レンタルビデオで行こう!アニメ編 〜別館〜

まめに録画する根性はない。DVDを買い続ける金もない。 だからレンタルビデオで行こう!

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おことわり

なび堂(月刊・特選コミックス情報)の更新週記「こんな話、そんな話」から
アニメネタを抜粋して再構成(再録)したものです。

内容は週に1回まとめて追加します。
作品のコメントはだいたい面白かった順で並んでます。
※ポスト時間は表示順のコントロールに使用してます

関連商品(CDなど)はすぐ後ろに追記する場合があります。
DVDなどで見返した場合は最後に置く場合もあります。
18禁の作品は後ろに置いてあります(順位は別扱い)。

(※)のリンクは「なび堂」の該当ページへリンクしてます

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新番組の感想索引

2009年4〜6月開始番組の索引です。ここにないタイトルはまだ見てません。
新番組以外はタイトル索引からどうぞ。
セル・レンタルDVDのリリース情報も書いてあります(随時更新)。
8月上旬までのレンタルスケジュールが確定しました。


2009年1〜3月開始番組(抜粋)。


2008年7〜12月開始番組(抜粋)。


これ以外の最近の新番組はこちら。
(もしくはタイトル索引からどうぞ)

2009年
1〜3月開始番組
2008年
1〜3月開始番組
4〜6月開始番組
7〜9月開始番組
10〜12月開始番組
2007年
1〜3月開始番組
4〜6月開始番組
7〜9月開始番組
10〜12月開始番組
2006年
4〜6月開始番組
7〜9月開始番組
10〜12月開始番組

[雑記] データは語るよ R2

アニメを見てる時間もコメント書いてる時間もねぇーー!
「東のエデン」なんか見ないうちに終わってしまったじゃないか……
ってことで、今回はお蔵入りしてたネタをリサイクルしてみました。
実はこのネタその当時作りかけのまま時間切れだったものです(汗)。
既に時間がずいぶん経って実感がわかりにくくなってしまいました。
本来なら今のデータで作り直すべきだけど、そんな時間はないわけだ。

ちなみにネタは何かというと、去年の8月にやっったAmazonの順位と
レンタル需要と在庫の関係についてより詳しく検証したものです。
DISCASはレンタルリリースのほぼ1ヶ月前に予約が可能になってて、
それからリリース日まで次第に予約が増えていく傾向にあります。
つまりリリース時期が上旬のと下旬のを比較しても意味がないのです。
(これは発売時期に順位が上がるAmazonに関しても言える)
なので今回は発売が集中する下旬のものに限定して集計してみました。

まずは調べたデータを。
2008年7・10月期のAmazonの平均順位とDISCASの予約数と在庫数の一覧
(一部のタイトルが抜けてるのは上のとおり)

タイトル 平均順位 予約数 在庫数 初期在庫
機動戦士ガンダム00 2nd season 16 970 120 .
ストライクウィッチーズ 42 947 60 .
とらドラ! 43 911 70 .
かんなぎ 55 915 90 .
夏目友人帳 57 802 40 30
黒執事 75 588 80 .
ひだまりスケッチ×365 91 580 50 60
とある魔術の禁書目録 96 830 60 50
喰霊 -零- 126 840 60 .
テイルズ オブ ジ アビス 148 332 30 .
純情ロマンチカ2 164 288 60 .
セキレイ 166 720 50 80
一騎当千 Great Guardians 212 615 60 .
乃木坂春香の秘密 223 778 60 .
ゼロの使い魔〜三美姫の輪舞〜 250 876 50 .
ef - a tale of melodies. 305 417 35 40
のだめカンタービレ 巴里編 336 980 100 .
ロザリオとバンパイア CAPU2 340 637 30 .
あかね色に染まる坂 419 580 60 .
魍魎の匣 427 385 50 .
地獄少女 三鼎 471 343 40 60
ネオアンジェリーク Abyss Second Age 537 119 25 30
ケメコデラックス! 582 426 45 60
CHAOS;HEAD 588 348 70 .
鉄腕バーディー DECODE 589 436 35 50
伯爵と妖精 683 235 35 40
今日の5の2 742 377 50 70
ヴァンパイア騎士 Guilty 779 263 30 40
ヒャッコ 877 285 40 50
夜桜四重奏 -ヨザクラカルテット- 1048 320 45 50
まかでみ・WAっしょい! 1059 255 30 70
イナズマイレブン 1130 80 15 20
スキップ・ビート! 1218 238 50 70
タイタニア 1279 745 80 100
屍姫 赫 1706 389 40 40
キャシャーン Sins 1719 209 30 .
バトルスピリッツ 少年突破バシン 1959 27 30 .
ワールド・デストラクション 2016 169 20 50
無限の住人 2048 282 50 60
ミチコとハッチン 2344 169 90 .
西洋骨董洋菓子店 〜アンティーク〜 2476 231 40 50
スケアクロウマン 3218 19 10 20
北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王 3267 663 70 100
のらみみ 2 3369 26 8 .
魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 3579 285 40 60
黒塚 -KUROZUKA- 4333 238 60 .
Mission-E 4560 256 30 40
ONE OUTS -ワンナウツ- 5215 161 80 .
ねぎぼうずのあさたろう 9249 14 8 20
※2009/2/16 時点でのデータ

今回はデータを実感してもらうためのグラフも作ってみました。
それぞれグラフをクリックすると大きな画像になります。

Amazonの平均順位とDISCAS予約数の関係をプロットしたもの



DISCASの予約数と在庫数の関係をプロットしたもの



まず上のAmazonの平均順位とDISCAS予約数のグラフのほう。
前回Amazonの平均順位と予約数には相関性があるっぽいと書いたけど、
こうしてグラフにしたら見事なほどに証明されてしまったわけですよ。
Amazonの順位は販売数ではないのにここまで見事な傾向が出るとは……
もちろん傾向からかけ離れた例外もあるにはあるんだけど。
その、かけ離れたタイトルにもある程度の傾向が存在してるので。

タイトルが分布する中心あたりに目安となる線を引いてあります。
この下側が順位(販売数)に比べてレンタル需要が少ないってことで。
特に下に外れてる「純情ロマンチカ」「ネオアンジェ」なんか
まさに前回書いたファン層が女性に偏ってるタイトルなわけです。
下側にある他のタイトルもわりと女性向けと言われてるのが多いし。
女性は男性よりレンタルを利用する率が低いって推論は正しそうだ。

下側のタイトルで少し気になったのが「テイルズ オブ ジ アビス」
これ「ロマンチカ」とほぼ同位置だけど女性ファンに偏ってるのか!?
作品を見た感じでは男女とも楽しめそうな作品だと思ったんだけど。
「ひだまり」や「ef」も位置からして意外と女性ファンがいる!?
「ひだまり」は作者が女性でキャラが等身大で違和感が少ないから?
「ef」は美少女アニメのくせに男キャラが凄く魅力的だから?(笑)
そーいやef1期は在庫のわりに需要が少なくて凄く借りやすかったよ。
1巻なんかCLANNADより在庫が多くて間違ってるぜ!と思ったけどな。

逆に「夏目友人帳」は男性ファンを多く獲得したと言うことかな。
元々のファン層とは別の人たちが多くついたから売れたわけですね。
ちなみに原作はスキビ!の方が夏目の倍ぐらい売れてました。以前は。
しかしアニメによって夏目は大幅に伸びて今や夏目の方が上に……
実はスキビ!はアニメ化後の夏目といい勝負なほど売れてるわけですよ。
原作の人気とアニメの人気は全く相関しないのを妙に実感してしまう。

下側は女性ファンが多めなので上側は逆に男性ファンが多いってことか。
線の上側に飛びぬけたタイトルがそんなに多くないのは、
恐らく平均(基準線上)が既に男性ファンの方に偏ってるからなのかなと。
男性ファンに極端に偏ってもそんなに線から外れないんじゃないかなと。
つまり線から極端に外れてる数タイトルは全く違う原因だと思われます。

上に極端に突き抜けたタイトルはレンタル需要が高いのではなく、
レンタル需要(つまり知名度)に比べて売れてないとも考えられます。
男性ファンに偏ってると考えにくい「のだめ」はまさにそれかなと。
他のタイトルと比較したら一般的な知名度は比較にならないだろうし。
視聴率なんか深夜枠としては異例の高さだったそうだし。
ちなみに実際の売れ行きに比べてAmazonの順位が低い可能性もあります。
Amazonは一般人気の作品よりコアな作品の方が順位が高めに出るので。
実際に売れた数と比較できれば良かったんだけどね。

「タイタニア」は全国どこでも見れるNHKだから!?(BS2だけど)
「天の覇王」は超有名な北斗の拳の外伝作品だから!?
こんな感じで時たまレンタル需要が異常に高い作品が出てくるようです。
レンタル需要が低い作品と違って高い理由はさっぱりわかりません


次に下のDISCASの予約数と在庫数のグラフ。
こちらのグラフはニーズと在庫のバランスがわかります。
基準線よりも下にあるほど借り難くて上にあるほど借り易いわけです。
在庫が適正に配分されてないことも一目瞭然でわかりますね……
人気がある作品に足りないのが多く人気がない作品に余ってるのが多い。
そんなの当たり前、、、なわけあるかーー!
DISCASの仕入れ担当者はニーズが読めてないのを如実に表してるわけで。
もう予算を少し適正に配分してれば使い勝手がよくなるのにと思ったね。

前に「夏目友人帳」が異常に借り難いと書いたけど一目瞭然ですね。
実は最初(の数巻)は在庫が30枚でした。これでも途中で増えたんです
30枚だとグラフのどの位置に来るのか考えてたら眩暈がしてきました。
10枚増ではなく倍増(60枚)しても多すぎることはないと思うのだけど。

かと思えば「ミチコとハッチン」なんかトチ狂って90枚も入れてるし。
この作品ってAmazonの平均順位は1000位を切ったことがないのです。
仕入れ時期は発売日まで間が有って平均順位を参考にしにくいけど
それでも1000位を超えてるのはいくら上がっても500位がせいぜいです。
そこから予約数を推定すると極限でも500人で200〜300人ぐらいっすね。
そして適正在庫を計算すると20〜30枚ってことになります。
もし予想外にレンタル需要が多かったらその時に在庫を増やせばいい。
そもそも需要が5倍もある夏目友人帳の在庫が30枚だったんだから……
(ちなみに夏目はずっと100位以内に入ってた)

この「ミチコとハッチン」の適正在庫を計算する手法を使えば、
これから出る作品の適正在庫も推計できるわけですよ。実は。
発売日が近づくほど上がる傾向にあるので参考値では有るけど。
それでも現状で100位内のは多めに入れないとまずいと思われます。
「けいおん!」なんか最低でも100枚。可能なら150枚ぐらい入れるべき。
「戦国BASARA」は女性ファンが多いだろうから多少減らして60枚ぐらい。

逆に1000位を超えてるのはとりあえず30枚も入れれば十分だと思う。
「アスラクライン」も「シャングリ・ラ」も「バスカッシュ」も。
「蒼天航路」もこの順位なら前番の「ONE OUTS」と同様になるかと。
間違っても「ONE OUTS」みたく80枚とか入れないように。

なんてことを考えつつ、DISCASを見てみたらいくつか入荷数出てるね。
「けいおん!」は160枚で「戦国BASARA」は70枚入荷するみたい。
来月1日の「戦国BASARA」は今450人ほどだからやっぱ60枚が適正っぽい。
「咲-Saki-」は60枚入荷予定だけどこっちはもっと必要だと思われる。

1000位より下のだと「アスラクライン」と「シャングリ・ラ」が60枚。
「クロスゲーム」は70枚で「07-GHOST」はトチ狂って100枚も入荷予定
何をどうすると「07-GHOST」の100枚なんて計算が出て来るんだか……
見るからに女性ファンが多めで順位よりさらに需要が低そうなのに。
かと思えば「ティアーズ・トゥ・ティアラ」なんか1巻は40枚だけだし。
相変わらずDISCAS仕入れ担当者はピントがボケてます。

リストランテ・パラディーゾ 1〜6話

4月からフシテレビ系(3局)で水曜日の深夜に放送してる新番組。
BSフジでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はサブカル?誌(エロティクスF)のマンガで大ファンです。
※セル・レンタルDVDのリリースは7/29から
その不思議なリストランテはローマの片隅にひっそりと存在していた。
そこは料理もサービスも一流で雰囲気も抜群の素晴らしいお店だった。
しかしそのお店がいつも満席だったのはそれとは全く別の理由だった。
実はそのお店はカメリエーレを始め従業員全てが妙齢の眼鏡紳士だった
お客の中には料理目当ての者もいたが大半は従業員が目当てだったのだ。
(メイド喫茶のメイドを老紳士にして料理やサービスを一流にした感じ)

そんな眼鏡紳士リストランテをニコレッタという若い女性が訪れる。
実はニコレッタは店のオーナーの奥さんであるオルガの娘だったのだ。
15年前に子供がいると今の旦那と再婚できないからと置いていかれたのだ。
会いにくると言いながら数度しか会いに来なかった母が許せなかったのだ
今の旦那に実はこんな大きな娘がいるのだとばらそうとやってきたのだ。
でもオルガの必死の懇願にニコレッタはしばらく様子を見ることにした。
リストランテの紳士の一人クラウディオのことも気になるしってことで。

私はオノ・ナツメさんの大ファンでコミックスは全部持っています。
別名義(basso)のもペンギン書房時代のもそれを再発したのも含めて。
そしてその中で一番好きな作品と言ったらまさしくコレなのでした。
まさかこの作品がアニメ化される日が来るとは夢にも思わなかったよ。
こんな独特のタッチの絵がアニメで動く日がやってくるとは……
山ほど新作が作られる今の時代ならではだと時代に感謝しちゃうね。

リストランテ・パラディーゾという作品はコミックス全1巻の作品です。
そのままの内容ではとてもじゃないけど1クールには足りないのです。
だから同じ舞台・キャラによる「GENTE」の内容も使ってるのでしょう。
このGENTEは(たぶん)リスパラが好評だったから改めて描かれた作品で、
リスパラの続編ではなく読みきりでキャラをクローズアップした内容です。
ニコレッタが主役のリスパラとはキャラが同じだけの全く別の作品です。
時間の流れみたいのはあってカゼッタ・デッロルツの準備から始まります。
つまりニコレッタ登場から始まるリスパラよりも前の内容が多いのでした。
※GENTEの2巻(全3巻)の最後のエピソードでニコレッタは初登場する

前述のようにリスパラとGENTEは舞台・キャラが同じだけの別作品です。
その両方を原作にするっていったいどのように構成するのかなと思ったり。
淡々とエピソードを重ねて最後にじわ〜〜と来るリスパラをやった後に
読みきりのGENTEの内容をやるのはさすがに間抜けてるだろうし……
もしかして本編であるリスパラの合間にGENTEを挿入してくるのかな?と。
(よーするにハルヒ1期の構成)
実際に見てみたらまさしくその通りの構成になっておりました。
これだと最後の回がアレだからとても感動的に終わります。こうご期待。

ただGENTEの内容は2/3がニコレッタが登場する前のエピソードです。
回想でやったカゼッタ・デッロルソの開店エピソード(4話)はともかく、
他のエピソードは時間軸の前後が狂ってくる可能性が多々あるわけです。
実際、ヴィートとある夫婦の話(6話)は原作だとニコレッタがまだ登場前で
それどころかヴィートは遊びまくりでまだ結婚してなかったのでした。
「それを寂しいと思うなら今のような生活はやめたほうがいい」も
アニメでは過去形だったけど原作だと進行形の生々しいセリフなのでした。
こんな感じで構成に合わせてエピソード内容に手を加えてるみたいです。
アニメで見てて違和感はないので上手くやってるのではないかと思います。
ちなみにヴィートとマリーナの馴れ初めのエピソードも原作にはあるので
興味があったら原作(GENTEの1巻)を読んでみるといいです。
シリーズ構成や残り話数からいってアニメではやると思えないので。

見た目の話。
アニメで見てても独特な絵のタッチというのはわかると思います。
でもコレでも原作に比べればずっと普通の絵っぽくなってたりします。
日本のマンガというより海外のマンガみたいに絵画的なタッチなので。
リストランテ・パラディーゾ 1 [初回限定版] [DVD] リストランテ・パラディーゾ 2 [初回限定版] [DVD] DVD1巻(左)と2巻(右)のジャケ絵
この絵のタッチが凄い好きでね。絵に惚れこんで読み始めたのでした。
最初は内容は好きってほどではなかったから。初期から味はあったけど
まさにこのリスパラで内容も好きと言えるようになったのでした。

この原作の独特なタッチの絵はアニメでもそれなりに再現されてます。
線がキレイに整いすぎな気もするけどこれが現実的な落しどころかなと。
さすがに原作のタッチを完璧に模倣したらとても動かせないだろうから。
ニコレッタとクラウディオはイメージ通りだしいい線行ってるのかなと。
ジジは微妙なバランスの違いか原作よりみょーに可愛く見えるけど(笑)。

キャラ絵のタッチとは別にアニメでとても印象的だったのが背景です。
3Dの背景の中をカメラが進んでいくとゲームみたい、って話ではなく。
最近主流のリアル系な背景ではなく、淡い色のポップ系の背景でもなく、
茶色を基調にした枯れた配色のざらざらした油絵みたいな背景なのです。
枯れた配色に椅子とかの鮮やかな赤い色が浮き上がってる背景なのです。
渋いけど地味ではなくみょーに目を引くまさしく絵になる背景なのです。
ARIAみたいなアコギ基調の落ち着いた音楽と相まって雰囲気が抜群です。
(考えてみたら舞台設定もイタリア風のARIAと近いわけでした)
監督の加瀬充子さんはキャラの些細な仕草を丁寧につけてくる人なので、
カゼッタ・デッロルツの面々の優雅な振る舞いも見事に描画されてるし。
原作の持つ空気感みたいのを素晴らしく完璧に再現してると思いました。
オノ・ナツメさんの作品はこの空気感こそ最大の特徴とも言えるわけで、
絵や内容の再現よりも空気感を再現してくれたのがポイント高いです。

あとは1話ずつ簡単に。

1話「ニコレッタ」リス・パラ1話より
ニコレッタがこの老眼鏡紳士だらけのリストランテへとやってきた話。
そしてその中の一人クラウディオに一目惚れをしてしまったという話。
この回は原作の内容そのままにディティールを足した感じになってて、
作品の独特の雰囲気みたいのを存分に味わえるようになってるのでした。
誰が一番人気?な部分は原作2話の内容だったりと構成の違いも有るけど。
1話から少しでもキャラが見分けられるようにとの配慮をしたのかなと。
ニコレッタがオルガが借りたアパートに入るシーンは追加されたもので。
新たな生活を始めるのを実感できるようにしてあったのが印象的でした。
(原作にはそれっぽいシーンが全く存在しない)

2話「指輪」リス・パラ2話より
ニコレッタはクラウディオが気になってリストランテへ通ってしまう。
と同時にローマで暮らすために何か仕事をしなくてはと考えるのです。
そしてその二つの問題をクリアする素晴らしい方法を思いつくという話。
この回は流れとしては原作に沿ってるけど原作とずいぶん印象が違うかも。
ニコレッタが自分の仕事について考えるシーンが大幅に増やされてるので。
休日にルチアーノの家で料理をするシーンもアニメで追加されたものだし。
(休日のルチアーノが孫とベンチで過ごすという設定は元から原作に有る)
恋だけでなく仕事も真剣に考えてるのを実感できるアレンジがされてます。
クラウディオを押し倒してるシーンがやけに輝いてたのには苦笑したけど。

3話「パラディーゾ」リス・パラ3話より
ニコレッタはクラウディオの別れた妻との関係が気になってしまって。
そしてクラウディオはルチアーノに釘を刺されて少し距離をとってしまう。
二人の状況はそんな感じなのに周りの人たちは幸せでムカつくみたいな話。
そして実はオルガはニコレッタを大事にしてたのがわかる話でもあります。
この回も原作の内容に沿ってて細部の要素がいくつか足してあります。
クラウディオがニコレッタに対して距離をとってるのを実際に見せてたり、
ニコレッタがヴィートに年の差夫婦の話を聞いてるのが目立った違いかな。
クラウディオの名前でえらく荘厳な絵が出てきたのには口あんぐり(笑)。

4話「カゼッタ・デッロルソ」GENTE1巻1話より
リストランテ開店時のメンバーであるマルツィオがお客としてやってくる。
そしてニコレッタはマルツィオにリストランテ開店の経緯を聞かされる。
それはオルガに対するロレンツォの深い愛から始まったという感動的な話。
この回はGENTEの最初の話をリスパラに挿入するために回想にしてあります。
つまり原作には回想以外のパートが存在しません。ニコレッタもいないし。
(マルツィオがお客としてやってくる話は別にあったりする)
これをここに入れてニコレッタに聞かせたのはなかなかに上手かったすね。
ただの趣味を具現化したお店じゃないのを視聴者も実感できただろうし。

5話「オルシーニの味」リス・パラ4話より
無口でちょっと変わったジジが実はロレンツォと異父兄弟だったという話。
リス・パラの1話だけどニコレッタメインではなくジジのエピソードです。
だからどちらかというと読みきり体裁のGENTEのエピソードに近い回すね。
この回の構成も原作の内容そのまま細部を足してある感じになってます。
例えばセリフにあるジジがワインを選ぶシーンを実際に絵で見せてたり。
設定に有る父親の墓参りのシーンを最初と最後に追加してみたりとか。
(ジジが墓参りをするエピソードは別にあったりする)
愛想が無いようででも人のことを常に考えてるのを実感されてくれます。

6話「ある夫婦」GENTE1巻3話より
毎度のように浮気をする旦那に妻が愛想をつかして危機が訪れるという話。
上に書いてあるけど原作だとこれはニコレッタが来る前のエピソードです。
さらにヴィートとマリーナが出会う前なので内容がいろいろ変わってます。
原作だとゲストの夫婦がメインでリストランテの面々は脇に回ってるので。
アニメでは夫婦とヴィートとマリーナの関係を対比して描いたみたいだね。
だからヴィートが馴れ初めを話してるシーンは原作にはないのでした。
そしてマリーナの姉夫婦がリストランテに来るシーンもないのです。
原作の内容をリミックスして未来の話を追加してたのが印象的だったすね。

[雑記] 前触れもなく新作放送

いつもの感想に行く前にひとつだけ。
既にその騒ぎがネットを駆け巡ってるハルヒのことですが。
この4月から改めて1話から放送してるのは周知のことと思います。
あれだけ大々的に宣伝しながら再放送?とは思ったけれど。
放送枠が2クールあるとか全28話だとかの噂も漏れ聞こえてたので、
たぶん再放送に続いて新作を7月から放送するのだろうとか思ってた。
ところが先週前触れもなく(でもないか)新作がオンエアされました
※「笹の葉ラプソディ」という七夕の話

一応、放送内容を確認するために録画予約だけはしてあったのです。
だから今回の放送が完全な時系列でやってるのも知ってました。
(最初に映画が入ってるDVDの収録順ではなく)
放送してるのはDVDバージョンで次回予告が無いのも知ってました。
次回予告がついてないのは本編が多少長いせいなのかなと思ってた。
それに時系列順の予告は有希がボソっとタイトルを喋るだけだし。
しかし完全な時系列順で次回予告が無いのは凄いヒントだったのです。

実は完全な時系列順で放送してるのを知っていいのかな?と思ったよ。
これだとインパクトが最初のエピソードに集中してしまうわけだし。
確かに読みきりの話も楽しいとは思うけど明らかに尻すぼみだから。
どうせ放送するなら初回放送順の方がいいような?とか思ってた。
でもその後に新作を放送するとどっちにしろ構成に問題があるし……
2期分だけシャッフルしても1期ほどのインパクトは出せないだろうし。
いったいどう視聴者の意表をついてくるのかなと思ってました。
そしたらなんと1期+新作エピソードを完全な時系列で放送してきたよ。
予告が無いのは次に何をやるかは見ないとわからないよって意味か!
確かにこれならクライマックスが消失だろうからインパクトがあるね。
(「笹の葉ラプソディ」は消失のプロローグ的な内容)

消失はせいぜい4〜5話分なので新作が14話として残り8〜9話でしょうか。
いったいどのエピソードをやるんでしょう?
作品の主題的にエンドレスエイト(終わらない8月)は必ずやりそうだが。

アキカン! 1〜6話

1月からBS11(のみ)で放送してた全12話の新番組。
4月からキッズでも放送しています(それを録画しました)。
原作はライトノベル(スーパーダッシュ文庫)で読んだことはありません。
※レンタルDVDはセルDVDと同時にリリース(2巻までリリース済)
大地カケルというごく普通……と言うには言葉使いがお下劣な少年がいた。
彼は色んなデザインのアキカンを収集するささやかな趣味を持っていた。
今日もコレクションに加えるべき新しいジュースを買ってきたのだった。
いつものようにプルタブを引いて缶に口をつけて飲み始めたのだった。
その瞬間、カケルの目前にはメロン色の服を着た美少女が出現する。
それどころかカケルとその女の子は唇を重ねてる状態だったのである。
カケルはいきなり美少女が出現するような事態にこれは夢だと思った。
その女の子も自分はメロンソーダの缶だなどと信じがたい話を口走るし。
しかしこれは夢ではなく、その女の子の言う話も真実だったのであった。
こうしてカケルとメロンと名付けられた女の子の奇妙な生活は始まった。

なんとも残念な作品……と言っても内容が残念という意味ではなくて。
むしろ予想外に面白かったりするので余計に残念なのです。見た目が(爆)。
明らかに絵が歪んでると言うわけでないけど何ともパッとしないのです。
作画レベルが低空飛行なだけでなく演出もかなりヘボいのです……
作画も演出も微妙なのでラブコメのキモの表情も満足についてないし。
作品の印象は内容よりむしろ見た目に大きく左右されてしまうわけで、
作画も演出も微妙なこの作品はかなりマイナスな印象がつくわけです。
にも関わらず結構面白いんだから、これで見た目がマシだったらなと。

1話でカケル(男)が脱ぎまくってたのでいぬかみ!を思い出しました。
カケルのCVも福山潤さんで同じ声だし。変なポーズまで取ってるし(笑)。
見た目はいぬかみ!とは比較にならないぐらいに低レベルでしたが。
見た目がいぬかみ!レベルならこっちの方が面白いようなとも思ったよ。
いぬかみ!は変態ネタに突き抜けてた回以外はそこそこだったからね。
こっちの方がコメディとしてもテンポがいいし面白さが安定してるし。
これで見た目が良ければいぬかみ!どころかもっと上が狙えたかも。

実は見る前はあまり期待してませんでした。
だってオープニングが曲も映像もかなり微妙だったから。
まさにOPこそ作画も演出も微妙というのを端的に証明してますね。
ジュースの缶が女の子になるという設定もあまり惹かれなかったし。
だから最初のうちはまたしょーも無い作品を作ってとか思ってたよ。
見た目がイマイチ過ぎて第一印象が悪すぎたのもあるのですが。
でも見続けて絵の微妙さに慣れてきたら話の面白さが見えてきた。
続き物でだんだんエンジンが掛かって面白くなってきたのもあるかも。
ジュースの缶が女の子になる仕掛けが物語の中に上手く馴染んでるし。
カケルがべらべら喋り捲って畳み掛けてくるのもなかなかに楽しいし。
バカなことをやってるようで結構シリアスで感動的だったりもするし。
5〜6話なんか前半のクライマックスで結構ドラマチックになるのです。
その感動的なシーンがまた微妙な絵と演出で余計に泣けてくる……
話は面白いのに絵が酷すぎたGiftを思い出してしまったよ。
(DVDはかなり修正されてたけどそれでもまだ酷い)
絵は酷すぎたGiftよりはマシだけど演出はこっちの方がダメかもね。

にしてもホントに見た目はもう少しどうにかならなかったのかね。
そして主題歌ももう少しどうにかならなかったのかね。特にOP曲は。
サビ以外あまりピンと来ないメロディを眠い声で歌ってるし……
せめて同じ曲でも抜けるような声で元気に歌えなかったのかな。
映像も微妙なら歌まで微妙でこれで面白そうに見えたら逆に凄いよ。

ED曲の方は歌唱力の方は問題ないけど毎回アレンジ違いの仕掛けが……
変えるなら完全に別ジャンルにするぐらい変えないと面白くないです。
違うけど中途半端に違うだけで曲数をただ水増ししたような感じだし。
とっておきの曲を1曲だけ用意してそれを毎回流すべきだったような。
私的には3話目のニューウェーブ風のが良かったんじゃないかなと。
メロディやビートに歌詞が一番上手く乗ってたから。

真マジンガー 衝撃!Z編 1〜4話

4月からテレビ東京系(6局)で土曜日の深夜に放送してる新番組。
5月からAT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
※セル・レンタルDVDのリリースは8/25から

その昔。大昔。今から35年ほど前。マジンガーZというアニメが有りました。
その当時もの凄い人気を博して、多くのフォロワーを生んだ伝説の作品の。
アニメのエポックメイキングの一つにして、巨大ロボットアニメの元祖の。
と言っても今見たら歴史の一頁に触れるという以上の感慨はないでしょうが。
この当時に比べたら表現も描写も全てがあまりにも進化してしまったから。
だからこそ今の新作アニメと比べて遜色ないようにリメイクしたのです。
なら良かったのにね!

同時マジンガーZのアニメとほぼ同時期にマンガ版が連載されてまして。
一応そちらがアニメの原作ということになってるらしいです。
恐らく永井豪さんの原案からアニメとマンガを展開したのでしょう。
昔は原作そのままの内容をアニメ化するのって滅多になかったからね。
(原作をべたっとアニメ化するようになったのはここ10年ぐらい)
そしてこのアニメはそのマンガ版のほうをアニメ化したもののようです。
つまりマジンガーZに似てるけど微妙に違う作品というわけです。
現代的に作り直したりせずに35年前の見た目と感性で作られてます……

そんなコレを見た感想を一文に集約すると、、、
たった4話分を見るのがこんなに苦痛とは知らなかった。かな(爆)。
面白いとかつまらないとか以前にこの作品の感性が相容れないよ。
それにプラスしてこの作品のノリが根本的に合わないんだろうね。
しかし、熱血モノもバスカッシュみたいなのなら普通に楽しめるし、
レトロチックな表現もビッグオーみたいなやり方なら凄く面白い。
元作品と同じくらい古い作品だってテンポが遅い以外は見れるわけで。
今のテンポで昔の感性をわざとらしく再現したのがダメなのかね!?
そもそも昔のアニメってわざと嘘臭く作ってるわけではないんだが。
当時はリアルに作ったけど今見るとツッコミどころが満点なだけで。
なんでこんなに後ろ向きな作り方をするかなと思ったり。

ちなみに、この作品は放送枠が通常より短い25分しか有りませんでした。
でもDVDなどでは通常の30分番組と同程度の長さになってるそうです。

夏のあらし! 1〜6話

4月からテレビ東京系(6局)で日曜日の深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はスクエニ系(ガンガンJOKER)のマンガで1巻だけ読んだことあります。
※セルDVDのリリースは6/24から(レンタルは7/31から)
夏休みのあいだ祖父の家に泊まるためこの街へとやってきた少年がいた。
初めての場所で道に迷った少年は夏の暑さに耐えかねある店の扉をあけた。
「方舟」というその喫茶店はレトロな内装で上質な雰囲気を漂わせていた。
少年は値段の高そうな雰囲気に臆して何も注文せずに立ち去ろうとした。
しかし声をかけてきた古風で和装の少女の姿を見て思い止まるのだった。
少年は少女の姿に見惚れたのだ。グッと来たのだ。恋の予感だと思った。
少女が少年の手を握って走り出した時は、これから恋が始まると思った
しかし少年の前には思い描いていたのとは少し?違う現実が待っていた。
少女は自分は60年前の人で、今は幽霊で、少年に取り憑いたのだと言った。
少年は少女の話がわからなかった。目の当りにしても信じられなかった。
そうして少年の不思議な夏は始まった。
※2話からの本編の導入あらすじ

あれ?イントロってこんな内容だっけ?というのが最初の感想かな。
確か最初は一(はじめ)とあらしが出会うエピソードだったようなと。
アニメを見た後に原作を確認してみたらまさにその通りだったよ。
つまり原作コミックだとアニメの2話の内容から始まるのです。
ちなみに1話の内容は時間軸がずっと後で本筋にも絡んでないような。
こんな前後に絡まない番外編な内容は原作の構成では考えにくいので
もしかしたらアニメオリジナルなのかも(原作の1巻にはこの話はない)。
少女が時を超える設定は「時かけ」のオマージュみたいなもんだから
あえて「時かけ」(アニメ版)のパロディなエピソードを入れたのかも。
※パロディというほど内容は似てません
ついでに主要キャラと基本的な設定を紹介したということなのかなと。

とりあえず単体として1話を見ればこれはこれで面白いとは思います。
でもボーイミーツガールで(たぶん)ひと夏のファタジーなこの作品で、
最初にわりとコメディタッチの番外編をやる必要はあったのかなと。
ここはセオリー通り出会いの話から始めれば良かったんじゃないかな。
その方がコメディが同程度でも不思議な印象が強くなったはずだから。
つまり1話だけ見てもこの作品の本質はまるでわからないのです。
1話だけ見て作品を判断するとこの作品の本来の実力を見誤ります。
(そもそも1話だけでちゃんと判断できる作品なんて滅多にないけど)
もしも1回分だけしか見ないなら1話ではなく2話を見るべきです。

作品の本来の実力という意味では2話だけ見てもまだまだって感じ。
今回はいつもの読みきりではなくストーリーだからというのもある。
それも有るけど回を経る毎に表現スタイルが内容に馴染んでくるので。
ぶっちゃけ最初の方はそこそこ面白いけどまぁまぁって感じなのです。
もちろん映像表現はいつもの如く1話から手加減無しの全力投球ですが。
表現ではなく中身の印象が回が進むごとに尻上がりに良くなってくので。
5話のコメディも6話のシリアスも2話と比べて格段に印象が強いのです。
改めてもう一回1話から見返したけどその印象は変わらなかったのです。
決して見続けたことで作品の魅力が見えてきたわけではないはずです。
見続けたり再見することで初めて見えてくる魅力もありはしますが。
つまりこの作品の本当の実力はちょっと見ただけではわからないよと。
特に6話のラブストーリー描写では新房組の底力を見せつけてるから。

新房アニメというと他とは一線を画す表現手法が印象的です。
どれも一見して新房アニメとわかるほどに見た目に特徴があるのに
それぞれの作品はちゃんと表現スタイルが違うという芸の細かさです。
そんな新房アニメとしてこの作品のスタイルはどんな感じかというと。
古風な喫茶店の内装に合わせてレトロな雰囲気を漂わせてる感じかな。
なんちゃってレトロな絶望先生よりももっとストレートに懐かしい感じ。
作中の時間は昭和20年から60年経ってると言ってるからほぼ現代です。
でも茶色い木と赤や青の空気の色が目立って自然と生活が近い感じで。
60年前の光景が現代の中に溶けこんで時間がまるで繋がってるみたい。
原作でも多少は(あえて)洗練されてない雰囲気を描いてはいたけど、
アニメでは作品の内容を考えて徹底的にその方向で突き詰めたようで。

表現技法が(大沼心さんの)efとわりと似てるかなとも思ったよ。
それは大沼心さんの演出スタイルが色濃く出てるってことですな。
※今回は監督が新房さんで大沼心さんはシリーズディレクター
6話のシリアスな感情描写が絶妙なあたりがまさにefに通ずるわけで。
潤が恐怖に飲まれていくところの描写もef2期の表現を彷彿としたよ。
今作は物語があって感情描写が大事なので意図してそうしたのかなと。
画面の後処理を執拗なほどにやってるのも大沼心さんっぽいとこすね。

もうひとつ表現技法でとても印象に残ったのが背景の多層スライド。
まるでセル画時代に背景を何枚も重ねて表現したのを彷彿とします。
最近はダイナミックな構図を見せる場合に3Dを使うことが増えたので
こんな感じに平面的な絵を多重にスライドするのは珍しいようなと。
それも一般的で控えめな使い方ではなく極端に動かしてたりするし。
あえて3Dでは出せない平面的だけど奥行きを感じる画面を作った感じ。
デジタル制作ならレイヤーで簡単に実現できるのを利用したんだね。
今は昔よりも実現の手間が格段に楽なので動きも好きに試せるわけで。
結果として先祖帰りな表現ではなく古くて斬新な印象になってるのです。

話は変わってキャラの話。潤のこと。
最初(2話)に出てきたときは完璧に男の子に見えたのです。
公式サイトのキャラ紹介も(知らなきゃ)男の子にしか見えないしね。
でも時々あれ?女の子?と思えるシーンが挿入されてたりして。
(それか体は男で心は女の性同一性障害なのかなと)
時々変に引っ掛かる反応をするのも女の子だと思うと納得というか。

5話に至ってはそれっぽいヒントを次から次へと提示したりして。
ただ決定的な部分は見せてくれなかったので確信は出来なかったよ。
男なら胸を隠す必要はないけど、このスタッフならやるかもだし(笑)。
まぁ「女は計算高い」と言ってるあたりで十中八九女と思ったけどね。
こんなこと言うのは女か女に痛い目に会わされた人ぐらいだから。
潤は女なんだけど女が嫌いで、自分が女であることも嫌なのかなと。
出てきた情報の断片を繋ぎ合わせると女優かなんかをやってたとか!?
(OPに潤と一緒に出てる長髪の美少女がたぶん潤の女の姿でしょう)
そこから逃げたくなる何かが有ったのかな?男装してる理由もそのへん?

しかし着替え中の裸をバッチリ目撃して女と分からないのは凄いかも。
確かにパンツを穿いてて上がまっ平らなら分からないのかもしれない。
腰まわりのくびれが男女で違うけど幼児体型だと目立たないかもだし。
そもそも一は女の体を見慣れてないだろうからわからない可能性が。
見て分からなかったのは仕方ないし、知らなかったんだから仕方ない。
とは言え5話の一の潤に対する所業の数々は可哀想ですらありました。
メイド姿に「それで胸があったら本当に女だな」はさすがにヒドいよ。
だって胸が無いから女じゃないと言ってるようなもんだから……
ちなみにそのセリフの次の瞬間に潤のパンチが一に炸裂しました。

原作を確認してみたら1巻では潤が女だと思える瞬間は全く無かったり。
1巻分に対応するアニメ2〜4話には何度か女だと思える瞬間があるのに。
該当箇所を見比べた限りは意図的にそう見えるように改変してあるね。
つまり知った後に改めて見返せば確かにと思えるようにしてあるのです。
そして原作はアニメと比較するとそのへんの配慮が多少弱いのでした。
雰囲気も徹底的に描写してるアニメと比べるとわりとあっさりだしね。
題材が興味深かったのに続きを読まなかった理由はたぶんそのへんすね。

シャングリ・ラ 1〜6話

4月から一部の民放(9局)で深夜に放送してる新番組。
原作は小説(角川文庫)で読んだことはありません。
※セルDVDのリリースは7/24から(レンタルは7/31から)
地球温暖化のため海面は上昇し多くの都市が水没の危機に瀕していた。
世界は未来のため二酸化炭素の排出を制限するため新たな機構を作った。
それは二酸化炭素を垂れ流す国家に市場でペナルティを与えるシステム。
こうして世界はできるだけ二酸化炭素を排出しない社会へと舵を取る。
日本も例外ではなく先の大震災を好機にと東京の緑化を進めていった。
巨大な構造物アトラスに全ての人を収容し他はジャングル化する計画だ。
しかし計画開始から50年を経てもなお全ての人を収容することはなく、
下層の市民は人の入れぬ森に囲まれた厳しい環境で今日も暮らしていた。
市民を締め出しながら強引に緑化を進める政府に反発する人たちがいた。
そんな反政府活動を行うメタルエイジの総帥北条凪子の孫である國子は、
メタルエイジに参加してるつもりはなく、次期総統になる気もなかった。
戦いたかったわけではなく好きな人たちがいる場所を守りたかったのだ。
しかし彼女が火の粉を振り払ったことは大きな運命の奔流となっていく。
たぶん。

視覚にインパクトのある作品というのが第一印象かな。
何と言っても森に沈んだ都市という光景がものすごく印象的なので。
それも全く知らない都市ではなく知ってる(住んでる)場所なわけで。
知ってる光景の想像もつかない姿というのはインパクトがあるのです。
都庁舎のような有名なランドマークも緑に覆われた廃墟になってるし。
池袋なんて防護服を着ないと行けないような呪海(樹海)の奥深くだよ。
(ってことは池袋から一駅のうちも似たような状況か)
地球環境の悪化によって爆弾雨と呼ばれるこぶし大の雹が降ったり。
水位の上昇で水が奥まで入り込んでてボートを移動手段に使うとかね。
かと思えば秋葉原は政府による強引な森林化にも屈せず存在してたり。
この秋葉原とはゲーム&アニメキャラが氾濫する萌えの聖地ではなく、
熱気にあふれるカオスで治外法権で何でも手に入るヤミ市みたいな街。
昔の秋葉原のイメージとサイバーパンクを足して萌えも混ぜた感じ。
ええ、もちろん今の秋葉原のイメージも入ってます。かなり濃ゆく(爆)。

視覚のインパクトでわかるように舞台設定には凄く力が入ってます。
そして舞台設定だけではなくキャラメイクにも凄く力が入ってるのです。
物語を動かしてるキャラがそれぞれに特徴的でとても存在感があります。
美人で凛々しいニューハーフだったり。ゴツいけど乙女なニュー(以下略)
そろそろオヤジギャグが口をつく歳になった熊っぽいオッサンだとか。
三つ編みの似合う(きっと昔は美人だった)ハイテクお婆ちゃんだとか。
震災前の秋葉原の濃い〜オタクがそのまま歳取ったような三人の爺だとか。
人の心を読むことができて嘘をついた人を肉団子にしてしまう幼女だとか。
人前には姿を見せず部屋に篭り市場を思い通りに操作する天才少女だとか。
ある女性に仕えることが喜びで失敗して罰を受けるのも喜びの少年だとか。
これほど多彩でインパクトのあるキャラが並んでる作品はそうそうないよ。
ニューハーフに爺、婆、オヤジ、引き篭もり、変態、危ない人だし……
問題が有るとするなら今のニーズに沿ってるのか?ってとこでしょう(爆)。
良くあるカワイイ女キャラを並べました的な作品よりも私は好きですが。
(村田蓮爾さんの絵柄も好きなので)
あ、一応主役の國子はカワイイ(というよりは凛々しい)女の子です。

この作品は舞台設定やキャラメイクに凄く力が入った骨太の作品です。
地球温暖化や資本理論という時事を取り入れてるのも骨太な感じです。
特に資本理論が崩壊しつつある今の時期にこのネタをやったのは凄いね。
恐らく2年前でも2年後でも同じ題材で今ほどインパクトは無かったから。
ただ、題材は刺激的だとは思うけど、多くの視聴者には難しいような。
表現の手法によって難しく見えるのではなく純粋に内容が難しいのです。
文字で書かれてても難しいのにセリフだけですんなり理解できるかなと。
もうちょっと内容を単純化するか表現を工夫した方が良かったかも。
大して頭を使わなくても理解できる作品だらけなこのご時世なんだし。
なので何を言ってるよくわからない場合は何度か見返すといいかもね。
(必ず理解できるとは保証できませんが)

題材や設定をしっかり作りこんであってなかなかに興味深い作品です。
適度に謎が散りばめてあってそこそこ先が気になる作りになってます。
ただ、ぐいぐい引っ張るストーリー構成かと言われると微妙かなと。
池袋呪海に調査に出かけるのも、アトラスに進入しようとするのも、
取引のため超秋葉原に行くのも、全て興味深い内容ではあるのです。
初めて見たそれぞれの舞台となる場所に視覚的なインパクトは有るし。
秋葉原の三爺のようにツッコミどころ満載なシチュエーションもある。
それぞれのエピソード自体は面白いのです。でも小粒な感じなのです。
緩やかに全体としての流れはあるけど物語が動いてる感が薄いのです。
視聴者の視界である國子自身がまだ何がしたいかはっきりしないから。
しばらくはいろいろ見聞を深めてこの世界を見極めていくのかなと。
物語が転がり出すまでは、ぐいぐい引っ張るようにはならなそうです。

オープニング主題歌「キミシニタモウコトナカレ」について。
妙に耳に残る旋律を伸びやかな声でソウルフルに歌い上げる歌すね。
凛々しいとかカッコいいという國子の印象を具現したような歌です。
May'n(マクロスFのシェリルの歌の人)の素晴らしい歌唱力もあって
今期のアニソンの中で間違いなくベスト3に入る名曲だと思います。
でもあんまし売れないんだろうな……作品が人気ないし。

※2クールやるみたい

戦国BASARA 1〜6話

4月からTBS系(7局)で金曜日の深夜に放送してる新番組。
5月からアニマックスでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作はPS2/Wii/PSPなどのアクションゲームでやったことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは7/1から
時代は戦国。中央政体の弱体化により統制は崩れ天下は乱れていた。
天下を掌握しようという野心を持つ実力者が各地で名乗りを上げていた。
そんな中で最も天下に近いと目されたのが甲斐の虎・武田信玄と、
武田信玄との合戦で一歩も譲らなかった越後の軍神・上杉謙信である。
そこにはるか遠くの奥州の地から一人の男が天下取りに名乗りを上げる。
右目に眼帯をする姿から独眼竜と呼ばれた伊達政宗その人であった。
※現実では政宗は戦国時代に遅れて天下取りに参加できなった人

日本の400年程前の群雄割拠な戦国時代に極めて似てる世界が舞台で、
そこに著名な戦国武将と同じ名のキャラが大挙して出てくる作品です。
一見は時代劇だけど装飾部分がいわゆる時代劇とはかけ離れています。
無骨ではなく華美な鎧に身を包んだキャラが仰々しく語り振る舞って。
戦場で一対一で刃を重ね派手な技を繰り出す。歌舞いた時代劇みたいな。
決してギャグをやってるわけではないのに、笑いが止まらないのです

いろんな意味で突き抜けてるので。伊達軍団はまるで暴走族のノリだし。
政宗の馬にはハンドルとマフラーがついてるし……(馬型のバイク説が)
戦国最強の武人の本多忠勝なんて鋼鉄製だしバーナー吹くし空を飛ぶし
信玄はたびたび真田幸村をバカもの〜とぶっ飛ばし壁にめり込んでるし。
幸村はめり込んでもピンピンしてるし、殴り返して拳で語り合ってるし。
かすがは謙信に誉められるたびにアア〜と喘いでるし花ビラ飛んでるし。
ここまで突き抜けられると、もういっそアッパレという気すらするよ。
ここまでぶっ飛んでるのに、いやぶっ飛んでるからこそ?面白いのです。

駄洒落という概念があるのです。
言葉自体は説明するまでもなく大半の人は知ってると思いますが。
この場合の駄洒落は寒いシャレ(つまりギャグ)という意味ではなく、
洗練された洒落(オシャレ)のアンチテーゼ的な意味で使っています。
現実でそういう意味でこの言葉を使うことはまずないでしょうが。
でも考え方としてのこの概念は多くの人が意識せずに使ってるはず。
例えば服をきっちり着るのが洗練された洒落なわけです。本来は。
そしてそれを崩してラフに着るのが本来なら駄洒落だったのです。
とは言え価値観は変化するので今となっては普通なスタイルですが。
なので更にスタイルを壊してずり下げたり逆に着たりするわけで。
この壊す行為もどこまで許容できるかのバランス感覚が必要で、
行き過ぎると駄洒落ではなくダサいとか変になってしまうのでした。
ちなみに洗練のアンチテーゼとしての駄洒落の究極の形が歌舞伎。
※この考え方はオリジナルではなく元があります(ソースは忘れた)

なぜに駄洒落の話をしたかというとこの作品がまさにそれだからです。
歌舞いた時代劇というのは雰囲気もだけど意味的にもそうってことです。
駄洒落でありながらエンターテイメント作品として成り立たせたのです。
一見デタラメに見えるのに面白く感じるのはバランス感覚によるのです。
史実に全く沿ってないようで意外と現実と符合する部分が多いのもそう。
歴史を知ってても面白いのです。符合するところも全然違うところも。
史実のキャラがなんか凄いことになってるのもコレはコレで楽しいし。
この作品(ゲームも含めて)で歴史に興味を持つのもいいんじゃないかな。
にしても信長はまたしても悪役ですか(笑)。しかも化け物じみてるよ。

これ見て「ガラスの艦隊」や「GUN道」ってこの路線がやりかったのかな
とか思った。よーするに駄洒落なエンターティメント作品をってコト。
でも現実はバランス感覚が足りなくて寒い作品になってしまったと……
まぁ、現状でもクソゲー愛好家的な数寄人によって楽しまれてますが。
でも多くの人にとっては感性についてけない何じゃコレな作品なわけで。
駄洒落なエンターティメント作品はさじ加減が難しいのだなと思ったよ。

ティアーズ・トゥ・ティアラ 1〜5話

4月から一部の民放(4局)で深夜に放送してる新番組。
5月からキッズでも放送するので地上波で見れない人はそちらで。
原作はPS3のシュミレーションRPGでやったことはありません。
※セル・レンタルDVDのリリースは6/17から
はるか古の時代。剣と魔法のファンタジーというよりは神話に近い世界。
大陸で興った神聖帝国はその勢力を広げて辺境をも飲み込んでいった。
かつて絶大な勢力を誇った古代王国の有った地にも帝国が手が迫ってた。
と言っても既に古代王国はなく血を引く小さな蛮族が残るのみだったが。
帝国の司教はこの地への侵攻に際し古代王国の血を引く娘に注目した。
自らが権力を掴むため彼女を生贄にして魔王の復活を企んだのだった。
ゲール族の族長の娘にして巫女であるリアンノンはこの事態を予言し、
事前に村人を逃がし誰もいない村でたった一人で司教へと対峙する。

彼女は自らの命を捨ててでも魔王復活の企みを阻止するつもりだった。
しかし彼女の身を案じて戻った村の子供たちが人質に取られてしまう。
万策尽きたリアンノンは司教に身をゆだね儀式の場へ連れられて行った。
(真名を知られて司教に精神を縛られてた状態で)
魔王復活の儀式の場で彼女は今にも生贄として捧げられようとしていた。
彼女を助けにかけつけたアルサルの前で魔王はついに顕現してしまった
人の姿をとった魔王アロウンは捧げられたリアンノンへ近づいていった。
次の瞬間アロウンの刃はリアンノンではなく笑みを浮かべる司教を貫く。
「悲劇にはもう飽きたのだよ」という言葉を発して。
こうして妖精王の末裔たちと魔王アロウンの新たな物語が始まった。

一言で表現するなら純朴とか地味とかそんな感じでしょうか。
何しろ木とか地面とか火とか画面全体的に赤茶色っぽい色彩なので。
一応は剣と魔法のファンタジーだけど、よくあるゲーム的なのではなく、
現実のはるか昔の時代っぽい良く言えば地に足のついた世界観だから。
地に足がついてるので安っぽくはないし作りも決して悪くはないです。
でもやっぱり地味というか華が無いなと。可愛いヒロインはいるのに。
まぁ、世界観とか題材が好きな人はこれでもいいのかなとは思ったけど。
「うたわれるもの」と雰囲気とか世界観とかはそっくりなわけだし。
(原作は同じ会社だからもしかして作った人が同じとか?)
うたわれは人気あったからこの手の作品にもニーズは有るのでしょう。
この作品は今のところさほど人気があるとは言いがたいですが……
印象がそっくりな二つの作品の人気の差が私にはよくわかりません。

地味であまりぱっとしない作品だけど印象に残る部分も有りました。
それは森の中の魔法の結界に閉ざされた城とか家つき妖精とかのとこ。
隠れ家みたいな感じのメルヘンチックな設定って結構ツボなので。
アルサルとリアンノンの祖先とアロウンが盟友だって設定も面白いね。
(アロウンに久しぶりとか言ってるオガム爺はいったい何歳なんだ)
悠久の時を越えて繋がる絆とか人と魔王が信頼で結ばれるとかもイイ。
なんか一昔前の少女マンガ誌に載ってたファンタジーなノリというか。
どーせならそのノリでもっと全体に華やかだったら印象的だったかも。
設定が見えてくるとそこそこ面白くなるので何か惜しいなと思ったよ。

※2クールやるみたい

タユタマ -Kiss on my Deity- 1〜4話

4月から一部の民放(6局)で深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は18禁の美少女恋愛アドベンチャーで体験版をやってみました。
※セル・レンタルDVDのリリースは6/25から
八衢神社の跡取の泉戸裕里は父の手伝いで御祓いの真似事をしていた。
でも八衢神社を継ごうという気はなく、父もそれを強制はしなかった。
裕里はバイク等のメカいじりが好きでその道へと進みたいと思っていた。
(このへんはもしかしたらアニメではさっくり省略されてたかも)
そんなある日、いつものように頼まれた御祓いの現場へ訪れた裕里は、
工事現場から出土した古ぼけた木でできた大きな遺跡を目にする。
それは半人前の裕里にすらわかるほどに強い力を感じるモノだった。

家に戻り装備を整えた裕里は改めてその遺跡と対峙し祝詞をあげる。
裕里の祝詞は遺跡に祀られていた綺久羅美守毘売の姿を顕現させた。
※綺久羅美守毘売は「きくらみかみのひめ」と発音する
そして綺久羅美は言うのだった、この繭を決して壊してはならぬと。
壊れれば何万もの太転依が解き放たれ大きな混乱と厄が起こると。
※太転依は「たゆたい」と発音する
しかし裕里たちは壊していけない遺跡を不慮の事故で破壊してしまう
封印が破壊されたことで綺久羅美の力は失われ姿が消えつつあった。
綺久羅美は最後の力で新たな器を生み出し裕里へと託したのだった。
自らの記憶と力の一部を継ぐ綺久羅美であり綺久羅美でない存在を。
そうして白髪で狐耳と尻尾の生えた小さい少女が遺跡の前に現われた。

キャラの定まらない作品というのが一番の印象だろうか。
ギャグっぽくなったり、シリアスになったり、ポップになったりと、
シチュエーションが変わる度にキャラ描写の方向がころころ変わるので。
普通は多彩な表情を見せればとキャラの奥行きが感じられるものだけど、
キャラ描写に筋が通ってないので多彩じゃなくて別のキャラに思えます。
それと遊びのパートと真面目なパートの雰囲気の差が極端すぎです。
遊びの要素が強すぎるので軽いというか深みもあまり感じられません。
あまり描きこんでない空間描写と相まってみょーにチープな印象です。
ギャグっぽい表現が使いたいのならもっと徹底的にやれば良かったかも。
よーするに全編4話みたいなはっちゃけた表現で作ればいいのでは?と。
どーせこのスタッフはいつもあんまりろくなキャラ描写をしないんだし。
※監督・構成はSchool Daysのコンビ
ちなみに4話のコンテ・演出はナベシンでした。それ知って凄く納得(笑)。

ストーリーが微妙に間抜けてるのもチープという印象の一端でした。
そもそもバイクを遺跡にぶつけて封印を破壊する展開ってどうよと。
原作のストーリーを詰めた結果としてみょーに間抜けになったのか?
ゲームの公式サイトの物語の導入の説明がアニメと少し違ってるし。
とかそのへんが少し気になって体験版で原作の最初を確認してみたり。
そしたら間抜けなのもギャグっぽいのもチープなのもまんまでした……
序盤のストーリーも少しずつ削られてはいるけど大差はなかったし。
これは原作のテイストを見事に再現してると感心するべきなのか?
原作がこんなもんだからアニメもこんなもんだと理解すべきなのか?

てゆーか、体験版だからすぐ終わると思いきや3時間もかかったよ。
※連打してフルボイスのセリフを途中で切り上げてその時間
内容的には3話の終わりあたりまで入ってたのでアニメだと70分程度。
倍以上の時間が必要なほどアニメよりも内容は多いわけではなくて、
セリフやシーンに無駄が多くて内容は大差ないなという感じでした。
つまりアニメは原作よりは内容が凝縮されてるのです。これでも。
ちなみに主要キャストは原作とアニメで全く同じすね。名義違うけど。

クイーンズブレイド 流浪の戦士 1〜4話

4月から一部の民放(3局)で深夜に放送してる新番組。
AT-Xでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は対戦型ビジュアルブックでそれが何かすらわかりません(汗)。
※セル・レンタルDVDのリリースは6/25から
どんな作品かは書く気がしないので公式サイトを参照!

とりあえず「とても白かった」ということで。地上波は。
てゆーかあまりに白すぎて何がなにやらわからないカットもあるよ。
きっと裸乱舞しまくりなんだろうなというのは想像に難くありません。
こんなことならAT-Xで録画しておけばよかったかも。
(2000円近く払ってるのにろくなものを録画してないし……)
そこまでして熱心に見たい題材ってわけでもないから別にいいけど。

それはともかくこの作品どこが面白いのかさっぱり
ウリはたぶんエロいコスチュームとエロいバトルなんだろうけど、
この手のコスチュームって全然そそられないので……
(ビキニ鎧なんてうる星世代にとっては普段着みたいなもんだ)
それにむやみやたらにあっさりはだけてもあまり有り難味がないし。
やっぱりエロスはシチュエーションとフェティシズムが大事だよ!(爆)
そーいう意味では蛇が体をはってた所はちょっと面白かったかな。
でもあんなヌルいのじゃなくてもっと凄いの……は放送できないし。
これを制作してるアームズって以前はエロアニメで有名だったのです。
その頃の作品を知ってるからこんなヌルいの見せられてもなって感じ。
せめてストーリーがこんなウンコじゃなければまだ楽しめたんだけど。

けいおん! 1〜5話

4月からTBS系(8局)で木曜日の深夜に放送してる新番組。
BS-TBSでも放送してるので地上波で見れない人はそちらで。
原作は萌え4コマ誌(マンガタイムきらら)のマンガで雑誌で読んでます。
※セル・レンタルDVDのリリースは7/29から
田井中律(りつ)は幼馴染の秋山澪(みお)を引き連れ軽音部の扉を叩いた。
しかし軽音部は部員全員が卒業してしまって活動停止状態にあった。
今月中に部員を4人集めないと軽音部は廃部になってしまうらしかった。
何とか琴吹紬(つむぎ)を仲間に加えたもののあと一人が足りなかった。
そんな時、軽音部を簡単な音楽と勘違いした平沢唯(ゆい)がやってくる。

あれっ?これってユイが主人公だっけ?というのが最初の感想かな。
確かに原作の1巻の表紙はユイだし、すっ呆けた行動が目立ちはするけど。
それでもアニメほどハッキリと主人公っぽく描かれてはいないから。
原作ではどっちかと言うとミオの方が変な目立ち方をしてるぐらいだし。
ムギが多少引いた感じではあるけど4人の扱いはそんな変わらないのです。
なのでアニメでここまでユイを中心に描いたことにはちょっと驚いたかな。
まぁでも、完璧な初心者であるユイの目線を中心に物語を構成することで、
バンドをやったことがない大多数の視聴者が入りやすくなったのかもと。
「けいおん!」を見てバンドを始めたとかいう人も結構いるそうだし。

物語の構成もユイ(初心者)の視点というのを重視しているようです。
回を経るごとにユイがステップを積み重ねていく感じになってるのです。
原作もアニメとそう内容は違わないけどハッキリした区切り感はないので。
どちらかと言うとゆるゆるぐだぐだな感じの作品だったりするので(爆)。
もちろんゆる〜〜い雰囲気はアニメでも十二分に表現はされてますが。
シリーズ構成の妙なのか、いい感じにメリハリがついたもんだと思って。
京アニアニメは絵はいいけど構成と脚本が……なことがわりと多いけど、
今作では見た目だけでなく構成や脚本もいい感じに仕上がってるなと。
吉田玲子さんって女キャラメインの時はホントいい仕事をするね。
(少年マンガ原作の時は微妙だったりすることもある)

原作の1巻が手元にあったのでアニメとじっくり比較してみました。
アニメを見た後に原作をざっと確認したときにも気付いてはいたけど、
原作に比べてものすごく内容が増えてます。主にディティール描写が
もちろんエピソード内容を膨らませてる部分も有るには有るんだけど。
基本的には原作の内容のそのまま細部を怒涛のように足してあります。
(アニメ1話あたり原作は9〜16頁しか使ってない)
4コマ漫画はキャラとセリフとオチ以外の要素はほとんどないわけで。
4コマ体裁にする際に削ぎ落とした部分を足したみたいになってるのです。
このアニメしか知らなければ4コマが原作だってわからないでしょ?

ディティール描写を原作より怒涛のように膨らませてるということは、
キャラの行動やセリフ回しをものすごく丁寧にやってるということで。
そしてそこに京アニお馴染みの気合の入った作画が加わるわけです。
キャラの動きを仕草や表情を十八番の描画力で表現してるのです。
さらに今作ではいつものリアル描写に加えてポップ表現も駆使してる。
それら全ての効果が相乗した結果はまさしくお見事と言う他ないかも。
見ててなんともカワイイです。原作と比べてもずっとカワイイです。
いつもは絵はキレイだけどあまりカワイイとは思わなかったのに。
キャラを生っぽく等身大に描くとここまで絶大な効果を発揮するのか。
そんなことをハルヒ以来(ホントに)久しぶりに実感しました。
ハルヒ以来久しぶりに積極的に続きを見てみようかなとも思った。

せっかくなので具体的な違いをちょっとだけ紹介。
1つ目は1話のユイが軽音部に入部を断りに来た時のシーン。
ムギにお茶の準備を頼むカットと演奏を聞いていってのカットの間。
原作だとその間の内容はたったの10コマしか無かったりして。
ユイが何とか入部をやめるのを切り出そうとアタフタする展開も、
ジミ・ヘンやらジェフ・ベックやらの固有名詞が出てくる展開も、
3人がユイを必死で引きとめようとする展開も原作には全くありません。
最後に泣き出しちゃうのも含めて表情が多彩なのも大きな違いすね。

原作を知ってたので演奏シーンの後のユイのセリフも知ってました。
そのセリフが記憶に有ったから、どんな演奏になるのかと思ったよ。
思ったよりちゃんと様になってる、とか聞きながら思いました。
一つ一つの音が容易に聞き分けられる程簡単な曲とも思ったけどね。
それがまさに素人耳で「あんまり上手くない」って印象なんだろうなと。
あんまり上手くなくて。でもとても楽しそうで。自分でも出来そうで。
自分もやってみたくなる。そんな雰囲気がよく感じられる演奏だったよ。

2話だとバイトしてるあたりがまるごと追加されてる部分です。
(もちろんそれ以外にも大量に追加されてますが)
原作だと最初にお店に行った時にそのままムギが値切ってしまうので。
バイトするというのはきらら(雑誌)に書いてあったので知ってたけど、
いったい何をやるのかなと。普通に店員さんでもやるのかなと思って。
実際に見たらこれ以上無いぐらい「けいおん!」らしいバイトでした。
考えてみたらミオは店員みたいのは無理だしね……

3話ではユイが追試の勉強を自分で頑張る部分がまるごと追加されてます。
原作だと赤点をとった日に勉強会をやろうという流れになってるので。
つまりユイが他の事に気が散ってしまって勉強に集中できない有様は、
赤点の言い訳のセリフとたった1コマの絵の中にしか存在しないのです。
あのユイのカワイイようなしょーもないような姿は存在してないのです。
ここなんかまさにキャラの表情や空気感をより掘り下げた感じっすね。

4話は原作がカバー裏ページを合わせてもたった9頁しかなかったり。
なのでむしろ原作由来の内容を書き出したほうが早いかもと思った。
真ん中へんの海で遊ぶとこなんか原作は8コマ(4コマ2本)しかないよ。
この回の追加部分で一番印象に残ったのはユイが寝坊したところ?(笑)
寝ぼけながら「オハヨウございます」をやったのが妙にツボったよ。
ちなみに原作だとムギの別荘ありますの次が別荘に到着したシーン。

5話だとさわちゃん先生が音楽室へ疾走するシーンが目立つ追加分かな。
原作だとユイのアルバムに似た人がの次にすぐ写真が出てくるので。
この後のちょっとアイタタな過去話もアニメで追加された部分です。
おしとやかで大人なさわ子先生の本性(の一端)が明かされた瞬間すね。
これからどんどん軽音部にお似合いの性格が顕になっていきます(爆)。
学園祭(6話)ではさわ子先生のおかげでえらい格好をするはめに……

原作とアニメは他にもいっぱいいっぱい違いが有ります。
違いが多すぎて全部紹介するとキリないのでこれ以上は書きませんが。
興味があったら自分で原作と見比べてみてください。

オープニングの話。
実は今作は本編を見る前に何となくよさそうな予感がしてました。
事前のオープニングチェックで凄くデキが良いのを知っていたから。
※いつもオープニング映像を参考にして視聴計画を組み立ててる
てゆーかOP映像としては京アニ作品の中で一番いいデキじゃないかな。
バンド演奏の再現力はさすが京アニの描画力という感じだったっすね。
そしてポップでキュートな曲調と歌い方が凄くイイ!めっちゃ好みです。
だから作品を気に入らなくても無問題!と買っちゃった。見る前に(笑)。
世間的にはエンディング曲のほうがちょっと人気が上みたいだけど。
ワタクシ的にはオープニング曲の方が断然好きっすね。

オープニング曲「Cagayake!GIRLS」のCDを聞いてて気付いたんだけど
フルサイズだと後半に全員分のメンバーコールが入ってたりします。
※ユイ→ムギ→ミオ→リツの順に
ライブではお馴染みだけどCDに入ってるのって初めて聞いたかも。
OP映像も含めてライブ感というのを前面に押し出してるみたいです。
ただノリが良かったりキャチャーだったりする主題歌ではなくて、
ちゃんと作品の内容を再現してて臨場感を演出してるのが良いね。

バスカッシュ! 1〜5話

4月からTBS系(10局)で金曜日の深夜に放送してる新番組。
※セル・レンタルDVDのリリースは8/19から
現実とは違うけど現実に似ている世界。現代とは違うけど似ている時代。
上空に空を覆うほど大きな月が浮かぶアースダッシュという惑星があった。
(実際は大きいのではなく距離がとても近い)
輝きで夜空を彩る月の都市ムーニーズは地上の人たちの憧れであった。
月とは富の象徴であり多くの人にとって手が届かない場所でもあった。
それはそれとして地上の人々は地に足のついた生活を日々送っていた。
ビッグフットでボールを操るバスケットBFBに多くの人が熱中していた。
※ビッグフットとは重機が発展した感じの人型ロボット

しかしローリングタウンに住むダンはBFBへの憎しみを募らせていた。
以前ビックフットによって妹ココの足の自由が奪われてしまったから。
ココは自分よりもバスケが上手くて才能があって将来が有望だったのに。
ダンはいつかBFBをぶっ潰してやるんだ!と心に強い闘志を秘めていた。
そんなある日、BFBの試合がローリングタウンで行われることになった。
見知らぬ少女に託されたチケットで観戦した生のBFBの試合は、、、
テレビで見たのとは全く違って動きの鈍い実につまらないモノだった。
(放送では演出でなんか凄そうに見せていただけ)
こんなのバスケじゃない!とダンはダンクマスクとして試合に乱入する。
ダンの駆るビッグフットは軽快にボールを操り他を圧倒していった。
ダンクマスクの見たことも無い華麗なプレイは多くの人々を魅了した。
新たな伝説が生まれた瞬間だった

なんとも個性的な作品というのが第一印象かな。
売れるものよりも自分たちが作りたいものを作った感じが凄くします。
と言っても敷居の高い見る人を突き放した作品ってわけではないけど。
それにこの作品の構造って少年マンガの王道スポーツモノと同じだし。
主人公の目線にシンクロするとカタルシスを感じるようになってるし。
むしろ他の作品よりも受け入れ易い作品のような気すらするのでした。
スマートなロボットでバスケをやってるという題材さえ除けば(爆)。
※この作品のビッグフットはパトレイバーのレイバーとほぼ同等
まぁ、生身でバスケをやっても今の深夜枠だとウケるか微妙ですが。
キャラが濃ゆいのも含めて日本よりアメリカでウケそうとか思ったよ。

この作品はロボットでバスケをやってる以外はむしろ王道な内容です。
主人公がちょっとおバカで直情的なのも含めて実に少年マンガ風です。
(バカでも変にプライド高くないし他人を見下さないので痛くはない)
身体能力でそこそこデキても技巧がある人間には簡単に勝てないとか、
身近なところからヒントを得て新たな技を編み出して状況を覆すとか、
秘めた超能力系ではない着実に技術を積み重ねるスタイルが良いのです。
そしてここぞと言う瞬間に鋭い動きの鮮やかなプレイで魅せるのです。
少年マンガのスポーツモノのエッセンスを忠実に再現してるのです。
少年マンガ的な内容を見事なほどに描きこんだ画面でやってるのです。
キャラが生き生きとしてて生活感が豊かで雰囲気が抜群な映像で。
少年マンガ原作のアニメに有りがちなチープさは全く無いのです。
確かに個性的で売れ線とは違うけど、こーゆーのもいいんじゃないかな。
てゆーかこれ結構好きかも。遺伝子を頂戴みたいな下品さも含めて(爆)。

ロボットでバスケをするというのも実はよく考えられてたりする。
人間がバスケをする場合は当然ながら人が描く必要があるわけで。
動きを正確により鮮やかに描こうと思うとかなりの枚数が必要です。
カッコイイ構図で見せたかったら上手い人を揃えないといけません。
テレビシリーズで毎回のように動かすのは不可能に近いわけです。
でもCGを使うならCGで見せる経験値さえあれば労力はなんとかなる。
手描きではとても出来ないこともCGなら表現できるかもしれない。
そしてロボットがバスケをすると言う視覚的なインパクトも狙える。
(インパクトが有ることとウケるかどうかはまた別の話)
そんなこと考えてCGのロボットにバスケをやらせたんじゃないかなと。
だって毎回これだけの動きを手描きでやるのは到底無理だと思うので。
それに生身のよりもバスケの動きを再現できてるとすら思えるから。

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