視聴者にある崇高な(論理を飛躍した)教えを伝えてるという意味ではなく。
現実とは全く違う理で成り立つ世界の宗教で物語が語られてるって意味で。
「亡念のザムド」教にでも入信しないとすっきり納得は出来そうにないよ。
最後の「愛してる」で一見するとキレイに物語を〆てるように見えるけど
愛だけで片付けるにはあまりにぶっ飛び過ぎな内容だと思うのですが。
これなら内容が空中分解気味のラーゼフォンのほうがまだ納得できます。
品質に難があって展開が散漫過ぎなシャングリ・ラの方がまだマシです。
(コメントを書いてないけどちゃんと最後まで見たのです)
物語の密度は高いしキャラも魅力的だし先が気になる展開でもあるのに、
最後まで見ても終わったという以上の満足感があまりないのでした。
1話を見たときはもっとずっと期待できる作品だと思ったのに。

現実とは全く違う理で成り立つ世界で宗教っぽい内容といえば
「灰羽連盟」がまさにそうだったなとか書いてて思い出しました。
(死後の魂が行く転生のための休息の場所みたいな舞台なので)
その灰羽連盟は見終わった後に比類ない満足感があったわけで。
灰羽連盟とこの作品の満足感の違いはなんだろうと考えてみたり。
灰羽連盟にあってこの作品に欠けてるのはいったい何かなと。
そして気づいたのです。この作品に足りないのは行為の意味だと。
灰羽連盟は確かに現実とは全く異なる理によって物語が動いてる。
でも表面的に見える行為の向こうにはわかりやすい意味があるのです。
伝えたい本質をシンプルな意味を形を変えて描いてるに過ぎないのです。
だから極めて独特な世界観の独特な物語なのに強く響いてくるのでした。
この作品に足りないのは宗教的行為に秘められた意味(の説明)なのです。

クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者 1〜4話

10月から一部の民放(3局)で深夜に放送してる新番組
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は対戦型ビジュアルブックでそれが何かすらわかりません(汗)。
※セル・レンタルDVDのリリースは12/22から

クイーンズブレイドの2期です。
クイーンズブレイドの闘士たちがガイノスに集まったとこから始まります。
これからクイーンズブレイドの闘いが始まろうとしていた。みたいな感じ。
ってガイノスに来る途中でも闘士同士で戦ってなかったっけ?
その戦いで負けた人も今回の戦いには参加できるみたいだし。
結局ガイノスに来るまでの戦いは何だったのでしょう。練習試合?
この作品に意味なんて求めるだけ無駄!って気もかなりするけどな。

1期は白さが眩しい地上波バージョンで見てたけど
今回はせっかくAT-Xに入ってるんだしとそっちを録画してみました。
実のところAT-Xだとどんな感じになるかしか興味がなかったわけですが。
多すぎキャラのとって付けたようなシリアス要素は薄っぺら過ぎなので。
むしろ明け透けなエロ要素で笑えるぐらいな方が楽しめるわけだし。
セキレイの結の胸を隠して尻を隠さないで「慎みました!」みたいに。
そーいう意味で聖女メルファの戦いがバカバカしくて楽しかったよ。
どーせ中身なんてないんだから全編バカっぽい方が良かったなと。

ちなみにAT-Xバージョンは全部見え見えです。乳まみれです……
乳もんでたり触手がウネウネしてたりと18禁エロアニメみたいです。
見てて「紅蓮」(エロアニメ)の素っ裸で戦うシーンを思い出しました。
バトルのあるエロアニメからエッチシーンをとったらこの作品だなと。
18禁だと予算やスタッフの関係でこんなキレイじゃないし動かないけど。
声優さんも(特に女性は)18禁でこんな有名どころは並べられないし。
18禁ではありえない超豪華なエロアニメだと思えば価値はあるのかも。
本物(18禁)と見比べると雰囲気のエロ度がまるで足りてないけどね。

地上波バージョンも1話だけ録画して見比べてみました。
あいかわらず白いけど1期に比べると白が小さく薄くなってる感じ。
乳首のあたりだけピンポイントに白くボカしてるみたいっすね。
乳首だけが消えてて乳の形はほぼそのまま出てるけどいいのだろうか?
隠しすぎると何やってるかわからなくなるからこの方が見やすいけども。
乳もんでるとこはさすがに絵を差し替えてOFFショットになってたね。
規制の入れ方は一騎当千GGと似たような感じかも。規制範囲は違うけど。

[雑記] 売れすぎ

前回書いた化物語のDVDとBDの売れ行きの話。
なんと初動(発売週の売れ行き)が両方あわせて44000本だそうな。
2000年代のテレビシリーズ作品だとSEED DESTINYに次ぐ第2位。
けいおん!もハルヒもコードギアスもマクロスFも超えて深夜では1位。
※累計ではなく初動の話
売れるとは思ったけどちょっとこちらの想像をぶっちぎっていたよ。
完全限定版が早々に完売しちゃって異例の再生産とかやってるし。
2週目で56000本まで伸ばしたので累計でどこまで行くのやら。

少しぐらい「夏のあらし」に回してやれよとか言いたくなる。

ラーゼフォン 1〜9巻

2002年に放送された全26話のテレビシリーズ。DVDレンタル。
※レンタルDVDは全巻リリース済・セルDVDは廉価BOXもリリース済
現実に似てて現代にとても近い世界。だけど現実とは少し違う世界。
この世界の人口は2000万人で東京近辺以外は消滅してしまった世界。
だけど人は以前と変わらず生活しててそれが当たり前だと思っていた。
(リアルで考えるとそれだけでは食が成り立たない気がするけど)
主人公の神名綾人もごく平凡な学校生活を送っていた。その日までは。

ある日、綾人はいつものように友人と電車に乗り学校へ向かっていた。
綾人は突然の衝撃で気を失う。目を覚まし見たのは転倒した車両だった。
友人を置いて助けを呼びに外に出た綾人は信じられない光景を目にする。
空を飛び回る戦闘機とそれを迎撃する戦車を。直後に破壊された戦車を。
綾人は爆撃で崩れる建物を避けガレキをかきわけ助けを呼ぶため走った。
そんな綾人の前に彼女は現われた。クラスメイトの美嶋玲香だった。
そう綾人は認識した。玲香こそ綾人が描いている絵のモデルだった。
綾人は玲香と一緒に戦いを避け地下に下りる。何かに導かれるように。
そして綾人は今まで見ていた世界が真実でなかったことを知る。

前に見たときは説明不足甚だしくて消化不良な印象を受けたけど
大半の設定知ってる状況で見たらどう感じるか気になってたのです。
改めて通して見返したら印象が全く変わったりしないだろうかと。
そう思いつつ幾年月。こんなことばかり書いてる気がします(汗)。
なぜか今週、時間も無いのに思い立って見てしまいました。
おかげでいろんな予定が狂いまくりですよ……

もう一度全部見て思ったけど、やっぱりとても説明不足だね。
設定の大半を覚えててもなお説明が足りてない部分が多々有るし。
てゆーか2度目に見てやっと物語の仕掛けに気付けるレベルです。
初見では散りばめられてるヒントがヒントとして機能してないから。
提示されるキーワードがひたすら訳わからんという印象になると思う。
遙が何であんなに綾人に執着するのか仕掛けを知らないと理解できないし。
(綾人が玲香の姿を追い求めるのも同様)
玲香が遙の若いころの姿だなんて全て終わった後に知らされてもな……
隠すことと見せることのバランスが非常に悪い作品だなと思ったよ。
設定が複雑に絡み過ぎなのでもっと要素を整理するべきだとも思った。
そんな作品なので最後まで見た後に改めて最初から見たほうがいいかも。
それぐらいしないとこの作品の魅力の全容はわかり難いから。

全部の設定を理解しててなお納得いかないことも多々あります。
説明が足りないのか、そもそも最初から納得できないことなのか。
例えばバーベム財団の行動が今ひとつしっくり来ないのです。
彼らが欲していたのがラーゼフォンによる世界の調律であったなら、
ムーリアンがやっていることは彼らの行程表に沿った行動なわけで。
なぜ地球連合に協力してムーリアンを攻撃してるのかなと。
それとも綾人を真のオリン(奏者って意味?)として成長させるために
ムーリアンとラーゼフォンの戦いは全て仕組まれたものだったとか?
だとするとTERRAの命がけの戦いは全てが茶番劇だったわけで……
最後まで物語に付き合ってそんな話だと卓袱台引っくり返したくなるよ。

茶番劇と言えば物語の結末がまさにそうだったりして。
今の世界を守るために命がけで戦ったけど力尽きて倒れていって、
世界はラーゼフォンの調律によって一度完全に無にかえされてしまう。
そして綾人の求めたと思われる幸せな世界として再生されたのだろう。
これって一見するとキレイに終わってるような感じに見えるけど、
綾人一人の意思があれば他のみんなの頑張りなんて意味ないみたいな、
それまでの積み重ねを全てぶち壊すような結末はちょっとどーよと。

この未来を求めるなら世界をリセットしない選択をすべきなんだよ。
そこは過去から繋がった未来として存在させなきゃ意味ないんだよ。
もしも世界を再生したいならエヴァみたくアダムとイブにしなきゃ。
(あんな突き放した結末は二つは見たくないけど)
この結末だと都合よすぎて現実逃避とか夢落ちとか言いたくなります。
この作品の印象の悪さは終わらせ方の拙さに尽きるのです。
結局のところ見返しても印象はあまり変わらなかったなと。
面白いんだけどね。面白いからこそどうにかならなかったのかなと。

蛇足なネタバレとでもいうか。
複雑に絡み合った(絡み過ぎな)キャラ配置を紐解いてくと
実は綾人と遙って戸籍的には親戚なんだね。血は繋がってないけど。
だって遙と恵は六道の姪で綾人は(血は繋がらない)孫なわけだから。
そして久遠は血縁的には綾人と樹の叔母ということに(笑)。
ラーゼフォンは綾人が母の元から巣立つストーリーとも言えるけど
結末が叔母との結合ってどーなの?とか思ってしまうのでした。
あれ、Wikipediaの記述では久遠が遺伝子的には綾人の母になってる。
そんなの通して2回見たのに全くわからなかったですよ……
(麻弥が実の母じゃないのは作中で出てきたけど)
ここに限らずこの作品は設定を捏ね繰り回し過ぎなのです。
骨格以外の設定はもっとざっくり切り落とすべきだったのでは?

と、ここまでの文章を書いたのは実はずいぶん(半年以上)前です。
とりあえず書いた後、直そうかなと思いつつすっかり忘れてました(汗)。
久しぶりに読んだらなんかもうこれでいい気がしたよ(笑)。
なので前文のあらすじを足して少しだけ修正して載せました。

ついでに前に書いた内容を整理して再録しようかと思ったのですが、
前のやつはあまりろくなことを書いてありませんでした……
再構成のしようもないので簡単に箇条書きしておきます。

エヴァにとても似てるけどパクリと言われるほどは似ていない。
でも物語のラストは人類補完計画かよ!って感じに終わってる。
全く違う主題や内容を意図的に似せて見せてるのではないかな。
エヴァ以外のオマージュも入ってる。虚邪回路がまんまlainだし。
ストーリーの軸があっちこっちへと飛んで流れがわかりにくい。
とにかく説明が足りない。超難解なlainの方がまだわかりやすい。
映像作品としての質はとても高いのに微妙という印象がつきまとう。
時空が隔絶して時間が乖離するために東京ジュピターは必要だけど
それ以外はほとんど無くても成り立つような物語設定だった。
設定を組み上げるのに夢中になって中身が今ひとつ伴ってない感じ。
もっと設定を整理して主題(人間)をじっくり描くべきだったと思う。
中心になる三者の関係は良かったのでなんとかして欲しかった。

7〜8巻の感想だけほぼそのまま再録しておきます。

今回の内容では朝比奈のエピソードが結構好きな内容だったすね。
(結果が好きだってことじゃなくて経過がね)
しかし、その意味がイマイチ次に積み重なっていかないのがミソ。
わりと緻密に設定を組みたててるのは何となく分かるんだけど、
まるで外側(設定)から物語を組みたてたみたいな実感の薄さというか、
人間描写に一貫性が感じられないのがちょっと……
朝比奈の横で茫然自失してた綾人なのに、次の回にはもう普通だし。
(前にも書いたけど読みきり風味なので回の中で完結してる)
自分のやったことを理解してればあーはならないと思うんだけど。
あれじゃ朝比奈がかわいそうだよ。

異世界の聖機師物語 1〜2巻

現在リリース中の50分×全13巻?のOVA。DVDレンタル。
DVDの発売に2ヶ月先行してアニマックスPPVで放送しています。
※レンタルDVDはセルDVDより1ヶ月先行リリース(6巻までリリース済)
現実とは違う世界。現実とは技術の進化が全く違うファンタジー世界。
この世界には二つの海が有った。一つは水の海。もう一つはエナの海。
エナの海とは大気下層の海抜500メートル前後までのエナに満たされた海。
それは人の目には見えない人にとっては大気と何の違いもないものだった。
そして人の営みはエナの生み出す亜法動力によって成り立っていた。
結果的に大多数の人々は亜法動力の使えるエナの海の中で生きていた

異世界(いわゆる地球)からこの世界に召還された一人の少年(主人公)は
元の世界へ戻すことと引き換えにシトレイユ国の権力闘争の手駒となる。
しかしその約束は口先だけで彼の扱いは奇襲のただの捨て駒であった。
結局のところシトレイユ皇女ラシャラの暗殺に失敗し捕まってしまう。
理由はどうあれ王族を狙ったのだから普通ならこの少年は死刑だった。
しかし奇襲のさいの彼の聖機人の扱いに才能を見出したラシャラは
彼を自分の聖機師として従者に迎え、一儲けを企むのであった。
なし崩し的に聖機師として生きることになった彼の明日はいかに?

ちなみにこの作品の主人公は異世界から召還された少年なのですが
1巻では彼の視点で物語が語られなかったり。正体不明の扱いなので。

90年代のライトファンタジーな作品と極めて印象が似てる、
てゆーかエルハザードや天地無用!のOVAとテイストがそっくりだ。
※これは天地無用!の原作者・梶島正樹さんの新作
形容するなら帰ってきた90年代ライトファンタジー、みたいな感じかな。
その中でも世界の作りや描写がわりとしっかりしてる作品でしょうか。
スレイヤーズは旧作も新作も世界描写は超へっぽこだったから……
そーいう意味でセンスが古いけどわりと見れるし楽しめるかなと。

ある高度まで空気中にエナが満たされてる見えない海が存在してて、
その中では亜法動力が使えるけどある高度より上では使えないとか。
亜法動力で動く聖機人というロボットのような機構が存在してて、
それは数が限られててその数の範囲内でのみ戦争が行われるとか。
聖機人を動かすのには亜法に耐性を持った特別な人が必要だととか。
聖機人同士の戦いはまるで騎士の戦いのような手続きに則るとか。
現実離れした世界観に説得力を持たせようと考えてるのが伺えます。
同じ内容でこのへんの設定が無ければ凄く薄っぺらく見えただろうね。

亜法に耐性を持つ聖機師は圧倒的に女が多いって設定だけは……
見た目が女だらけなのを設定で筋が通るようにしたのはわかるんだけど
いかにも都合から設定をでっち上げたのが見え見えでちょっとアレです。
いっそこの世界の男女比は1:10だぐらいに強引な方がマシだったような。
(そもそも女だらけである必要は無いと思うんだけど)
2話の聖機師の洗礼を受けるときのネコミミとかもギャグみたいだし。
この作品はバカはやってないんだけど素で間が抜けてる感じがします。
シリアスというには間が抜けててギャグというにはキレてないのです。
そのどっちつかずなあたりも90年代のライトファンタジーっぽいすね。
尺が長くて展開がまったりしてるのもそれっぽいところと言えるかも。
※1回がテレビの2話分で全13回らしい
2回(4話分)が終わった時点でこれからハーレム学園生活が始まる!?
みたいな状況でいまだ作品の方向性が全く見えないし。

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